東北新社
ロスト・イン・トランスレーション

★★★★☆

LOST IN TRANSLATION(102分)


監督: ソフィア・コッポラ
製作: ソフィア・コッポラ、ロス・カッツ
製作総指揮: フランシス・フォード・コッポラ、フレッド・ルース
脚本: ソフィア・コッポラ
撮影: ランス・アコード
プロダクションデザイン: K・K・バレット、アン・ロス
編集: サラ・フラック
音楽: ブライアン・レイツェル、ケヴィン・シールズ
 
出演: ビル・マーレイ・・・ボブ・ハリス(ハリウッド俳優)
スカーレット・ヨハンソン・・・シャーロット(ジョンの妻)
ジョヴァンニ・リビシ・・・ジョン(シャーロットの夫、カメラマン)
アンナ・ファリス・・・ケリー(ハリウッド女優)
マシュー南・・・マシュー南(日本の番組の司会者)
田所豊・・・CMディレクター
林文浩・・・チャーリー(シャーロットの友人)
竹下明子・・・カワサキ(通訳)
HIROMIX
藤原ヒロシ


◆ストーリー◆

CM撮影のために東京にやってきたハリウッドの俳優ボブ・ハリス。

カメラマンである夫に同行してきた若妻シャーロット。

2人は滞在先のホテルで出会い、言葉を交わすようになる。

異国の地で孤独を感じていた2人は、意気投合し、夜の東京を彷徨う。



◆感想◆

まず、カメラマンの夫についてきた若妻シャーロットの役がスカーレット・ヨハンソンだとしばらく気付かなかった。

スカーレット・ヨハンソンって”世界一セクシーな女性”に選ばれた人ですよね?!

この映画の中ではちょっとぽっちゃりした普通のオネエさんって感じでした。


新婚なのに夫にかまってもらえず、異国の地で孤独を感じているシャーロット。

息子の誕生日なのにCM撮影のために日本へやってきたハリウッド俳優のボブ・ハリス。

妻に電話をかけると、カーペットの色を何色にするかって話に夢中で、カーペットの色のサンプルまでホテルに送ってきたりして、ボブもまたシャルロットと同様、孤独を感じていた。

そんな2人がホテルのバーで出会い、シャーロットの夫が福岡に出張している間、シャーロットとボブは、たびたび行動を共にする。

かといって、不倫関係になるのではない。

孤独感・疎外感という共通の感情から、2人は、お互いに理解し合い友情が芽生える。


ボブは、サントリーのCM撮影で日本を訪れたという設定で、CM撮影の現場で、ディレクターがボブに日本語で色々と注文するわけです。

ちょっと嫌味っぽい、きついことも言うわけですが(「山崎(ウィスキー)って高いんだからさぁ。」みたいな。)、通訳は、「振り向いて、カメラを見てください。」っていうことしか言わない。

「本当にそれだけ?もっと喋ってたような気がするけど・・・」なんてボブは通訳に言うんだけど、それでも通訳は、面倒くさいところは省いて通訳するんですよね。まさに「Lost in translation」な状態になるわけです。


サントリーといえば、今、缶コーヒーのCMでトミー・リー・ジョーンズが出てますけど(あのシリーズ、大好き♪)、この映画の通訳の部分は、誇張されてるにしても、やっぱり、日本って英語もほとんど通じないし、文化や国民性も違うし、ボブ・ハリスと同じような思いをしてるんでしょうかね?!


この作品は、ソフィア・コッポラ監督が自身の東京での経験を下敷きにしているらしい。

確かに日本って外国人から見たら不思議なことが多いんだろうなって思います。

スーツ着たサラリーマンが通勤電車の中でHな漫画読んでたり、カラオケ、パチンコ屋、生け花、そして、「L」と「R」の発音がへたくそだったり・・・

この「L」と「R」の発音に関して言えば、面白いシーンがあります。

ボブのホテルの部屋に日本の広報担当の人?が気を利かせて、女性マッサージ師(若干SMちっくな・・・)を送り込む。

そして、そのマッサージ師が部屋に入るやいなや「RIP(リップ) my stockings!」って言うんだけど、これが通じない。

ripがlipに聞こえるので、ボブは、「何?LIP(リップ)?唇がどうした。」って興奮気味のマッサージ師に尋ねる。

このシーンのマッサージ師役の女優さん(明日香七穂)があまりにもオーバーアクションで大笑い。(特に最後のカット。)

そして、あるとき、シャーロットがボブに尋ねる。「どうして日本人は、LとRの発音が苦手なの?」、するとボブが「わざとだよ。」・・・皮肉なのか日本人への思いやりなのか(苦笑)


ステレオタイプの日本ではなく、外国人から見た素朴な疑問が詰まってるからまた面白い。

シャーロットとボブがしゃぶしゃぶ屋に行くシーンで、お肉が並んでいるメニュー表を見てシャーロットが「違いがわからない・・・」って言うんですよね。

確かに。

日本語で和牛とか黒毛和牛とか○○牛とか書いてるのかもしれないけど、そんなこと外国人にはわからないもんね。

そして、しゃぶしゃぶ屋を出たあとに、ボブが一言、「自分で料理させるなんて、ひどい店だ!」。・・・なるほど。


足が腫れてるというシャーロットをボブが病院に連れて行くんだけど、病院の受付のおじさんとか、医師とか日本語onlyでぜんぜん意思疎通ができてるとは思えないんだけど、無事、レントゲンを受けて検査結果を聞いて帰ってくるのが可笑しい。

