ことしは、5G元年と捉えているが、政府(総務省)の意向と業界実体にどうもズレがあるように思われる。

5G(第五世代通信)網を実現するには、5G専用の基地局が4G以上に必要となる。高速で大容量で低遅延接続ができる5Gは、電波が遠くまで飛ばず、直進性で障害物(建物等)に弱い。媒体で通信キャリアからの発表では、日本全国で50万基地局を設置すれば全土カバーできるというようなイメージでの発表が多い。土地をカバーするではなく人口をカバーという言い方に変えての表示。都市集中で人口カバー度は高いということなのだろう。地方や山間部はまずカバーされない。(この課題を、ローカル5G問題、としておきます。)

 

5Gスマホでもう5Gが実現し始めたような印象を受ける昨今。スマホ機能は素晴らしい5G用は。

 

先ずは、5G推進の広報役、総務省の5Gに関しての認識具合を発表情報から見てみると、

第4世代のスマホから第5世代(5G)へと引き継がれていくのですが、最下段の性能、時速100kmの車での制御は、第4世代では、30cm~1m10cmと、制御はできそうにありません。

高速移動時には5Gが必要なのですが、これは、Sub6GHzかミリ波帯で通信をします。

この通信ができるようにするには、5G専用の通信基地が必要です。

政府の計画では、10m毎に5G高度特定基地局を設置してその中に特定基地局(子局)で施設との通信網を作ろうという計画。

実際、500m程度毎に5G基地局が必要です。そうしないと、通信が切れることが起きます。大容量なので制御に影響は都心部であればあまり受けないかもしれません。

問題は、地方や郊外での基地局数が少ないエリア。

こんなイメージを掲げていますが、これができないかもしれない。原因は、基地局の不足。

 

情報通信審議会という5G化対策の具体化について検討をしている業界団体があります。

そこの資料:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000680139.pdf

地域BWAに課題が多いことを指摘しています。

簡単に言えば、地方での5G通信システムには、今までの4G通信網を利用することになり、決して5G通信速度には及ばない為、デメリット表示を十分に行う必要があると言っています。

キャリアに割り当てされた周波数は、

そして、総務省に基地局設置の届出されたのは、

順次特定基地局は増やしていくのでしょうが、かなりの時間と費用がかかります。

その上、携帯料金の官制値下げ予定もある。

当然ながら、道半ばで基地局数が伸び悩むことになるだろうということが予測できる。

 

総務省の地方での5Gについて、「ローカル5G」と呼び、許可を出すので民間で対応しなさいと言っています。

そして、ローカル5G向けに特別枠の周波数を用意しますよーって。それは、100MHzのようだ。

 

なんか、意欲たっぷりの政府方針とついていけない業界といったイメージを感じる。

お金、投資力はどこから捻出できるかが問題。企業からの需要がどこまで膨らませられるかでしょうね。

 

国別の動向は、

米国の大統領選の結果次第で流れは大きく変わるでしょうね。