どこかでみたことがあると思います。こんなレザーケース(Y.S.&CO社製)

子供の頃に玩具いれとか(忍者衣装入れ)に使っていましたが、机代わりにこのケースの上で絵を書いたり、マジック痕があちこち

にあります。

中もきたない・・・

中学の孫娘がほしいというので、修理してからね!と。

 

厚紙の両方に皮革と生地を貼って、縫い合わせてあるようですが、端々は剥がれてきています。

 

修繕手順を考えました。

1)カバン全体のクレンジング(汚れおとし):ヤスリがけ

2)傷の補修:革用の補修クリーム使用

3)革部分の塗装

4)艶出し仕上げ

 

たまたま近所のダイソーでランチョンマット(100円/枚)を見つけて、内張りにつかえそうと2枚購入。

補修用のクリーム:サフィールカラー補修用クリーム1650円

接着剤は、ボンドのGクリアが皮革や生地の接着向きなので購入。404円(50ml)

塗装は、染めQが色も種類があって、革製品の塗装向き。これが一番高い。1本3718円でした。(264ml)

あとは、家にある革靴用の艶出しクリームとスポンジやクロスを数種類代用。

ひと工程ごとにやっていけば数日で完成します。

一番の苦労は、カバンに書かれた(私がやったであろう)らくがきがなかなか消せないことでした。

名札がありましたが革ベルトが切れそうだったので、ランチョンマットの切れ端を裏当て接着し、おせち箱小物飾りで使ったA3カードケース(100円均一)の切れ端で透明部分を入れ替えして後は塗装と艶出しで修理。

裏面は皮がやぶれていたので薄いゴムシートを切って貼り付け。

さて、仕上げ後は、

カバンの中の蓋部分もランチョンマットを貼ろうかと思ったのですが、元の状態をイメージとして残すためにそのままに。

全部直すと、ただ古びたカバンというだけになりそうで味気ない?

 

塗装したくない部分は、ちゃんとマスキングテープでくるみました。

唯一悔しかったのは、塗装スプレーの液垂れした部分が乾いた後にみつかったこと。

液垂れしないよう塗装しすぎないように注意はしていたのですが、乾かす時に立てたことで起こったようでした。

けずりとりして再塗装したのですが、痕が残りました。

 

 

まあ、中高生が使ってくれるかどうかはなんとも言えませんが 捨てるよりはましかと。