待合室で、ボブに話しかけたおばあさんが、ジェスチャーでボブと話そうとしてるのがかわいかった。


あと、ボブが出演した日本の番組の司会者マシュー南(藤井隆)に色んな意味で拍手。

日本人があんなハイテンションの人ばっかりだと思われたら困りますけど、ハリウッドスター相手にあんなにハジけた演技ができるなんて・・・(ちょっと恥ずかしくなったりしましたが。)


ところで、アメリカの「ロスト・イン・トランスレーション」のサイトを見たら、一瞬???っていう日本語(ひらがな)が・・・

「もしもし」とか「すれちがい」はわかるんだけど、「しあんにふける」「ほうやく」っていう文字が出てくる画面があって、一瞬そんな言葉使う?って思いましたが・・・「思案にふける」「邦訳」って意味なんでしょうか?(ですよねぇ。)

ひらがなで書くとなんか変な感じ。


日本人の私としては、興味深く観られた映画なんですが、ストーリー的には絶賛するほどではなかったかも。(面白いシーンは多々あったけど。)

アメリカでは、評価が高いようですね。


異国の地で孤独を感じたことのある方、外国人から見た日本の不思議に興味がある方にオススメです。

(でも、スパッと結論が出るような映画ではないと思う。ラスト、結局どうなったの?って感じだし。)


おまけ。

<トリビア>

・渋谷のシーンは、スターバックスの2Fの窓から撮影したらしい。

・ボブとシャーロットが宿泊しているホテルは「パークハイアット東京」。

・サントリーのCMには、以前(1970年代)、ソフィア・コッポラの父フランシス・フォード・コッポラと黒澤明が出演していて(私は覚えてないんだけど。)そこからヒントを得たらしい。

・チャーリー・ブラウン役の林文浩氏は、ソフィア・コッポラの本物の東京の友人らしい。





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【収録作品】(1)「文化生活一週間」(2)「ゴルフ狂」(3)「案山子」(4)「隣同士」(5)「化物屋敷」(6)「ハード・ラック」(7)「ザ・ハイ・サイン」(8)「悪太郎」(9)「即席百人芸」(10)「漂流」(11)「酋長」(12)「警官騒動」(13)「鍛冶屋」(14)「キートン半殺し」(15)「北極無宿」(16)「電気屋敷」(17)「成功成功」(18)「空中結婚」(19)「捨小舟」



★★★★★

THE ELECTRIC HOUSE


監督: バスター・キートン、エディ・クライン

脚本: バスター・キートン、エディ・クライン

製作: ジョセフ・M・シェンク

撮影: エルジン・レスリー
 
出演: バスター・キートン・・・ニセ電気技師

ジョー・ロバーツ・・・家主
ヴァージニア・フォックス
ジョー・キートン

ルイーズ・キートン

マイラ・キートン


◆ストーリー◆

州立大学の卒業式。

電気学の卒業証書を持った男(キートン)がいた。

その卒業証書を見た紳士が自宅の電気技師として男を雇う。

しかし、男の卒業証書は他人のものと入れ替わっていた!

屋敷の主人と家族は、休暇に出かけ、その間に電気配線をしておくように言われた男は、家中電気仕掛けの電気屋敷を作り上げるが・・・



◆感想◆

キートンがニセ電気技師として、屋敷に取り付けたものが、今でも普通に使われているものだっていうのが面白い。

階段は、エスカレーター状になっていて、食事は、電車のおもちゃ(プラレールみたいな)もので運ばれ、使い終わった食器は食器洗い機へ。

この映画が撮影された時代にエスカレーターや食器洗い機があったのか?って疑問に思ったので調べてみたら、何と、すでにあったらしい。

でも、まだまだ出始めだったようですね。

時代を先取りした映画?!


ニセ電気技師の作った電気屋敷に主人と家族は大喜び。

知人・友人を呼んできて自慢の家を見せるんだけど、その頃、本物の電気技師がやってきて、ニセ電気技師への復讐が始まる。

そこからは、もうドタバタ、大騒ぎ。


現代でも充分楽しめるコメディです。





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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
妹の恋人〈特別編〉

★★★★★☆彡

BENNY & JOON(99分)


監督: ジェレマイア・チェチック
製作: スーザン・アーノルド、ドナ・ロス
製作総指揮: ビル・バダラート
原作: バリー・バーマン、レスリー・マックネイル
脚本: バリー・バーマン
撮影: ジョン・シュワルツマン
音楽: レイチェル・ポートマン
主題歌: プロクレイマーズ “I'm Gonna Walk (500Miles)”
 
出演: ジョニー・デップ・・・サム(マイクのいとこ)
メアリー・スチュアート・マスターソン・・・ジューン(ベニーの妹)
エイダン・クイン・・・ベニー(ジューンの兄)
ジュリアン・ムーア・・・ルーシー(ウェイトレス、元女優)
オリヴァー・プラット・・・エリック(ベニーの同僚、友人)
CCH・パウンダー・・・カーベー(精神科医)
ダン・ヘダヤ・・・トーマス(ベニーの友人)
ウィリアム・H・メイシー・・・ランディ(ベニーの友人)

ジョー・グリファシ・・・マイク(ベニーの友人)


