セキセイインコに与える餌は結局なにが良いのか | 清水あきら@セキセイインコと暮らす

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セキセイインコについての知ってほしいことやただ単に私の関心あることや記録として残していきたいことを書きます。

セキセイインコに限らず、飼育する以上ペットがこれをしたい、あれを食べたい、といった気持ちが身を結ぶかどうかは、すべて飼い主の判断に委ねられています。

その意味でセキセイインコには自由がありません。

 

こちらの記事を読んでいただければ、結局何を与えたらいいのかわからないと思っている方が安心してセキセイインコに野菜や果物を与えてあげられるようになります。

 

飼い主が気遣ってやらなければならないことのひとつが食事と私は考えております。

食事は身体の健康に大きな影響を与え、その日の気分にも作用します。

 

普段食べるシードやペレットのほかに食べるものがあれば、それだけでセキセイインコにとっての生きている時間を華やかなものにしてあげられるのではないでしょうか。

 

セキセイインコにあげていい食べ物と食べさせてはいけない食べものをご参考にしていただき、安心して愛鳥に野菜や果物を与えてあげてほしいと思います。

 

・おもな餌はシードとペレットの2種類

 

このふたつはセキセイインコの主食となるものです。おそらくペット購入時にペレットをおすすめされることが多いと思います。ただあまりおいしくないのか、我が家のぴよたんは、家に迎えて2週間もしたころには一切口をつけなくなりました。

問題なく食べるのであれば「完全栄養食」をうたっているので与えて問題ないかと思います。

欧米ではペレットを主食にしているご家庭が多いようですよ。

 

シードをあげるさいの注意点としては、セキセイインコは餌の選り好みをするので栄養バランスに偏りがでます。

ただ、食事量を計測し、一日に必要な分を与えてやれば必ずすべて食べるのでご安心ください。もしも計測した必要分が多く残っていれば体調不良の可能性があるので注意してください。

 

・カルシウムを取らせるために

 

炭水化物と脂質が多く含まれているシード食ではカルシウムを摂取できません。なので主食のシードとは別にボレー粉やカトルボーンを与える必要があります。

カルシウムは骨を作るのに必要な栄養ですが、セキセイインコには卵を産むさいにもカルシウムを使用します。

 

・ボレー粉

 

牡蠣の貝殻を砕いたもの。洗浄済みのものとそうでないものがあるので注意です。

未洗浄の場合、ボレー粉をざるに入れて水で濁りがなくなるまで洗う必要があります。

その後天日干しで殺菌し、しっかり乾燥したものを容器で保管する必要があります。

けっこう大変なので洗浄済みのボレー粉を購入するのがおすすめです

 

・カトルボーン

 

イカの甲。カルシウムやミネラルが豊富に含まれております。

購入すると付属の針金を巻き付けてケージに固定することができます。また削って粉末にし、容器で与える方法もあります。

 

・セキセイインコに必要なビタミン

 

ビタミンと一括りにするにはあまりにそれぞれが持つ役割が多く、一つ一つ調べて理解するのが面倒になってしまいますよね。

なので簡単にセキセイインコに必要なビタミンとその役割、おすすめのビタミン剤を紹介しました。

 

  • ビタミンA:免疫力を高める。
  • ビタミンB群(B1、B2、B6、B12):たんぱく質、脂質等のエネルギー代謝を円滑に行うための補酵素。
  • ビタミンC:抗酸化作用。ストレスや風邪の抵抗力を高める。
  • ビタミンD:骨を強くし、アレルギー症状の緩和に効果がある。
  • ビタミンE:加齢によって発症しやすい疾患を予防できる。脂質の酸化防止の役割がある。
  • ビタミンK:骨を健康に保つ役割がある。

 

 

セキセイインコはビタミンを効果的にとることで骨や羽毛、内臓の健康を維持することができます。シード食を与える場合、それだけではビタミンを十分に取ることができませんので、ビタミン剤を与える必要があります。

 

ネクトンSカルビタバードがおすすめの商品になります。

シードにかけたり水に溶かして与えてあげてください。

 

セキセイインコの食べるものと食べてはいけもの一覧

 

あるサイトでは食べて良いと書いてあるけれども別のサイトではダメと書いてあるものがあったので、そういう食べものはなるべく省きました。

 

下の一覧はどのサイトでも食べていいと書いてあるものと、食べてはいけないと書いてあるものを記載しています。

 

食べさせてはいけないものは、他にもチョコレートであったり、コーヒーアルコール類もあるのでご注意ください。

 

食べさせても良い野菜

 

・小松菜

 

・豆苗

 

・パセリ

 

・かぼちゃ

 

・にんじん

 

・ピーマン

 

・ズッキーニ

 

食べさせても良い果物

 

・みかん(皮も大丈夫です)

 

・いちご:バラ科の植物なので与えるのに躊躇される方もいらっしゃると思いますが、実についた種はほとんど発芽しないので大丈夫とされています。

 

・バナナ:ぴよたんの大好物ですが、糖質が多いので与えすぎには注意

 

・キウイ

 

・メロン

 

洋梨

 

食べさせてはいけない野菜

 

・ほうれん草:栄養素のシュウ酸カルシウムがカルシウムの吸収を阻害するため。

 

・キャベツ:ゴイトロゲンという甲状腺腫誘発物質が含まれています。

 

・ネギ:玉ねぎやにら、にんにくはネギ同様、中毒を引き起こす危険性があります。

 

・オクラ

 

食べさせてはいけない果物

 

・アボカド:ペルシンという成分が鳥類には猛毒。

 

・林檎:バラ科の果物。

 

・さくらんぼ:バラ科の果物。

 

:石細胞という成分が、セキセイインコの消化器官に影響を与え、おなかを下す原因になります。

 

まとめ

 

シードやペレット以外にもセキセイインコは多くのものを食べることができます。

ご家庭によってあげるものは様々ですが、シードを与える場合、カルシウムやビタミンは飼い主が気遣ってやらなければ取ることができない栄養となっていますので、ぜひ与えてあげてください。

 

とくに大切と感じることをもう一度まとめに共有しておきます。

 

  • チョコレート・コーヒー・アルコール類は絶対に与えてはいけません。
  • ネギ類も中毒を引き起こすので与えてはいけません。
  • 洋梨は与えても大丈夫ですが、梨はセキセイインコの消化器官に良くないので与えないでください。
  • バラ科の果物には注意が必要です。
  • 食べられる果物でも与えすぎは肥満の原因になるのでほどほどにする必要があります。