タイの出家、僕の出家 | モス・パティパーン オフィシャルブログ

タイの出家、僕の出家

mwcreekさん、panさんおはようございます!モスです。


いつも、コメントにメッセージをコップン・クラップ(←ありがとう)!


出家ってどんな感じ?という質問を頂いたので僕の出家について

お話します。


日本の男性は通常には出家されないと思うのできっと不思議な

ことだと感じますよね。


タイ人は有名人とか一般人とか関係なく、自分がタイ人として

生まれてきて、当然のこととして出家があります。


出家の理由は親孝行、特に母孝行の為に出家をします。

産んでくれた母に徳を得る機会を与える為です。


例えば、日本やアメリカでは、

人生で"結婚"が、「一人前」的なイメージがありますよね。

ある程度の年になると結婚することで家族やまわりが安心するとか

大人として認められるような感じがありますが、

タイの男性にとって出家は結婚以上に「一人前」として認められる

大切なことなんです。


出家することによって、還俗後、大人として認められることは

もちろん、社会的に高い地位を得る人もいます。


そして、僕の場合、ちょうど出家の60日前くらいに、母の体調不良が

発覚したこともあり、自分自身が夜眠れない日々が続きました。


僕は毎日毎日忙しい日々を送る中で数年前から早く出家したい、

出家のタイミングを考えていました。


そして、2006年11月に2週間の予定で出家をし、

家族、友人、知人、たくさんの人に得度式を後援してもらいました。


得度剃髪する際は、参加した友人や家族がひとりひとり、はさみで

僕の髪を切って頂きました。


2週間僧侶として修行したのですが、母に対してもっとも大きな功徳

が積めると感じました。


出家して自分自身で変わったことは、心の一部、精神的に

悪いところが改善されたように思います。


出家する前は僕も普通の人間だから、

けっこう焦ったり、イライラしたり、短気な部分があったんだけど、

出家を2週間して、通常の世界に戻った時、

短気な気持ちが消えていました。


とても、穏やかな気持ちで毎日を迎えることができて

すべてに感謝しなければ、と思うようになりました。


天気がいい日は気持ちがいいなとか、食べ物をおいしく

味わえるということは自分が健康だと思えたり、

日常の当たり前のことや小さな出来事に感謝したり、

幸せな気持ちを感じたとき、僕は出家していなかったら

こんな気持ちに気づかなかっただろう・・・と

改めて出家したことを良かったと思いました。


今日は長く書いてしまいました。

もっと書きたいかなぁ・・・と思いながら、

眠くなってきたので眠ります・・・!

おやすみなさい!(タイは夜中3時50分!)