メニューを開いて絶句ぽーん


まりあはグルメ通ではありません。

日本の食卓に並ぶ料理でも、まだ知らない物の方が多いだろうに、海外のメニューなんてわかるわけもなく汗

カタカナの羅列に料理の味・形が想像できずに黙りこくってしまったのですガクリ


「どうする?何飲む?今日はいつもと違ってワインになりそうだけど」


「そう・・・みたいだね。ってかわからないもん。見てたってだって・・・



じゃあ・・・と彼のセレクトでワインは頼んでもらって、前菜やメイン等、料理については、彼に訳してもらいながら、店員さんに聞きながら、食べたいものを注文していきました。



「実際のフランスもこんな感じだよ。パリとかじゃないよ?もっと南の方とかはこんな雰囲気(・∀・)」


「意外だった。フランスって聞いたら畏まったテーブルマナーの世界だと思っちゃうもん。

このお店の印象としては、フランスっていうよりスペインみたいだよね(°∀°)b 」


「あぁ~スペインもこんな感じだな( ̄▽ ̄)」



海外もバンバン飛んじゃうんだもんね~君は飛行機

仕事はもちろん、お母さんと弟さんをファーストに乗せて10日間ぐらいの海外旅行に連れて行ってあげてるとかさ・・・・うひょ

ある意味世界が違うよ・・・翼

その親子仲の良さも、孝行の規模も。。。ガクリ


羨ましい反面、寂しくなる。

彼との間にある、見えない強化ガラスの壁の存在を痛感させられて・・・うるうる




まりあが実家に帰って来てかれこれ4日・・・ってまだ4日なの!?あせる

もっともっと経ってる感じなんだけども。。。σ(^_^;)

まぁ、その理由もワケ有りではあるんですが、言わずもがな受験生メガネな私。

受験生にとっての夏は、まさに正念場なわけで・・・・(^▽^;)



「で?夏期講習、どうするか決めた?( ・(ェ)・)」


「うっ・・・(゜д゜;)いやぁ・・・昨日もネットで調べてはみたんだけどねあせる


「早く申し込めよ。決まったらいくらかかるか教えて?振り込むし┐( ̄ヘ ̄)┌」


「は、はい。。。(;´▽`A``」




そう。

まりあを受験生にしたのは彼で、まりあを予備校に行かせようともしてくれているのですキラキラ

そりゃやるからには受かってもらわなきゃ困るからなんだろうけども。。。↓↓




でも、なんか何にしてもお金が絡むと、すっごく悪い気がしてくるのは否めない。

そこまでしてもらう義理あるのかな~・・・とか( ̄_ ̄ i)

どういう意図なのかな~はてな5!とか・・・・ハツカネズミみたいにグルグル果てしなく考えちゃうどーん



「聞いてる?(`Δ´)」


「・・・うん、聞いてます。・・・・はい(><;)」



ここまでやってもらうんだったら、まりあも本気で必死にならなきゃ・・・ぷんぷん

目指してるのは、そんじゃそこらのレベルじゃなくて、きっと現役の頃のまりあだったら絶対考えもしなかったところなんだから(((( ;°Д°))))






あ~んえーんせっかくの美味しい料理なのに、心の底から味わえないよ~ぅ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。






「お二人はどちらからいらしたんですかぁ?お買い物の帰りですかぁ?きゃっ



このお店、どの店員さんも割と気さくな感じなんだけど、たまたまオーダーを取りに来てくれた女性店員の方が話しかけてきました。

各々の脇のイスには某デパートの紙袋。買い物帰りだってバレバレですな。



「どこだと思いますか?(`∀´)」


「・・・・・」



始まった(-。-;)



彼は、人当たりが良い。

すぐにその場の雰囲気に溶け込んで、軽くあしらうんじゃなくて、ちゃんとリップサービスをする。

今回もそれなんだけど、なんせ盛り上がっちゃうわけで・・・汗


あんまり突っ込んだ質問されても困るくせに、何も考えてない様子でニコニコしゃべるんだもん。

横に座ってるまりあも、微笑みをたたえながらも内心はハラハラなんだから怒



「え~!?そうやって言うってことは~関西じゃないと思うんですよ。だってさっきから全然関西弁で喋ってはらへんもんひらめき電球


「いや~鋭いビックリマークではどこだと思いますか?」


「え~~~東京!!