◆ストーリー◆

12年前、火事で両親を亡くしてから、ベニーとジューンの兄妹は2人で暮らしていた。

妹のジューンは、自閉症ぎみで、兄のベニーは自分の人生を犠牲にしながら妹の面倒を見ていた。

ある日、ジューンが兄の仲間たちとのポーカーゲームに負け、マイクのところに転がり込んできた従兄弟のサムを引き取ることになる。

バスター・キートンの大ファンであったサムは、無口で字も読めず、風変わりであったが、次第にジューンの心を開いていく。



◆感想◆

これは、今年のベストムービーになりそうです。(今年になってまだ1ヶ月ほどですが。)

すごくジョニー・デップが好きというわけではないですが、このジョニー・デップは、とっても素敵ドキドキ

そして、心の病を患ってる妹役のメアリー・スチュアート・マスターソン、「恋しくて 」や「フライド・グリーン・トマト 」ではボーイッシュな役でしたが、今回は、ちょっと変わってるけど、女の子女の子って感じの役。(牧瀬里穂に似てるような・・・)


ベニーとジューンは、兄妹2人暮らし。

妹のジューンが心の病を患っていて、兄は妹にかなり手を焼いてる。

でも、施設に預けたほうがいいという主治医の忠告をやんわり断ってるというか、返事を延ばし延ばしにしてるんですよね。

ベニーは、妹がいるから恋愛すらできないんだけど、それでも妹と一緒に生活したいと思っているわけです。

そこに、ポーカーで負けた罰ゲームとして、マイクのいとこサムをベニーとジューンが引き取るハメになってしまう。

このサムが変人で、服装はまるでバスター・キートン、アイロンでチーズトーストを作り、テニスのラケットでマッシュポテトを作ったり、とにかくおかしなことをするんですよね。

でも、そんなサムがベニーとジューン兄妹に笑顔をもたらしてくれるんです。

2個のパンにフォークを刺して、足に見立て(ミッキーマウスの足みたいな。)パフォーマンスをするサムのとぼけた表情が好き。(チャップリンの「黄金狂時代」のワンシーンから取ったギャグらしいです。)

最初は、迷惑そうだったベニーもサムの才能を認め、オーディションを受けさそうとするんだけど、その席で一悶着あって、サムを追い出してしまうんですよね。

兄の自己中心的な態度に腹が立つシーンもあるものの、後半、自分の間違いに気付いて、サムと協力するシーンがイイ。

特にベニーが自分が間違っていたということに気付いて、サムの働くビデオショップを訪ねるシーン~ラストまでが好きで、1日に3回観ちゃった音譜(どうでもいいことですが、ビデオショップのシーンのバックにバスター・キートンの等身大パネル見っけ!)


J・デップに関して言えば、動きのコミカルさなんかは「シザーハンズ 」に似ているものの、(「シザー・ハンズ 」はチャップリンの動き(ダボダボズボンにでっかい靴)を参考にしたらしいですね。)「シザーハンズ 」のような切ない結末ではないので、安心して観られる映画です。

幸せな気分になれること間違いなし!


ところで、本当にアイロンでチーズトーストって作れるのかな?!無理っぽくない??

でも、チーズトースト食べたくなってきた♪








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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
レナードの朝 [SUPERBIT(TM)]

★★★★★

AWAKENINGS(120分)


監督: ペニー・マーシャル
製作: ウォルター・F・パークス、ローレンス・ラスカー
製作総指揮: ペニー・マーシャル、アルネ・シュミット、エリオット・アボット
原作: オリヴァー・サックス
脚本: スティーヴン・ザイリアン
撮影: ミロスラフ・オンドリチェク
編集: ジェラルド・B・グリーンバーグ
音楽: ランディ・ニューマン
 
出演: ロバート・デ・ニーロ・・・レナード・ロウ(患者)
ロビン・ウィリアムズ・・・マルコム・セイヤー(医師)
ジュリー・カヴナー・・・エレノア・コステロ(看護師)
ルース・ネルソン・・・レナードの母
ジョン・ハード・・・カウフマン(医師)
ペネロープ・アン・ミラー・・・ポーラ(見舞客)


◆ストーリー◆

神経病専門病院に赴任したセイヤーは、寝たきりで話すことも動くこともできない患者が反射神経だけは残っているということを発見する。

そんな患者達の中で、セイヤーは、11歳のときに発病し、30年間寝たきりだったレナードに目を留める。

セイヤーは、レナードを何とか助けようと、まだ認可が下りていないパーキンソン氏病の新薬Lドーパを使ってみることをレナードの母親に提案する。

母親の承諾を得たセイヤーは、さっそくレナードに新薬を投与。

そして、ある朝、ついにレナードが目覚めた。

他の患者にも投与したところ、劇的な効果を上げるが・・・



◆感想◆

実話を基にした難病モノってどうも涙腺がゆるんでしまう。


1929年、11歳のレナードは、手が震えて段々と字が書けなくなってしまう。

そして、時は流れ、1969年、無表情で車椅子に座る41歳のレナードがいた。

傍らには母親が寄り添い、返事をしないレナードにひたすら話しかけている。

そんな姿を見た新任医師のセイヤーは、彼を目覚めさせようと新薬を投与することに決めるが・・・


ロビン・ウィリアムズが笑いナシの抑えた演技。

(ロビン・ウィリアムズって、医者の役が多くないですか?どうも、「9か月 」のブッ飛んだ産科医のイメージが強くて・・・)

ただ、1ヶ所、笑えたのは、夜中にレナードが目覚めたことを看護師が仮眠中のセイヤー医師に知らせにきて、その時、慌てて部屋を飛び出したもんだから、メガネがどこにあるかわからない。

