EVの自動運転には欠かせない各種センサー類の中で、中心的な役割を担うCMOS image sensorがある。半導体のひとつだ。

SONYの世界シェアはトップで40%以上だが、EVに限ると3位に交代する。

2年前の東洋経済ネットから引用。

 

CMOS image sensorは、目のようなもの。光の加減値で判断するしくみらしい。

製造メーカーは、ウイキペディアによると、

ソニーセミコンダクタソリューションズは、ソニーの子会社だ。半導体専門。

CMOS image sensorに力を入れている。会社の五分の一の売上を占めているようだ。

 

 

全く知らなかったのだが、ソニーは、音、SOUNDを起源とした事業の広がりだったそうな。

ラテン語の音を表すSONUSが由来とか。

会社の事業戦略計画(中計)を覗いてみた。

なるほど、クリエイティブな世界では最も支持されている企業のSONYだが、音をベースに技術で支えられていたのですね。

 

高い成長を維持するために、SONYが拡大を目指すマーケットは、INDIA。

インドといえば、数学につよいIT先進国の認識。だが、人口は、今は2位だが、近い将来トップになると予測されている。

14億人マーケットがある。

しかも平均年齢28歳と日本の45歳と比べると・・・若い。つまりは、成長は、これからもっと高くなる。

現在、世界GDPは5位。ここからどんどん上昇するのは間違いがない。

 

インドは、カースト制で階級制がきびしく、宗教上の制限や習慣の違いも多い。

そのために閉鎖的な印象が強かったが、ここに来て経済の自由化が広がりつつあることもマーケット拡大のチャンスでもある。

 

SONYの対インド政策は早くから手掛けてきた。地元とのチームづくりにも力を入れてきたようだ。

 

 

自動車ではスズキが早い時期から低価格でシェアトップを勝ち取ってきたが、GDP増加が示すように高級市場も拡大化傾向にあるようだ。そこに、EVや音楽、スマホのマーケットも成長が見込まれる。

音と光でマーケットシェア拡大を狙っているSONY戦略は明確だ。

 

シンガポールの会社時代に、インド支社設立の話があった。誰か立候補を!との掛け声に皆二の足を踏んだのは、食生活の違いだった。肉が少なく、カレー風味のスパイスで、食料の買い出しには海外に定期的に行かねばいけない。でもこれもう20年くらい前の話なので、変わってきてはいるのでしょう。

 

 

蛇足ながら、

中学時代にCCDセンサー(光を電気信号に変換する感知器)とリレー(電気信号で動く)で玄関が開くと音がなるというものを

タッパーを逆さにした器を使って作った記憶が。もうCCDセンサーは時代遅れで、感度の良いCMOSイメージセンサーに進歩しました。半世紀の進化!