子供の玩具に、コインを入れハンドルを回してお目当ての景品の入ったカプセルを取り出す、通称「ガチャ、ガチャ」


こうじて、人生の当たり外れを


「親ガチャ」


「上司ガチャ」


などと、なんでも皮肉る言葉になって言われていますが


私も言いたい。


「雪ガチャ」


雪国は、同じ日本の雪の少ない地方に比べたら、いろいろな面で損をしていると私は思っているんです。


もし、今度生まれ変わることがあるのなら、


絶対雪の降らない所に生まれることをお願いしたい。



今の季節、週間天気予報はすべて雪マーク。


せめて、たまにでいいのです。


太陽が青い空に輝いてくれる日があればいいのですが、


真っ白な雪空か、曇天の鉛色した空の日が続くのです。


北国の人は、基本、真面目で、どこか暗くて、大酒飲みのイメージがあるような、


それは気候条件が大きく影響しているような気がします。


寒さに耐え、やがてやってくる春まで辛抱するしかない。


鬱々して、酒でも飲まなきゃやってられない、ってことですかねえ。




はっきり言って雪は、敵なのです。


雪が降れば


戦いが始まります。


スノーダンブや、スコップ振り回している人のあの顔、真剣勝負。


笑っている人いませんから。


当節、室内飼いされてか、犬だって雪降っても喜びません。



雪の降り始め今の時期はまだ、訃報が届きませんが、


その内、必ず死人がでます。


ひとりではするな、気をつけろと言っても、やめられない屋根の雪下ろしや、雪片付け。


皆今は自分はだいじょうぶと、思っているが、


でもね毎年、誰かが…



我が家は、昨年の大雪にこりて、今年は積極的に雪掻きはしないことにしました。


玄関から道路までの通り道だけを最低限。


郵便屋さんと、新聞屋さん、自分達が通れればそれでいい。


後は、積もるに任せておく。


ありがたいごとに、


広大な土地に豪邸が建っているわけではないので、パッパッパですみますが。



どこか、雪国の昔から習慣性になっている、


田舎の朝の雪掻き。


特に年寄りはソワソワし始める。


雪が降ったら、近所揃って、一斉に「雪掻きをしなければならぬ」、と思っているのだ。


雪掻きに外に出てこないのはだらしない怠け者


なんて世間から思われるんじゃないのかという、対外的な見栄もあるから、一家からひとり(この時ばかりは年寄りの出番)の供出。



本当は、雪より怖いのが路面凍結。


雪は、踏みしめるように歩くので滑ったり転ぶことは滅多にない。


足元は朝が一番危ない。


凍結した路面は、車も人も命がけ。



長靴なんか、猫と田舎の人ぐらしか履かないかもしれないが


長靴は、もう雪国の公用靴。


葬式と結婚式以外は、


職場はもちろん、デパートだろうが役場だろうが、お構いなし。


天下御免、どこまででもズカズカ、大手を振って歩き回われます。