「ああ、また暫く、この顔見らなきゃならないのか!」

好物の、梨をがっつきながら、テレビを見ていた旦那が、

自民党総裁戦の結果(茶番劇?)を見て、

吐き捨てるように言う。

石破茂のアンパンマンのような顔もいかがなものかだが(いや、政治は顔でするものではないデス)、

もう、安倍、いや安倍総理の顔は我が家では、アレルギーになっている。

夕飯時、テレビのニュースに映し出されると、

旦那は、

「コイツの顔は見んでいいな」

と、チャンネルを変える。

ただでさえ、かわりばえのしない女房の作ったおかずが、もっと、まずくなるとでもいうのか。

私は、

生き方は、快楽主義、

考え方は、単純で軽薄。

だから、諸事万端、面倒くさいことはお断り、

今さえ楽しければ、それでいい。

若い頃から、政治も、宗教も、プロ野球も、興味はない。

政治は、

税金さえ多く取られなければ、との党でもいい、

よろしくやってくれ。

宗教は、世の中で一番信じられないのが、

神仏なので。

野球は、なぜか、巨人が負けていると気分が良い、

願わくば間違って阪神が優勝したら面白いだろうなあ。


ただ、単純ということは、良く言えば、純粋、ということでもある。

純粋さは、そのぶん、良くも悪くも影響を受けやすい。

この、純粋(単純)バカの琴線に触れたら、これはこれで厄介なことになります。


だから、

いくら、単純バカでも、今の自民党の、体たらくぶりはわかります。

一強が悪いのではない。

それを良しとして、あぐらかいてやりたい放題、言いたい放題、

数が多い方の勝ちが、すべてに、公然とまかり通ってしまったら、もう民主主義ではない。

安倍総理は、何かにつけ、

「〜で皆さんいっしょにやっていこうじゃありませんか」

なんて、物分りのいい風で呼びかけているが、あの顔の裏側を覗いてみたいものだ。

安倍晋三は、

どうみても、

調教用のムチをもった、

サーカス団の団長にのようにしか見えない。

虎も、猿も、時にはネズミだって、

「言うこときかなきゃ、ペンペンしちゃうよ」

サーカス団(まっ、自民党)中だけで終わればいいが、

権力と言う、ムチを私ら国民に向っても、ビシバシ振り回しはじめたら、かなわない。

ああ、もうふりまわしているか!

笑うと、前歯がリスのように可愛いく見えるときもあるが、

あの仮面の中で、何を企んでいるものか、

とにかく、

「安倍サーカス団」の船は動き出した。



結婚来、

選挙のたび、

全く興味もなくダラダラしている私に、

投票日には、

旦那から

「ほら、行くぞ!」

まるで犬を散歩に連れ出すように、投票に行かされてきた。

私は、シッポは振らないが…

形は、夫唱婦随。

でも、考えは各々違う。

少しは世の中の表と裏がわかってくれば、政治家に対する見方も私なりの判断で決めている。

年寄りは、時間だけはある。

普段、テレビや新聞で、政治家の言動や、スキャンダル等には敏感なのだ。

思慮分別も、ある。(一部のご病気方を除いて)

若者に負けない、正義感ももちあわせている。

選挙にも、行く。


驚いたのは、若者の方が、自民党支持者が、多いというではないか。

えー、本当に、ソレで良いんですか?

安倍晋三の目指すところ、

もし、もしもだか、

徴兵制度にでもなったら、使い物にならない年寄りはさておき、君達が有事の際のリスクを背負うんだよ。


自民党政権下、

選挙権年齢を、十八歳に引き下げた作戦は、成功だな。