「いやいや┐( ̄▽ ̄)┌」


「じゃあ○○にこ


「おビックリマーク当たり合格


「お~~~~!!(≧▽≦)でも○○からなんてめっちゃ遠いじゃないですか~びっくり買い物で!?

○○にこのデパート・・・・ありませんでしたっけ?」


「あ~・・・ありますけどねぇ・・・」


「・・・・・( ̄^ ̄)」



チラッチラとまりあの顔を窺うんじゃない\(*`∧´)/



「ですよね~?なんでまたこっちにはてな5!


「いやぁ・・・・巡ってるんですよ。全国のをw」



なんて苦しい嘘なんだ・・・( ̄ー ̄;

自分で広げておきながら酷い言い訳です。



その後もしばらく会話が続きましたが、途中で見かねてまりあも入ってしまいました↓↓

だって、あまりにもギリギリの吊り橋を渡るのを楽しんでるんだもん。

っていうか、まりあが可哀想じゃんだって・・・

一人もくもくと食べてるのも嫌だし、切りの良いところで会話を終わらせてやろうと思ったのさてへ

おねえさんは悪くないのよ?

悪いのは全部、隣のお調子者!!ヾ(。`Д´。)ノ



そこからちょっとご機嫌ナナメになっていったまりあは、お酒が回ったせいもあって、徐々に無口になっていきました。

会話はそれなりにしていたと思いますが、ちょっと覚えてない・・・汗

ただ、彼がボソボソと呟く明日の仕事の予定を聴きながら、どんどんショボ暮れていってましたダウンダウンダウン



「まだ9時だ。早いな~時計


「・・・・・」



だって



「あ~あ、明日朝からの仕事が入ってなかったら泊まるのにな~」


「・・・・・」



つまり帰っちゃうってことだもん悲しみうさたん

なんだか、つい2,3か月前の完全なる遠距離だったころの切ない気持がブワっと蘇ってきて、瞼が熱くなるうるうる



「○○に来る?」


「・・・・行っても良いけど、明日には帰るよ?」


「明後日まで居ようよふんっ


「・・・・・何言ってんの?私なにも用意して来てないのにうぅ・・・


「じゃあ良いやだって・・・


「っ・・・・うーむ




そこはさぁ、もう一押しするところなんじゃないのはてなマークはてなマークはてなマーク

っていうか、そもそも無理言わないでよ激怒

今は実家なんだから、そんなことしたらまた反感買っちゃうんだよ?




絶対に彼がしてくれない事に対しての苛立ちと、刻々と過ぎていく時間への焦り、そして・・・



「じゃ、帰りのグリーン席で乗務員のお姉さんに声掛けようっとてへ


「・・・・・ぶー



陰湿ないじめによって、まりあの気持ちは沈んでいくだけでした。

一方的にまりあの気持ちを確かめようとはするくせに、自分がどうしたいのかは一切言ってくれないまま。






彼が帰っちゃう。

せっかくこっちに来てくれたのに。

また前みたいな寂しい気持ちで新幹線の改札の前で見送らなきゃいけない。


手も握れない。

抱きしめてもらえない。

キスも出来ない。


近くに居ても、遠い。

もうすぐ、また・・・さよならしなきゃ。。。






こんなことしか考えられなくて、いつもならはしゃぎたくなるような甘くておいしいデザートが目の前に来ても、ちっともフォークが進まず。

甘いはずの生クリームがしょっぱくて、どんどんしょっぱさしかなくなって・・・・うるうる

涙がたくさん、口元に流れているのに気がつきました。えーん



まだ半分以上お皿に残っていたけど、もう食べられなくてフォークを置くと、横から伸びてきたフォークが、雪をかぶった黄色いお山を崩していきます。



「甘いもの・・・・好きじゃないくせに・・・(ノ◇≦。)」


「そんなことないよ」


「うそつき・・・( p_q)」



あっという間にお皿の上をきれいにして、彼がすっと立ち上って荷物を豪快に取り上げ、まりあの後ろを通りすぎて言いました。



「さて、行こうか」


「・・・・・涙



さよならの時間。

21時半になろうとしていた頃、私たちは店を出ました。



3へ続く⇒