病室に向かいながら、セイヤーは、看護師のエレノアに尋ねる。


「メガネメガネはどこだ?」


「かけてます!!メガネ


それまでがかなりシリアスな感じだったので、笑ってしまいました。

でも、私も家ではメガネかけてるんですけど、メガネかけたまま顔洗ったりとか、メガネかけたままウトウトしてたら、メガネかけてんだかかけてないんだかわからなくなることありますけどね。


レナードが目覚めて、初めて母親と抱き合うシーン、目覚めたあとに、父親の見舞いに来るポーラという女性に一目惚れするんだけど、そのポーラともう会わないと決め、病院のカフェテリアみたいなところで静かにダンスをするシーンは涙なしでは見られませんしょぼん

あと、一旦目覚めたものの、再発して発作を起こすレナード、その姿をレナード自身がセイヤーに「(カメラで)撮れ!」というシーンがまた泣けてくる。


人間の尊厳みたいなものを考えさせられる映画。

セイヤーがレナードや他の患者に対してした治療(新薬を投与して症状を改善させること)は、果たしてよかったのか?

でも、セイヤーは、一瞬だけ目覚めさせようと思ったわけではなく、ずっと目覚めが続くことを願って新薬の投与をしたと思うので、私は、セイヤーの行為はよかったと思うんだけど・・・でも、それは患者本人に聞いてみないとわからないかもね。

一瞬だけでも目覚めさせてくれて、夢のような時間を与えてくれてありがとうって思うのか、夢のような時間を過ごし、また奈落の底に突き落とされた気持ちでいるのか・・・

決してハッピーエンドではないかもしれないけど、ラストシーンで救われた。

幸せ全開!ってシーンではないけど、これまで人付き合いが苦手で結婚もしていなかったセイヤーが新たな一歩を踏み出したって感じのラストシーン。

実話を基にしてるってことなので、その後どうなったのか知りたいです。(このシーンも実話なのかどうかは知りませんが・・・)

原作も読んでみないと。







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パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
恋しくて

★★★★☆

SOME KIND OF WONDERFUL(95分)


監督: ハワード・ドゥイッチ
製作: ジョン・ヒューズ
製作総指揮: マイケル・チニック
脚本: ジョン・ヒューズ
撮影: ジャン・キーサー
音楽: スティーヴン・ハギュー、ジョン・ミューサー
 
出演: エリック・ストルツ・・・キース・ネルソン
メアリー・スチュアート・マスターソン・・・ワッツ(キースの幼馴染)
リー・トンプソン・・・アマンダ(キースの憧れの女性)
クレイグ・シェイファー・・・ハーディ(アマンダの彼氏)
ジョン・アシュトン・・・クリフォード・ネルソン(キースの父)
イライアス・コティーズ・・・ダンカン(スキンヘッド)
モリー・ヘイガン・・・シェイン(アマンダの友人)
キャンディス・キャメロン・・・シンディ・ネルソン(キースの妹)

ジェーン・エリオット・・・キャロル・ネルソン(キースの母)


◆ストーリー◆

キースとワッツは、幼馴染。

ドラムを叩き、男勝りのワッツは、キースに密かに想いを寄せていたが、自分の気持ちを伝えられないでいた。

そうこうしているうちにキースは、学校一の美人アマンダに一目惚れ。

アマンダには、金持ちの彼氏ハーディがいたが、キースはそんなのお構いなしでアマンダに接近する。

ワッツは、彼女のことを諦めるようにキースに忠告するが、聞く耳持たない。



◆感想◆

オープニングからいかにも80年代!って感じの映画です。

主役の彼は、どこかで見たような、名前を聞いたような・・・って思ったら、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主役を降ろされた彼だ!!(こないだ、「マイケル・J・フォックスのすべて」みたいなアメリカの番組で見た!!)

そういえば、何となく細身のマイケル・J・フォックスって感じが・・・(130Rの板尾さんにも似てる^^;)

そして、メアリー・スチュアート・マスターソン。

彼女は、ボーイッシュな女性を演じたらピカ一ですね!!


ストーリーは、よくありがちなストーリー。

男女の友達同士で、片方がもう一方に片思いしてるんだけど、言い出せなくって、恋の相談にまで乗ってしまうという・・・きっと現実でもよくあるんじゃないのかな?

もう、こういうストーリーだと結末はおわかりですね?!

ラブストーリーに、とにかく大学に行けという父親とキースの確執みたいなものを織り交ぜつつ話が進んでいって・・・


ラストシーンは、とても素敵なんだけど、ラストの2~3分でかなりの急転直下。

え?そんなにあっさりと??って感じです。(色んな意味で。)


スキンヘッドの不良(ダンカン)とキースの絡みが面白かった。(すっかり仲良しになってるしあせる






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角川エンタテインメント
コーヒー&シガレッツ

★★★★★

COFFEE AND CIGARETTES(97分)


監督: ジム・ジャームッシュ
製作: ジェイソン・クリオット、ジョアナ・ヴィセンテ
脚本: ジム・ジャームッシュ
撮影: トム・ディチロ、フレデリック・エルムズ、エレン・クラス
ロビー・ミューラー
美術: マーク・フリードバーグ
編集: ジェイ・ラビノウィッツ
 
