昨日は、一日ネットのオンライン麻雀をやっていた。
人間、勝負事になると人格が一変するようだ。
電話なんか、鳴っても、チェッと舌打ちして、絶対出ない。
年寄り二人、無為徒食の毎日でも、それなりに部屋は汚れ、旦那に二日続けて同じパンツを履かせるわけには行かない。
年をとったら、食べる事ぐらいしか楽しみはない。食事だけは手抜きはしないようにしている。
だから、今日は
朝から、ガラガラ洗濯機をまわし、ササッと四角い部屋に丸く掃除機をかける。
後は、夕方の特売をめがけてスーパーに買い出しに出かければいい。
風呂掃除とゴミだしは旦那にふってある。
生きていく、最低限の家事は死ぬまで続くのである。
朝食後、旦那は、自分の部屋で、旦那の好きなサイトのオンライン麻雀をするのが日課。
私は時に朝から家事をぶんなげて、リビングで、私のお気に入りのサイトの麻雀をする。
麻雀は基本四人で打つが、三人麻雀という、ちょっと、はしょった麻雀もあるが、いかんせん二人では何もできない。
家族麻雀する、家族がいない。
だから、夫婦別々の場所で、それぞれのパソコンに向かって、チー、ポン、とやっている。
変ですか?
前は、私が、やっているいると、後から、「あー、違うな」などと、私の捨て牌にケチをつけ、私に嫌な顔をされるので、今は私に近づかなくなった。
その昔、麻雀で飯を食っていく事を真剣に考えていた旦那は、世間からみたらちょっと危ない所で、負けたら(金がない)す巻きにされる一歩手前までいったような麻雀経験の持ち主なので、麻雀に対しては旦那なりの一家言があり、麻雀美学があるようだ。
その昔、生活が掛かってくる、ある意味生き死にの掛かった麻雀をやっていた旦那。
何回か、誘われて外で打つことはあったが、「バカばっかりだ!」「上がってもなんぼのケチな麻雀打ちやがって」「ルールがわかってない!」と、気持ちの良い麻雀を打ってこない。
金銭的には、とられることはないのだが、旦那の求めているのは、世間でいう交流を深めるための楽しい麻雀の場ではない。
かくして、今は、文句をつけても誰も傷つかないパソコンに悪態をつきながら、一人背中を丸め、日がなへばりついてやっている。
時に、誘いの声はかかるが、頑として外には出ない。
もともとは、人間嫌いな男。
「孤独」と「孤高」は違うが口癖。
それでも、お気に入りの加齢臭しみこんだちゃんちゃんこを着た後姿には、それにも負けないなんとも言えない孤独なニオイが漂う。
心の中で、友達いないから、家族葬でいいか、なんて。
まだ、まだ、先だけど…
それにしても、
旦那も年をとった。