発表を聞いて驚いた。
万博が決まったあの大阪・夢洲の大型投資計画に。(大阪市長発表)
大阪には、「かます!」ということばがある。
解説を見てもらえばお分かりかと。
弁論方法の特徴的な大阪風は、「かましたった!」だろう。
大阪市の区別の人口と転入者数をグラフにしてみました。
夢洲は此花区にあります。
直近の数値を大阪市からデータをとりました。
区別のマップに人口を入れてみました。
人口の差は利便性と環境だと思うのです。
JRゆめ咲線の終点桜島、中央線地下鉄終点コスモスクエア、ニュートラム南港ポートタウン線は別扱いでコスモスクエアから住之江公園まで、これから延伸計画があるとしても投資負担者は決まっていない。
だから、一発かまして、投資を募ろうということなのだろうか。
だとしても、負担を強いられることが多いのが関西の自治体傘下の関西企業。例として疲弊した神戸のハーバーランドへの投資。ダイエー、阪急、コムサデモード、星電社、イズミヤ・・・・あっ、西武も、他にも沢山あった。
大阪では、ATCがそうだった。
また、同じことを繰り返そうとしているように思えてならない。
ターミナルでは無い場所に、デスティネーション(訪問目的先)づくりとしては大きい方が良いし、継続性がいる。
万博はイベントだ。開催後が問題だろう。
だからIRが重要。継続性のある施設だから。
でも、取れなかったらどうなる?軌道修正?
取れるまで、結果が出るまではIRが取れることを前提に提案していく?
姿勢としては、そうだろうね。
でも、投資を決める側から見れば、IR決定が決まってからにしたい、というよりそうしなければ投資家が破綻する。
用途図(建築用途は自治体にて決められる都市計画図)をみてみる。
咲洲は、ほぼ準工業地域で一部工業地域がある。夢洲も、ほぼ準工業地域になっていて、一部が工業地域だ。
舞洲はすでにある商業地区が一部で残りは準工業地域だ。
通常は、商業地区はターミナル等交通の結節点がコアになる都心部にある。
大阪の中心部をみてみましょう。
ほとんど商業地域ですね。でも、これじゃあ、どこなのかわからないから同じ位置の案内図を
では、もう一度、舞洲、夢洲、咲洲をみてみましょう。
実は、準工業地域の用途変更はとても簡単です。工業地域と居住地域の方が用途変更しにくい。
つまり、夢洲は簡単にどうとでも使えます。
問題は、咲洲と舞洲が今回の大阪万博やIR計画に入っていないことが大問題だと認識しています。
発展から取り残されている咲洲地区です。
理由は簡単。不便だからです。
都市開発の一番はインフラ整備、特に、交通網の整備が一番です。
住民が住みにくい咲洲、ホテルも少ない。だから人口が少なく、発展阻害。
東京都の江戸川区のようにしたらどうでしょうか。
東京都で一番人口増加率が高く、発展途上にあります。
ここ、ほぼ準工業地域でした。中洲でした。人が寄り付かない場所でした。
では、なぜ?
調べてください。
夢洲開発とセットで周辺の咲洲と夢洲の活性化計画を創り上げるべきだと思います。
遣り替えるのは大変だと思います。
今のままでは、さらに凹みます。
不便だからです。
交通網が。
都心にすぐに出られて、近隣に楽しめるデスティネーション施設があれば居住区は作れます。
湾岸の活性化を狙う大阪維新、であれば、どうもならない夢洲の開発だけに目を向けず、その周辺と一体開発に変更すべきかと。
沢山の企業の投資や苦労が詰まった咲洲です。
ニュートラムをやり直せば解決します。
舞洲へのルートもセットにして新環状線を大阪メトロで作ればどうでしょう。JRに対抗すべきかと。
重要なのは、LOOPを作ることだと。好循環ループとなる新環状線計画。