私は三人兄弟の長男として田舎の町に生まれました。

父は地方公務員。母は看護士で夜いない事が多かった。

祖父、祖母もおり、共働きだった親に変わり夕飯の支度をしてくれていました。祖父と祖母は本当に私の事を可愛がってくれました。特に祖母から愛情を沢山もらい、今思えば死ぬ程の優しさも貰っていたんだなぁと思います。

学校から帰ってくるといつも祖母と祖父が「おかえり」と笑顔で言ってくれる。家に帰るのが楽しみでさえありました。そんな幸せを感じる時間も束の間で、父が帰ってくるとこんな気持ちが自分の中に毎日生まれます。

【遊んでいると怒られる。勉強をしているところを見せないと怒られる。】



褒められる記憶より、怒られた記憶が沢山蘇る。
笑った記憶より、泣いた記憶が沢山蘇る。
肯定された記憶より、否定された記憶が沢山蘇る。

お前は長男なんだからと言われ続け、それに応えようとしてしまう小さかった自分に、「頑張らなくていいんだよ。」って言ってあげたい。

小さい頃、夜寝つきが悪いと押入れに入れられたり、真夜中外に連れ出し木に縛り付けるぞと言われたり、御飯の時に味噌汁が入った器を誤ってこぼしてしまうと叩かれ怒鳴られる。思い出すときりがないくらい思い出したくない記憶ばかりだ。


そのぐらい最初に浮かぶ記憶は

父親に怒鳴られ、祖母祖父に慰められる


と言う記憶だ。


しかし子供は思う。それでも親なんだと。
頼れるのは親しかいないんだと思う。

それが現在も続く事になる負の螺旋だと、私はまだ気が付いていないのである。