ユーラシアプレートが大きいと思っていたのは大きな間違いではなさそうですが、いくつかのプレートが合体して今のプレートとなっているようです。そんなユーラシアプレートには、死海やカスピ海、バルハシ湖、ウヴス湖など内陸部に濃厚な塩湖があるのは、かつての海洋跡といえる。そんな中から、モンゴル内陸の塩湖塩で有名な「天日湖塩」の話を。
海が閉ざされた跡に水分が蒸発して塩が残る。
ネットで検索したら沢山でてきます。
やすいので既に利用されている方もいらっしゃるでしょう。
気になりませんか?内モンゴルが海だった時代のことを。
まずは、ユーラシアの内陸部の塩湖の位置を。
インドプレートがユーラシアプレートに激突してできたアルプス・ヒマラヤ造山帯ですが、それ以降の圧力でいくつもの褶曲山脈がその北東方向にできました。最後にできたのがアルタイ山脈(モンゴル語で金山の意。阿爾泰山脈)。ちょうどアルタイ山脈のモンゴル側に大きな断層があるそうです。
※ウラルモンゴル構造線
ここからが本題!
もう一昨年になくらられましたが塙友雄(はなわともお)博士が生前に研究されていた講座資料から引用させてもらいます。
内陸部だけの話ではなく、地球の歴史そのものが題材に船舶関係の学会で発表されたもの。
7億年~5億年前、海水面は今と同水準になっていた時の大陸(プレート)の位置想像図。
5億年前から1億5千年前のモンゴル内陸部を見ていきます。
ゴンドワナ大陸が生まれた頃。
魚類の時代、海が最大時代。パンゲア超大陸へ。
植物最大繁殖時代 石炭紀とよぶ石炭の元となった植物中心の時代。大シダ。
さあ、いよいよです。
2億5千年前からパンゲア超大陸のながーい移動が始まります。
古テチス海に注目。
この頃は、酸素欠乏した時代。造山運動激化による異常気象、大気汚濁、酸性雨、温室効果、温暖化減少、植物枯死、大気中酸素欠乏、陸上生物死滅、海中植物枯死、植物性プランクトン死滅、海中酸素欠乏、海中生物死滅といったシナリオが想定される。
中央下に南極がありますが、その上にインドプレートがあります。これが大移動してチベットにぶつかります。
テチス海が、モンゴル塩湖の元かもしれません。
この頃は、恐竜全盛時代。
この間書きました65の時代です。
いよいよ激突。アジアにインドが合体します。
テチス海がなくなっています。
つまり、現在の想定では、6500万年前から1000万年前の間にテチス海が押し出されて陸地になったとされています。
2500万年前にインドがユーラシア大陸に潜り込みヒマラヤ山脈が4000mまで盛り上がった。その後、1000万年前には8900m
にまでの世界の最高峰となった。1万mまで盛り上がり崩れたという説もある。
およそ500万年前に類人猿が誕生。我らが祖先のホモ・サピエンス誕生は20万年前だからまだまだ先のはなし。
先日日本のプレートの話ででてきたチャイナプレートもこのパンゲア分裂ででてきます。
青色部分が古テチス海。