出演: ロベルト・ベニーニ・・・ロベルト(「変な出会い」)
スティーヴン・ライト・・・スティーヴン(「変な出会い」)
ジョイ・リー・・・双子(女)(「双子」)
サンキ・リー・・・双子(男) (「双子」「ジャック、メグにテスラコイルを見せる」)
スティーヴ・ブシェミ・・・ウェイター(「双子」)
イギー・ポップ・・・イギー(「カリフォルニアのどこかで」 )
トム・ウェイツ・・・トム(「カリフォルニアのどこかで」)
ジョー・リガーノ・・・ジョー(「それは命取り」)
ヴィニー・ヴェラ・・・ヴィニー(「それは命取り」)
ヴィニー・ヴェラ・Jr・・・ヴィニー Jr. (「それは命取り」)
ルネ・フレンチ・・・ルネ(「ルネ」)
E・J・ロドリゲス・・・ウェイター(「ルネ」)
アレックス・デスカス・・・アレックス(「問題なし」)
イザック・ド・バンコレ・・・イザック(「問題なし」)
ケイト・ブランシェット・・・ケイト/シェリー(「いとこ同士」)
メグ・ホワイト・・・メグ(「ジャック、メグにテスラコイルを見せる」)
ジャック・ホワイト・・・ジャック(「ジャック、メグにテスラコイルを見せる」)
アルフレッド・モリナ・・・アルフレッド(「いとこ同士?」)
スティーヴ・クーガン・・・スティーヴ(「いとこ同士?」)
GZA・・・GZA(「幻覚」)
RZA・・・RZA(「幻覚」)
ビル・マーレイ・・・ビル・マーレイ(ウェイター)(「幻覚」)
ビル・ライス・・・ビル「シャンパン」
テイラー・ミード・・・テイラー(「シャンパン」)


◆ストーリー◆

登場人物たちがコーヒーを飲み、タバコを吸いながら四方山話を繰り広げる11編からなるオムニバス作品。



◆感想◆

登場人物がコーヒーを飲みつつ、タバコをふかしながら世間話してるだけの映画。

チェックのテーブル(orテーブルクロス)の上に置かれたコーヒーカップを真上から映すショットは、ほとんどの作品に入っている。(チェックのテーブル(orテーブルクロス)じゃない話もあったと思う。)

はっきり言って、どうでもいい内容なんだけど、これが意外に面白い。(11話あるので、全てが全て面白いとは言わないが・・・)

カフェや喫茶店で隣に座った人の話を盗み聞きしてるような感覚?


「変な出会い」は、ロベルト・ベニーニが座っている席に、スティーヴン・ライトがやってくる。

ロベルトが、「コーヒーを注文しておいたから。」って言うんだけど、もうすでにそこには、テーブル一杯のコーヒーカップが置いてあって・・・

ベニーニの飄々としたマヌケな感じがいい。

スティーヴンのことを、最後までスティーヴと呼ぶ(何度スティーヴンだと訂正しても。)ベニーニが可笑しい。

オチは、”忙しくてトイレに行くヒマもない。私の代わりにトイレ行っといて!”的なオチ。(わかり辛い?オチなので、わかり辛いほうがいいのかも?!)


「双子」は、ジョイ・リーとサンキ・リーが双子の役。(本物の姉弟だけど、双子ではない。ちなみに、スパイク・リーの妹弟。)

ちょっとワルそうな双子なんだけど、そこにウェイター役のスティーヴ・ブシェミが会話に入ってくる。

双子らしく、返事のタイミングは同じ。

でも、たまに返事が違う(片方が「YES」で片方が「NO」)っていうのが可笑しい。

そして、エルヴィス・プレスリーのうんちくを双子にひたすら語り続けるスティーヴ・ブシェミがまた可笑しい。


「カリフォルニアのどこかで」は、イギー・ポップの席に、トム・ウェイツが遅れてやってくる。

イギーもトムも禁煙したというが、トムのほうが「久しぶりに吸うからこそうまいんだ!」とか何とか言いながら、前の客が忘れていったタバコを拝借し、イギーに勧め、イギーも「久しぶりに吸うからこそうまい!」って言いつつタバコを吸うのが笑える。

イギー・ポップが店を出たあと、一人になったトム・ウェイツの行動がまた可笑しい。


「それは命取り」は、ジョーが、昼食はコーヒーとタバコだけだというヴィニーを戒めるがヴィニーは取り合おうとしない。

ハタから見てたら、オヤジの口げんか。最初のセリフがいきなり「お前はバカだ。」だもん。

でも、親友だからこそ、相手の体を心配してあげてるんだろうなって感じは伝わってきた。


「ルネ」は、一人テーブルでコーヒーを飲み、タバコをふかすルネという美女にウェイターが近づいてきて、勝手におかわりのコーヒーをカップに注いでしまう。

「要らなかったわ。色も温度もちょうどよかったのに。」と言うルネ。

何度言われてもコーヒーを入れようと近づいてくるウェイターが可笑しい。

しかし、ルネの髪型・・・デカイ(ありんこのお尻みたいな)・・・どうやってセットしたんだろうか?!


「問題なし」は、とあるパリのカフェ。

アレックスに呼び出されたイザックは、アレックスに何か問題でも起こったのかと尋ねるが、アレックスは問題はないと言う。

わざわざ呼び出したんだから、何か問題でもあったんだろうと何度も聞くイザック。

しかし、アレックスは「問題ない」と言い、会いたかったかっただけだと言う。

会いたいと言いながら、「順調か?」「問題ない。」「本当に順調なのか?」「本当に順調だ。」ってな会話しかせずに店を出て行くイザック・・・2人の久しぶりの再会はこれでよかったのか?!


