築地市場が豊洲に引っ越して、気になる跡の再開発計画です。

晴海通りに面した築地は、東銀座の次で銀座から歩いて行ける場所。

グーグルアースで界隈をみてみましょう。

築地跡の再開発エリアを黄色で囲いました。銀座和光(銀座四丁目)が中央の上に位置します。

白い線は晴海通り。築地の隣はもう銀座です。銀座のマップをお借りします。

築地の隅田川越しの向かいは勝どきです。

約19ヘクタールある築地5丁目・6丁目を、一般定期借地権設定区域として契約する計画だと東京都都市整備局が令和4年3月に発表した「築地地区まちづくり事業」が始まりました。

商業地域で、場所での違いはありますが、建ぺい率/容積率は、80%/500%・700%。

 

この築地再開発に影響する大きな3つの交通ルート改善工事があります。一つは、先月の都の都市計画で決定したばかり。

・首都高速「晴海線」(10号線)が増設延長されます。

・日本橋に青空をで、経年劣化の首都高の一部を地下化されます。

・東京都の地下鉄延伸計画:晴海のあたりも絡みます。

首都高も晴海通りも常に渋滞する路線ですが、その緩和とルート改善に役立ちます。詳細は、またの機会にします。

100年先を見通す都市計画の第一歩となる再開発となるでしょう。

首都高をいつも走っていないとわからない図ですね。

首都高10号晴海線の豊洲から晴海までが接続される?いえ、首都高10号線と並行して設置された支線、幹線道路が放射34号支線と首都高10号線が並走して作られます。

渋滞緩和策道路です。双方向の幹線道路の上に首都高が延伸される。

2018年3月に開通しています。

首都高速の都心環状線と連結して築地地区への輸送力は格段に広域になります。完成はいつになるかはまだわからない・・・

今は、晴海3丁目あたりで一般道に一旦降りる状態の10号晴海線。

豊洲市場のあたりからの側面のイメージ。

勝鬨橋から築地再開発エリアを見たイメージ。

 

そして、地下鉄の新線計画もでてきました。

※新築地に◯印をつけました。

2022年11月末頃に小池都知事から発表された「都心部・臨海地域地下鉄」の事業化に向けた計画案で、2040年代に完成をめざすようですが、築地通ります!!

東京駅と東京ビッグサイトを結びます。大きなイベントで東京都のドル箱施設の東京ビッグサイト強化策となります。

その上、東京から築地まで大江戸線で乗り継がなくとも簡単に行けます。

プラスして、住吉駅と豊洲駅間4.8kmを有楽町線延伸で繋ぐ案も出てきました。2030年代完成目標。

ちょっと先の長い計画ですが、将来の楽しみとなります。

 

日本橋の青空化もそれまでにはできるでしょう。

 

 

その上での築地再開発計画公募です。

既に、三井不動産連合グループ(読売新聞・トヨタ不動産他)がドーム計画?提案を提出したようです。

2024年3月には入札結果が示されると思いますから、他のデベロッパーからも間違いなく大きなプランが出るものと思われます。

まずは、三井不動産と読売でドームをコアとした集客施設を東京ドームのリニューアル成功を話題として、読売ジャイアンツの常駐施設化を狙っているようです。と、なると5万から10万人の輸送力強化はとても重要となります。

 

もっと驚くプランが出てくるといいですね。

とても楽しみです。

 

 

追記:2024/2/24 東京都都市整備局の発表で、

「当初本年3月頃を予定していた事業予定者の決定は、令和6年5月上旬頃となる見込みです。」

2ヶ月ほど事業予定者決定が延期になりました。

資材高騰の影響で先延ばししたのでは?と、思いますが。