日本のユーラシアプレートが左側の青輪で、その反対側は、ヨーロッパになるのですが、右の青輪の位置です。

ユーラシアプレートのヨーロッパ側のアフリカプレートとの境界にイタリアがあって、そこがややこしいという話題を。

 

 

プレートの重なるところは地震が多い。

昨日、BS朝日の地球大紀行の中で、ポンペイとネオポリスの都市崩壊の謎解き番組がありました。

ヴェスヴィオ火山爆発や、クレタ島大地震での大津波などが一因だったようですが、このプレート移動が絡んだお話でしょう。

 

米国のUSGSチャネルで取り上げられているある地震の発生地点のマップを引用しますと、イタリアのローマ・ナポリあたりに集中しているのがわかります。

アフリカプレートとユーラシアプレートの境界を白線で表しました。

変な境界線でしょう。

イタリアに沿って、アドリア海にアフリカプレートが入り込んでいます。

ここに、もとあった陸地、「大アドリア大陸」があったと昨年の9月に発表されました。

プレートのぶつかりあいで海に沈みました。1億4千万年前のことですが。

ヨーロッパの山脈にその痕跡があります。

 

先ほどの地球大紀行で出てきたネオポリスは、ガルムという魚醬の産地だったようで紀元前のローマ帝国時代には重宝されたようですが、クレタ島を震源とするM8.3クラスの地震による津波で大打撃を受け、液状化で都市は消滅してしまったようです。

 

プレートの境界部分にあるのですが、頻繁に起こる地震で地盤が液状化で不安定になってしまったようです。

 

プレートの境界を表現されているマップです。

アフリカプレートが高密度で、ある意味強いようで、ヨーロッパプレートは大きな影響を今も受けているようです。

日本の桜島と似ていますね。

ナポリ市と鹿児島市は、姉妹都市になっています。

With 火山 の都市なんですね。

 

もう一度、最初のプレート図をごらんください。

日本のユーラシアプレートの位置を。

イタリアと日本、同じ運命共同体かもしれません。

 

参考:コーカサス山脈・ザクロス山脈=褶曲山脈で、プレートの影響を受けて造山された。ウィキペディアより引用