「いとこ」は、セレブ女優とアウトローっぽいいとこをケイト・ブランシェットが二役見事に演じ分けている。

2人でタバコを吸ってるときは、何も言われなかったのに、セレブのほうが帰っていとこが一人になると、ウェイターが「禁煙です。」と言いにやってくるのとか、女優は化粧品のCMに出れば、金持ちなのにそこの化粧品がタダでもらえていいわよね~。なんてセリフが皮肉っぽい。


「いとこ同士?」は、アルフレッド・モリーナとスティーヴ・クーガンがイギリス人ということで、テーブルの上にはコーヒーじゃなくて紅茶が・・・

スティーヴのほうが売れっ子俳優で、アルフレッドは、普通の俳優っていう感じの役。

アルフレッドがスティーヴといとこだということを発見して、うれしがってスティーヴに今度一緒に旅行に行こうだとか、電話番号教えてくれとか言うんだけど、スティーヴはやんわりと断る。

でも、アルフレッド宛にかかってきた電話の相手を聞いて、スティーヴは、手のひらを返したように態度を変え、自宅の電話番号教えてもいいよなんて言い出すんだけど・・・

きっと、現実でもよくあることなんじゃないでしょうか?

例えば、昔、フッた男の子が今は芸能人になってるって聞いて急に接近してくるとかってことが・・・


「幻覚」は、ビル・マーレイがコーヒーポットのコーヒーをポットのまま飲むシーンが笑える。



「ジャック、メグにテスラコイルを見せる」と「シャンパン」は、ごめんなさい、特に心に残るシーンはありませんでした。


私は、コーヒーは飲みますが(1日1杯くらいなので中毒ってほどではないですが。)タバコは吸わないんですね。

コーヒーとタバコがよく合うのかっていうのは、残念ながらわかりませんが、どちらも中毒っぽい魔力を持ってるってことは確か。

コーヒー、タバコ、両方嗜まれる方は、このゆったりとした(悪く言えばダラダラとした)雰囲気の映画をもっと楽しめるかもしれません。

タバコを吸わない私でも結構楽しめたので。

短編だから、飽きる前に終わるっていうこともあるんだと思いますが。






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★★★★☆

DAYDREAMS(18分)


監督: バスター・キートン、エディ・クライン

脚本: バスター・キートン、エディ・クライン

撮影: エルジン・レスリー

製作: ジョセフ・M・シェンク
 
出演: バスター・キートン
エディ・クライン・・・劇場監督
ルネ・アドレー・・・少女
ジョー・ロバーツ・・・市長
ジョー・キートン・・・少女の父親


◆ストーリー◆

恋人との結婚を許してもらうため、彼女の父親の元を訪れるキートン。

父親に「うちの娘を食わせていけるのか?」と聞かれ、都会へ出て大物になって帰ってくると約束する。

近況を恋人に手紙で報告するが、恋人は、キートンが出世したと勘違いし・・・



◆感想◆

キートンは、恋人と結婚するために都会に出て、仕事をし、たびたび手紙を書く。

「手術をした。」っていう手紙に、恋人は、てっきりキートンが医者になったと思い込む。

でも、実際は、人間の病院じゃなくて、犬猫病院だった・・・

そんな手紙が何度か来たんだけど、ある日「ハムレットの舞台に出ています。」っていう手紙が来る。

しかし、ひょんなことから、舞台衣装のまま、警官の追われるハメに。

そして、古着屋で古着を拝借するんだけど、そこからが、これぞキートン!って感じの展開になります。

キートンが数百人(数千人?)の警官に追いかけられるシーンあり、アクロバティックなシーンあり・・・キートンお得意のスラップスティックコメディ。

ラストは、結局、大物にはなれずじまいで、恋人の元に戻ってくる。

約束を守れなかったキートンは自殺するために、拳銃の引き金を引くんだけど・・・

さて、結末はいかに?!


ところで、先日観た「北極無宿」もそうだったんだけど、何で字幕がフランス語なんだろう??





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★★★★☆

THE FROZEN NORTH(18分)


監督: バスター・キートン、エドワード・F・クライン

脚本: バスター・キートン、エドワード・F・クライン

製作: ジョセフ・M・シャンク

撮影: エルジン:レスリー

演出: フレッド・ガブリー
 
出演: バスター・キートン
ジョー・ロバーツ・・・ドライバー

シビル・ シーリー・・・キートンの妻

ボニー・ヒル・・・隣の奥さん
フリーマン・ウッド・・・隣のご主人

エドワード・F・クライン


◆ストーリー◆

地下鉄を降りるとそこは、アラスカの大雪原だった。

指名手配のポスターを切り取り、相棒に見立てて、賭場の客を脅して金を奪おうとするが失敗。

家に帰ると妻が浮気しているのを発見。

背後から妻もろとも銃で撃つが、隣の家と間違えたことに気付く。



◆感想◆

極悪キートンドクロが観られる作品。


家の扉を開けると、妻が知らない男と浮気している姿を目にしたキートンは、妻と男を射殺。

でも、次の瞬間「あっ、家、間違えちゃった♪(隣だった♪)」とか何とか言いながら、本当の家に帰る。

ラスト、銃撃戦で、自分も撃たれるが、死に際に銃を撃ちまくり・・・


当時の西部劇のスター、ウィリアム・S・ハートや「愚なる妻」(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)などの作品のパロディらしいんですが、それにしてもキートンがこんなに殺伐な映画を・・・と思ってたら、最後にちゃんとオチがあります。







