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門司ゴルフ倶楽部 (夏)

先日、メンバーさんにお誘いいただき門司ゴルフ倶楽部にお邪魔してきました。

 

 

前回の訪問が2023年の1月でしたので「夏の門司ゴルフ倶楽部」は初めてです。

 

 

 

沢山の魅力と歴史がある同倶楽部ですが、いつも最初に話題に上がるのがアントニン・レーモンド設計のクラブハウスではないでしょうか。

 

 

 

この写真でいうと手前の右側にある受付カウンターで必要事項を記入してロッカーキーを頂き、ロッカーで着替えてから今回もすぐに2階に上がりました。

 

 

 

 

 

前回は冬でしたので暖炉に火が入っていて、その周りに腰掛けコーヒーを頂きましたがこの時期はもちろん使われていません。

 

 

 

 

 

アントニン・レイモンドは旧帝国ホテル設計の為、大正8年に来日したチェコ人の名設計家。

 

昭和35年にレイモンド設計・竹中工務店施工で建てられた2代目となるコチラのクラブハウスは「国の有形文化財」にも登録されています。

 

 

 

 

 

 

メンバーさんに勧められるままにハイボールを1杯、美味しく頂いてからのスタートでした。

 

 

 

 

 

 

 

文句なしの良い天気です、、、途中にパラッと小雨が降りましたがこの時期にしてゴルフ日和だった気がします。

 

 

 

アウトコースの1番からスタートしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

門司ゴルフ倶楽部は昭和9年、名匠・上田治の設計での9ホールで開場した福岡県で一番古いゴルフ場です。

 

 

 

 

 

 

前回の来場時は「冬の高速・高麗グリーン」でバンカーからの往復ビンタを何度か頂いたり、薄い芝から砲台グリーンへのアプローチに苦戦してクチャクチャになりました。

 

 

キャディさんに「夏に来たらここまで大変じゃないから」と励ましてもらったんですが、今回は「目の詰まったラフ」と「順目・逆目で全く気配の違うぐグリーン」に手こずってやっぱクチャクチャに。(涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どのホールも小さめのグリーンが砲台形状で左右前後にあるアリソンバンカーがしっかり効いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天気の良い日は乗用カートがコース内まで乗り入れてくれます、、、ここまで夏が暑いとコレは助かりますよね。

 

 

 

 

 

 

立ち直る気配もないままに前半が終了、、、、素敵なクラブハウスで美味しい料理を頂き気分を切り替えます。

 

 

 

前回も頂いたハムカツ、雲仙ハムを使っておられるそうでムチャ美味いです。

 

 

 

鯖そうめん、のど越しが良くてコチラも美味でした。

 

 

 

 

 

 

 

昼からのインコースは出足の数ホールこそフラットな形状ですが、13番くらいからアップダウンの多い個性的なホールが続きます。

 

 

後年に9ホールを追加された際に作られたモノが多く含まれてるのがインコースなんだそうです。

 

 

「戦争で芋畑になった最初の9ホールの復興も含め、戦後に進駐軍の協力でブルドーザーを存分に使えたからこんな面白いホールが増えたそうです」とキャディさんが教えてくれました。

 

 

 

 

 

10番のロングと11番のショート、この辺りはまだ比較的フラットですが改めて写真で見ると狭いですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名物13番のミドルホール、メンバーさんは「二百三高地」と呼んでおられる落としどころが狭くてセカンドからすごい打ち上げになってる難ホール。

 

 

 

右側はずっと池。(苦笑)

 

 

 

セカンド地点がこの辺りですが打ち上げてる上にアリソンバンカーが重複するように効かせてあります。

 

 

 

 

グリーンからティーイングエリアを振りかえるとこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

14、15番とジェットコースターのようなミドルホールが続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムチャ難しんだけどアウトコースと全く違う雰囲気で、実はどちらも楽しかったです、、、、、スコアはヤバいんですけど。

 

 

 

 

 

 

 

17番は高い場所にあるティーイングエリアから狭い右ドッグレッグのコースにティーショット。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

門司ゴルフ倶楽部の立ち上げに尽力された初代理事長・出光佐三が上田治リクエストしたといわれる「池がきれいにレイアウトされたショートホール」が最終の18番です。

 

 

 

小説【海賊と呼ばれた男】の主人公、出光石油の創業者・出光佐三氏は当初「ゴルフ亡国論者」だったそうです。

 

 

1.ウィークデーに、プレーするのは有閑階級の遊びごとで、亡国的遊戯である。

 

2.ゴルーファーになると、宴会でも車中でも、ゴルフの話ばかりで、はた迷惑である。

 

3.ニッカーボッカーにハンチングという服装がいやらしい。

 

がゴルフ嫌いの理由だったそう。(笑)

 

 

食わず嫌いだと見抜いた財界の仲間が有名プロのレッスン付きで無理やり誘ったラウンドでゴルフ好きになられ、門司ゴルフ倶楽部の開場や維持にご尽力されたんだとか。

 

 

 

 

門司ゴルフ倶楽部では三大競技と呼ばれる「倶楽部チャンピオン」「理事長杯」「主将杯」にもう一つ、「出光佐三杯」という競技を現在でも大切に続けておられ四大競技なんだそうです、、、いい話だなと。

 

 

 

 

 

 

蒸し暑く汗を嫌なくらいかかせて頂いたので、ホールアウト後はロッカーに直行してお風呂で汗を流し、またまたクラブハウスの2階に。

 

 

 

 

名物、ミルクセーキというシャーベット状のデザートで火照った体を冷やしながらプチ反省会、、、、良い時間を楽しませて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

「難易度が高くいいスコアは出にくい」でしょうし、どなたか同伴か紹介をしてくれるメンバーさんを見つけないといけない壁もありプレー費も基本的に安くはないのでどなたにでもおススメしたいコースかと言えば「?」です。

 

 

 

前日の夜に食事をした小倉にある店の大将はゴルフ好きな方でしたが「門司は好かん」とハッキリと。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ北九州市が鉄の街として栄えていた時代に名匠・上田治が処女作として設計したゴルフコース、まだ若かりし日の伝説のアマ・中部銀次郎さんもこちらで腕を磨いたそうで、そんな古き良き時代をしのびながらゴルフを楽しめる稀有な倶楽部だと思います。

 

 

 

そして「コテンパンにやられて、またチャンスあればリベンジに来たい」と思う僕のようなド〇気質の方にも忘れられない名コースのひとつになってしまうんでしょうね。(笑)

 

 

 

 

 

 

「手軽でカジュアルなゴルフコース」とは反対側に位置する「面倒で重厚なゴルフ倶楽部」ですが、それぞれ違う楽しさがあってやっぱゴルフは楽しいなと感じた一日でした。

 

 

 

 

お誘いいただいたMさん、そしてお忙しい中でご一緒頂いたお二人にも感謝・感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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店長 亀井 一郎

 

 

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