建て替えという決断が必要な日本。高度経済成長期に建築されたものならばそろそろ50年になる。ビルの寿命は評価上は50年が一つの目安になる。勿論、それ以上長く持つであろうものもある。
しかし、50年間の技術革新とか要求されるビル機能は変わった為、古いビルではどんなにメンテナンス陣が優れていても無理である。

電気系統などはほぼPCで管理されている現在だが、50年前はPCはまだなかったのだ。

しかしながら、建て替えるとなるとそのビルで働いている人たちも利用している人たちもいろいろな人たちにさまざまな段取りや手間がかかり生活バタンも何年間も変わることだろう。大変の一言ではすまされないだけの時間がいる。

先日、MJ(日経流通新聞)にて記載されていた2014年の百貨店売上を集計してみた。


2014年の大阪の百貨店別のシェアは、


梅田地区の売上は阪急本+大丸梅田+阪神本で、52%をしめる。
(失礼ながら、JR大阪三越伊勢丹は含めていない。)
なんば心斎橋で、32%だ。
改装建て替え計画段階では阪急本店か近鉄本店のどちらが2千億円台で1~2位になるかに関心が集中していた。

ところが、結果をみると、大不振の近鉄あべのハルカス本店の売上と、伸びが足りない阪急本店で、どちらも2千億円にはまだまだということになった。

梅田地区と新宿等全国レベルで乗降客数比較してみると(データは古くてすみません。)



(注)乗車人数なので乗降客数だと掛ける2倍です。

改装前の状況と比べてみました。




阪急の大幅増ですが、面積の拡大率を考えると伸びが足りない、すなわち効率は落ちているというところでしょう。

大阪の商業面積は1.5倍になっていますから、同じ売上だとすれば7掛けになります。
効率よりゆったり使う時代に入りつつあるということなのでしょうか。

このグラフの中で唯一、前年比で落ちている阪神百貨店は、建て替え準備に入ってきて面積が小さくなってきています。内訳がわからないので実際のシェアダウンがどれくらいだったかは予測できません。
これから閉鎖面積が段階的に増えていきます。
平成30年(2018年)春、一部開業、平成33年(2021年)秋にはグランドオープンの予定となっているようですが2023年頃まで遅れる可能性があるようです。
スケジュール通りにいかない梅田地区です。
阪急百も随分遅れて建設業者変更となりましたしね。






建て替え期間中の売上900億円の争奪戦が始まります。
当初計画まで300億円上乗せしたい阪急百。
梅田から取り戻したい高島屋改装に苦戦している近鉄本。

どうなるのでしょうか。

大阪商工会議所が数年前に2020年の大阪3大ターミナル売上予測をしていて
2004年比で、キタ(梅田地区)は、+17%
天王寺・あべのは、+22%
ミナミ(なんば地区)▲30%
坪効率では3大ターミナル全体で▲30%下落
と、予測している。

今度、エリア別比較をしてみたいと思います。