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アミューズソフトエンタテインメント
ボッカチオ’70

★★☆☆☆

BOCCACCIO '70(204分)


監督: マリオ・モニチェリ <第1話「レンツォとルチアーナ」>
フェデリコ・フェリーニ <第2話「アントニオ博士の誘惑」>
ルキノ・ヴィスコンティ <第3話「仕事中」>
ヴィットリオ・デ・シーカ <第4話「くじ引き」>
製作: アントニオ・チェルヴィ、カルロ・ポンティ
脚本: チェザーレ・ザヴァッティーニ<第4話「くじ引き」>
フェデリコ・フェリーニ<第4話「くじ引き」>
エンニオ・フライアーノ<第2話「アントニオ博士の誘惑」>
ルキノ・ヴィスコンティ<第3話「仕事中」>
スーゾ・チェッキ・ダミーコ<第1話「レンツォとルチアーナ」>、<第3話「仕事中」>
マリオ・モニチェリ<第1話「レンツォとルチアーナ」>
イタロ・カルヴィーノ <第1話「レンツォとルチアーナ」>
トゥリオ・ピネッリ<第2話「アントニオ博士の誘惑」>
ブルネッロ・ロンディ<第2話「アントニオ博士の誘惑」>
撮影: オテッロ・マルテッリ<第4話「くじ引き」>、<第2話「アントニオ博士の誘惑」>
ジュゼッペ・ロトゥンノ<第3話「仕事中」>
アルマンド・ナンヌッツィ<第1話「レンツォとルチアーナ」>
音楽: ニーノ・ロータ<第3話「仕事中」>、<第2話「アントニオ博士の誘惑」>
アルマンド・トロヴァヨーリ<第4話「くじ引き」>
ピエロ・ウミリアーニ<第1話「レンツォとルチアーナ」>
 
出演: ソフィア・ローレン・・・ゾーエ(射的場の看板娘)<第4話「くじ引き」>
ルイジ・ジュリアーニ・・・ガエタノ(ゾーエの恋人)<第4話「くじ引き」>
アニタ・エクバーグ・・・看板の美女<第2話「アントニオ博士の誘惑」>
ペッピノ・デ・フィリッポ・・・アントニオ博士<第2話「アントニオ博士の誘惑」>

ロミー・シュナイダー・・・プーペ(伯爵の妻)<第3話「仕事中」>

トーマス・ミリアン・・・オッタービオ伯爵<第3話「仕事中」>

ロモロ・ヴァリ・・・<第3話「仕事中」>

マリサ・ソリナス・・・ルチアーナ<第1話「レンツォとルチアーナ」>

ジェルマーノ・ジリオーリ・・・レンツォ<第1話「レンツォとルチアーナ」>


◆ストーリー◆

第1話 「レンツォとルチアーナ」 (RENZO E LUCIANA)

恋愛・結婚はご法度の会社に勤めるルチアーナは、同じ会社に勤めるレンツォと極秘に結婚するが、ルチアーナにエロ上司が急接近してきたり、様々な問題が発生し・・・


第2話 「アントニオ博士の誘惑」 (LE TENTAZIONI DEL DOTTOR ANTONIO)

道徳家のアントニオ博士は、ある日、自分の家の前にグラマーな美女の大きな看板が建てられたことに激怒、何とか看板を撤去させようとするが、看板の中の巨大なグラマー美女が夢に現れ、アントニオ博士を苦しめる。


第3話 「仕事中」( IL LAVORA)

浮気性の伯爵コンテは、娼婦と遊んでいたことがマスコミにばれてしまい、何とかもみ消そうと弁護士と相談中、妻のプーぺが帰ってきたとの知らせを受ける。

彼女は、伯爵が遊んでいた娼婦と会ってきたという・・・

伯爵夫婦の生活費は、プーぺの父親から出ており、今回の一件でプーぺの父親は、銀行の口座を凍結してしまった。

浮気性の夫をやりこめようとプーぺは、仕事をすると言い出し、自分と寝るときは、報酬をもらうとも言い出した。


第4話 「くじ引き」 (LA RIFFA)

秘密に開催される宝くじの景品は、射的小屋の看板娘ゾーエだった。

男たちは、何とかゾーエと一夜を共にしたいと、宝くじを買いあさる。

しかし、一等を当てたのは、教会で働く冴えない男クスペットだった。

男たちは、高い金を積んで当たりくじを譲ってくれとクスペットに詰め寄るが・・・



◆感想◆

長い・・・観るのに2日かかりました(笑)

長いので、公開当時は、第一話の「レンツォとルチアーナ」はカットされたそうです。(監督が日本では無名だからだとか。)

でも、私は、そのカットされた「レンツォとルチアーナ」が一番良かったと思います。

出てくる街の雰囲気が昔の日本の風景(テレビでしか観たことないけど。)に似てるんですよね。

芋の子を洗うような混雑のプール、通勤ラッシュに渋滞、真面目に働く労働者・・・

イタリアも60年代ってそんな感じだったんだ。

恋愛禁止(発覚すれば即解雇)の会社が日本にあったかどうかは知りませんが、イタリアって自由な恋愛を楽しんでるようなイメージがあるので、映画の中であってもそういう会社があるってことに結構ビックリしました。


