今晩は皆さま。妄想大好き人間でございます。

ここ数日に渡って書いているカースタント・破壊シーン紹介の記事で思わぬ反響を頂いていますが、一方で、今までこのブログでやってきたようなネタからこのまま離れていってしまうのではないか、そんな不安も多々ある今日この頃。

 

まぁ、そんなこと言っていても仕方ないので、しばらくこのネタは続けてみます。

 

さて、今回からは、1972~73年に渡って放送された実写ドラマ版「ワイルド7」のカースタント・破壊シーンを紹介していきたいと思います。
原作は望月三起也氏の代表作である漫画ですが、自分は瑛太氏主演の映画版から興味を持ったクチでして、その後、実写ドラマ版→原作漫画へと入っていきました。
原作が一番面白いですが、実写版もなかなか頑張っているので、さっそく紹介していきましょう。

第1話「復讐のヘアピン・サーカス」から。
金塊強奪犯たちが乗る車(初代シンガー・ヴォーグ4ドアセダン)と輸送車(S40系クラウン・カスタム)がワイルド7に止められる。
飛葉一郎(峰岸隆之介=峰岸徹)がいきなり、ヴォーグを銃撃し、乗っていた強奪犯一味を射殺する。
金塊輸送車の方は草むらに退避するが、両国(小池雄介)からロケット攻撃を食らい、爆発・炎上する。


原作の第1回の冒頭を元ネタにしたシーンで、いきなり犯罪者をハチの巣にしたり、車を吹っ飛ばしたりします。
原作らしさを一番表現できた名場面だと思います。

イギリス車のシンガー・ヴォーグは調べてみるまで知らない車でした。
この初代モデルは1961~66年まで製造されていたようです。
劇中に出てきたのは、リアのCピラーの形状からすると、1961~64年までの型のようなので、8~11年落ちほどでしょうか。
ボロ車とは言え希少車の破壊になると思います。弾着表現も頑張っていますね。
また、この車は後の話でも色を塗り替えられて登場することになります。

一方のクラウン・カスタムは1965年以降の後期型なので、5~7年落ちになります。
こちらも適当に再塗装されたボロ車ですが、パワーウィンドウが車体同色に塗られて装甲板風?になっています。
おそらく、元ネタに登場した装甲輸送車のイメージに近づけようとしたのでしょう。
悪くないアイデアだと思います。
しかし、フロントに付いたフォグランプらしきものは一体何なんでしょうか?
取り付け方が雑だし、ナンバープレートが変な位置に付いているし…。

ちなみに、金塊強奪犯のリーダーがヘリで逃走するのですが、朝日ヘリコプターの所属機が登場していました。
後の「西部警察」なんかでもヘリを貸していたあの会社です…って、言っても分かるかどうか。

次回もこの話の破壊シーンを紹介します。