本日のご紹介は草津駅で購入しました
南洋軒 近江三方よし 春
では、外観から
中を
アップで
草津駅で販売している駅弁です。近江牛すき焼き弁当がリニューアルした位で現在も草津で予約なしで購入できる駅弁の種類は代わりません。
草津駅の売店の、実態は名物うばがもちをメインとした和菓子の販売で駅弁は隅っこに追いやられています。
和菓子の価格を見ても地元の方が買いやすい価格帯です。町の和菓子屋さんと化しています。
草津駅では予約しないと購入できない駅弁です。スーパーやデパートの駅弁大会などでは時々販売されているようです。京都駅や新大阪駅でも販売されていないので実質催事駅弁です。
中は筍ごはん、近江牛のすき焼きをのせたご飯、ゆば寿司の三種類を少しずつ詰め合わせた駅弁でした。
筍ごはん、実態はおこわでした。とてももちもちしたご飯で刻んだにんじんや油揚げなどと一緒に炊かれていました。醤油味も確かにしていますがそれより出汁の風味がかなり濃くてとてもおいしいおこわでした。筍は思ったより固くて食感が楽しめるもので美味しかったです。脇に菜の花漬けが添えられています。
すき焼きご飯、近江牛ですよ!さすがに高級な牛肉だけあって少量しか乗っていませんでしたが、濃いめの味付けでしたが、とても柔らかくてご飯が進んでしまいます。ご飯もタレが染みこんでいていい感じです。脇にだし巻き玉子が添えられています。肉の量は確保できませんが、関西らしい副菜に思わずほころんでしまいます。
ゆば寿司、山椒の実が散らしてあるのが関西らしくていいです。ゆばとご飯、実に良く合います。酢はあまりきいていませんが、しっとりとした酢飯に大豆の香りタップリのゆば、出汁がとても良くきいていて味があるので酢飯と一緒に食べても本当においしかったです。残念なのは山椒、なぜだかピリッとした辛みがほとんどしなかったのが残念です。
外観はともかく蓋を開けるとイマイチぱっとしない地味な駅弁ですが、ゆばとご飯がとても良く合うことを教えてくれた実力派駅弁だと思いました。近江牛も最高でした。