第二話の「アントニオ博士の誘惑」は、クスッと笑える作品。

禁欲主義のアントニオ博士は、街からいかがわしいものをすべて消し去りたいと思っているわけです。

街で女性のグラマーな写真が載った新聞などは、全部買い取ったりして、街の秩序を維持しているカタブツ。

そんなアントニオ博士の住まいの向かいに大きなグラマー美女の看板が・・・

撤去を求めるアントニオ博士。

やっとのことでグラマー美女の顔と胸の部分に白い布がかけられることになって、アントニオ博士はご満悦。

でも、看板の中から巨大なグラマー美女が飛び出して、アントニオ博士を追いかけてきて、博士を苦しめる。

結構、わかりやすい話だと思う。


第三話「現金」は、夫の浮気に激昂せず、じわりじわりと夫をやり込めるのが痛快。

セックスするときは、お金ちょうだいっていう妻の要求に応じるところが可笑しい。


第四話「くじ引き」は、くじ引きの景品にされた射的場の看板娘に鼻の下伸ばしてる男たちがバカっぽくて面白い。

ソフィア・ローレンは、お金のためなら何でもする、小悪魔的な女性の役。

でも、ラストでちょっと改心するんですよね。


いずれにしても、長い!

これ、映画館で観てたら絶対寝るぐぅぐぅ

イタリアの巨匠たちの作品なんですが、巨匠と呼ばれる人たちの作品って、私にはレベルが高すぎてあせる

でも、まあ、観てヨカッタなとは思います。






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角川エンタテインメント
ハッカビーズ スペシャル・エディション

★★★☆☆

I HEART HUCKABEES
I LOVE HUCKABEES(107分)


監督: デヴィッド・O・ラッセル
製作: グレゴリー・グッドマン、スコット・ルーディン、デヴィッド・O・ラッセル
製作総指揮: マイケル・クーン
脚本: デヴィッド・O・ラッセル、ジェフ・バエナ
撮影: ピーター・デミング
美術: K・K・バレット
編集: ロバート・K・ランバート
音楽: ジョン・ブライオン
 
出演: ジェイソン・シュワルツマン・・・アルバート・マルコヴスキー(青年活動家)
ジュード・ロウ・・・ブラッド・スタンド(ハッカビーズ社員)
ダスティン・ホフマン・・・ベルナード(哲学探偵)
リリー・トムリン・・・ヴィヴィアン(哲学探偵)
マーク・ウォールバーグ・・・トミー・コーン(消防士)
イザベル・ユペール・・・カテリン(フランス人思想家)
ナオミ・ワッツ・・・ドーン(ブラットの恋人)
シャナイア・トゥエイン・・・本人
タリア・シャイア・・・ミセス・シルバー
アイラ・フィッシャー・・・ヘザー
ティッピー・ヘドレン・・・メリー・ジェーン・ハッチントン


◆ストーリー◆

スーパーマーケット”ハッカビーズ”の新店舗建設計画から自然を守ろうと奔走している環境保護団体の青年活動家アルバート。

アルバートは、ある日、実存主義を取り扱う”哲学探偵”夫婦のもとを訪れ、自分を探偵してもらうことに。

しかし、それを知ったアルバートの宿敵であるハッカビーズのエリート社員ブラッドも同じ哲学探偵夫婦を雇ってしまう。



◆感想◆

これ、公開当時、観たくって映画館に行こうと思ってたんですけど、お金払って観なくてヨカッタ・・・

面白くなくはないんだけど、ちょっとはてなマークって感じで、インパクトのある映画だと思うけど、心には残らない映画というか・・・

お金払って観る価値はないかな?と。

確実に万人受けするような映画ではないです。


登場人物は、みんな変人。

巨大スーパー「ハッカビーズ」のエリート社員ブラッド、環境保護活動に熱心なヲタク青年アルバート、石油問題にただならぬ関心を持っている消防士のトミー・・・

しか~し、私の中では、哲学探偵夫婦役のダスティン・ホフマンとリリー・トムリンのコンビが最強の変人!

この2人、実存主義を取り扱う探偵なんだけど、実存主義って・・・ハイデッガー?サルトル??なんかの思想ですか???(哲学って大学の一般教養で取ってただけなので、サッパリわかりません汗

私みたいな凡人には、どのシーンが実存主義的なのかもよく理解できません。


”ハッカビーズ”のエリート社員ブラッドは、鼻につくヤツで、新店舗建設計画でどんどん出世していくんですよね。

でも、その後、哲学探偵夫婦の一言を聞いてから、どんどん落ちぶれていくっていうのが痛快。


ヲタク青年アルバートは、哲学探偵夫婦に子供のころのトラウマ(猫が死んだときのこと。)を指摘されるんだけど、この部分だけは、なるほど・・・と思いましたね。

猫が死んで悲しんでるアルバートに母親は、アルバートの悲しみを理解しようともせず、無関心だった→愛情が希薄っていうのが、現実の世界にもありがちだな・・・とふと思ったりして。

あと、キョーレツに印象に残ったシーンは、アルバートの夢?か幻想?かわからないけど、宿敵ブラッド(ジュード・ロウ)のおっぱいに赤ちゃんになった(といっても顔はオトナのまま。)アルバートが吸い付いてるとこ。

リアルで気持ち悪いドクロ


ラストは、これはハッピーエンドなのか?!

ブラッドが落ちぶれていくのはわかるんだけど、アルバートはあれでよかったんでしょうか?

消防士のトミーはたぶん幸せ一杯だと思うんだけど・・・


映画の中でもエンドロールでも出てきた、


"How am I not myself?"


ってのがこの映画のテーマなんでしょうかね?
・・・しかし、私にとっては、まるで禅問答。




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