シンガポールの政府系不動産会社であるキャピタランドは、投資で購入した資産を自らの部隊で運営することで収益を作るビジネスモデルが中心だった。大きくは、商業施設の開発・運営とサービスアパートメント事業を主体とする宿泊施設・賃貸物件の二つでした。
早い時期から長期宿泊用の事業、サービスアパートメントと呼びますが、手掛けており、安定した稼働率を誇ってきた。
最近、日本のホテル業界もどんどん参入してきているのがこのサービスアパートメント事業だ。
利用は、日本でビジネス目的で長期に滞在する外国人向けがキャピタランドのビジネスモデルだった。部屋は複数あり、シャワーとバスも複数あって、リビングとキッチンが付いているパターンが一般的だ。
長期滞在となると当然、部屋での簡単な料理や洗濯も必要になる。だからキッチンと洗濯機・乾燥機も設備されている。
今、外国からの滞在者は大幅に減っているが、国内に置き換えてみると・・・
長期滞在のイメージは、マンスリーマンションかもしれない。
ところが、マンスリーマンションはホテルのようなサービスはない。
そこをフォローしたのがサービスアパートメント事業だ。
日本で始まったこの事業化は、月単位がまだまだ多いようだが、いづれ、週単位、数日単位になるのは目に見えている。
運営サイドの慣れの問題だろうから。
驚いたのは、帝国ホテルもこの事業に参入するというニュースだった。
ああ、タワー館をサービスアパートメントにする?
全部建て替え後の話ですから2030-2036年までかかる話です。昨年創業130年を迎え、本館は施工から50年を過ぎた。同じ並びにもいくつかのビルに分かれていて劣化も進んでいる。そこで、2000億円から2500億円をかけての建て替えに踏み切った。
しかし、規模がでかすぎる再開発事業となる。
そこで、三井不動産とも組んでリスクヘッジを行ったようだ。(ニュースリリース)
タワー館の方が2030年までに順次開業できるよう進める目論見らしい。
インバウンドのおかげでホテルが儲かるとオリンピックをめざした山ほどのホテルが新規で開業したこの数年です。
それが、ひどい時は稼働率10%にも満たない状況が続き、さすがに維持困難となってきた会社も多い昨今。
ホテル事業売却話も増えています。
厳しいのは独占的に進めてこられたキャピタランドです。インバウンドが来日激減の打撃は大きい。
また、商業施設でも退店テナントは増える一方でしょう。
と、なると収益は今ではなく収束後の業態開発後をにらむしか突破口は無くなってきました。
M&Aはやらないキャピタランドですが、不動産投資は積極的に行います。
勿論、アジアを中心としたお話ではありますが。(投資規模は、アジア最大となる予定。)
と、なると投資の専門部隊がどうしても必要となります。
シンガポールの国の投資会社GICのような投資ファンドが目標となるでしょう。
生まれたのがCLIM(CapitaLand Investment Management)
キャピタランド投資マネジメント
不動産の売却で急場をしのごうとする企業はまだまだ増えるでしょう。
将来に向けての優良物件を確保するまたとないチャンスととらえたのだと思います。
その実態は、また追跡したいと思っています。

