生まれ育った広島から関西の大学へ進んだ私に、関西人の彼ができた。
水野くんとはつきあってまだ1ヶ月。
「今が一番いいときだね」なんて友達にひやかされるくらい、
本当に私たちは仲が良くて、どこへ行くのも一緒だった。
そんなある日、事件は起こった。
お好み焼きやさんへ向かう途中、
関西風と広島風のどっちがおいしいかで口げんか。
初めての気まずい空気。
歩く2人の間に、埋められない溝を感じた。
店に着いて、無言のまま席につく2人。
場違いな明るい声が聞こえてくる。
「へいらっしゃい、ご注文は?」
こんな重たい空気もうたくさん!
ただ私は2人で楽しく食事をしたいだけ。
勇気を出して、私は言った。
「・・・関西風ひとつ。」
水野くんは驚いてわたしを見た。
「じゃあ・・俺、広島風ひとつ!」
目があって、微笑みあった。
運ばれてきた2つのお好み焼きは半分こ。
今まで食べたどこのお好み焼きよりもおいしく感じた。
「みっちゃん」よりも「あきちゃん」よりも。
Fin
水野くんとはつきあってまだ1ヶ月。
「今が一番いいときだね」なんて友達にひやかされるくらい、
本当に私たちは仲が良くて、どこへ行くのも一緒だった。
そんなある日、事件は起こった。
お好み焼きやさんへ向かう途中、
関西風と広島風のどっちがおいしいかで口げんか。
初めての気まずい空気。
歩く2人の間に、埋められない溝を感じた。
店に着いて、無言のまま席につく2人。
場違いな明るい声が聞こえてくる。
「へいらっしゃい、ご注文は?」
こんな重たい空気もうたくさん!
ただ私は2人で楽しく食事をしたいだけ。
勇気を出して、私は言った。
「・・・関西風ひとつ。」
水野くんは驚いてわたしを見た。
「じゃあ・・俺、広島風ひとつ!」
目があって、微笑みあった。
運ばれてきた2つのお好み焼きは半分こ。
今まで食べたどこのお好み焼きよりもおいしく感じた。
「みっちゃん」よりも「あきちゃん」よりも。
Fin