人生で初の精神病院。
ここまでするか、という気もないわけでもなかったけれど、長い人生コレもありかと。
歪んだ好奇心かもしれないが、話の種にいっちょういったろかぐらいの気持もありました。
一種異様な雰囲気のなかで、
一人待たされるのが、たまらなく、落ち着かず、いらいら、不安感で
私はいつもの独り言を言っていました。
家でも独り言を言って、旦那に「お前は誰と喋ってるんだ」と言われることがよくあります。
もともと、思った事は何でも口にする性格と、
場所を選ばない態度のデカさは人様から見たら、変人ぽいヤバイ人に見えるかもしれない。
「もう、いつまで待てばいいのよ!」
「えー来るんじゃなかった!」
「帰るか?帰ろうか!」
初めて訪れた場所で一人でいることの心細さとか、待たされている苛立ちとか、どんな治療されるのか、とにかく不安でたまらなかった。
で、なにげなく、私にしたら、暇つぶしを兼ねた、独り言のつぶやきをはじめていたのだが。
すると、同じフロアーで、
コロナ仕様でやや離れて座っていた周りの人が、
ひとり、ふたりと、
すーと、私のそばから離れて行くのです。
すぐ分かりました。
えっ、もしかして私?おかしい人に思われた?
だって、そういう人が来る所だものね。
今の状況を客観視してみたら
なんだか、コントをみているようで、少し可笑しくなっちゃいました。
でも、ここで本当にニカッと笑ってはいけない。
周りに、「やっぱりね」のとどめをさすことになる。
精神病院では、癖とはいえ、独り言は慎しまなければならない。
私は、待っている間、今日ここへ来たことへの後悔の念と、一刻でも早く家に帰りたいという思いでいっぱいだった。
名前を呼ばれ、担当の「あんちゃん先生」の顔を見て、なおさら
それを早く実行しなければという決意が固まった。
因みに、私は今回のこれを人生の経験のひとつとしてとどめおき、この病院に行くことをやめました。
人間は、繊細で傷つきやすいところもありますが、
どこか図太く、計算高い、したたかなところも持ち合わせています。
落ち込んたり、悩んだり、していても、
そんな自分をやんわり客観視できると違った方面から考えが浮かんで救われる事もあるかもしれません。
コップに入った半分の水を
「まだ半分もある」とみるか
「もう半分しかない」とみるか
欲張りで、独占欲が強く、被害妄想ぎみの私は当然「もう半分しかない」派です。
繊細な人が心を病むのであれば、私はそれに全く該当しない。
人間は、本当に複雑怪奇な生き物であります。