ふぅ~ん、と見ていただければうれし。
東京駅からだと有に1時間半くらいはかかりそうな距離にある京王線の多摩動物公園駅にある「京王れーるランド」のご紹介。
京王線に乗るには、「新宿駅」にまで出向かねばいけない。
京王新宿駅から京王八王子行に乗って、高幡不動駅で乗り換えて一駅。
西武園線の多摩湖と似ているが全然別。こちらは、日野市にある。
路線図を見てもらった方が早いか。
高幡不動駅の2つ新宿よりに聖蹟桜ヶ丘駅がある。OPAが関東進出の最初のSCだったので、よくこの沿線は利用した。
京王の新宿駅の立替計画は2023年8月2日に発表されている。
小田急の新宿駅敷地の前が京王線新宿駅敷地。↓ここの離れた2つの敷地(北街区と南街区にそれぞれビルを新築する。)
北街区のイメージパース
南街区のイメージパース
出来上がりは、2028年竣工予定。
新宿の顔は、京王グループになる。
関連の過去ブログ:
着々と地固めを進める京王グループです。
京王の電車ご存知?
関西人には馴染がない。でもファンは多い。
鉄道会社はほぼみんな不動産強化方向だ。
2024年までの3カ年中期計画をみてみると、
一つは、5エリアの再開発計画推進:新宿エリア・世田谷エリア・調布エリア・聖蹟桜ヶ丘エリア・橋本エリアの沿線まちづくり
そして、不動産事業の強化
現在の事業セグメントは4部門(運輸・流通・不動産・レジャー/サービス)だが、この4月に設立される京王SCクリエーションが不動産とレジャー/サービスや百貨店事業のコアになっていくのは間違いがないだろう。将来は、全部が統合される可能性すらあると予想している。ホテル事業もコロナ禍ダメージをいつ克服できるか、ホテル乱立時代を迎え簡単ではない再構築だ。
これらの事業、足となっているコアはやはり鉄道。
不動産が、グループ保有不動産の有効活用が前提となれば、鉄道駅周辺の不動産もいずれまとめていかざるを得ない。
沿線開発強化には、どうしてもデスティネーション(目的地)がいる。どこの鉄道会社もみななんらかのテーマパークをこしらえて維持発展努力をしている。
では、京王グループのテーマパークは?
多摩動物公園は、東京都立の動物園・水族館(公益財団法人東京動物園協会運営)だ。京王グループではない。
1958年に開園しているが、開発の土地は、京王帝都電鉄が寄贈しているようだ。つまりは、天王寺動物園のように自治体に開発・運営をまかせて、輸送に徹した?
1986年に東京都が79.9%出資する多摩都市モノレールが立川からつながっている。
京王は、駅前に小さいが、付帯的なサービス事業を提供している。
それだけでは、他人のふんどしで・・・と、言われかねない?
そこで「京王れーるランド」という鉄道博覧体験施設を2000年に作った。
まあ、動物園行ってから寄ろうか!というレベルかもしれません。
実際、多摩動物公園の入園者数は約100万人(情報が古いのでコロナ禍で発表停止中?)
上野動物園が約400万人弱なので、集客力としては弱い。ちなみに、天王寺動物園、140万人(令和4年度)
テーマパークと比べるとどうしても一桁少ない。
鉄道に偏るとややレジャー要素としては弱くなりますので、今後の京王Gは、新宿中心に、どう楽しいコンテンツや住みよい地域環境を作るかに重点をおくようになりそうです。