言葉のアヤしい言葉 | モシモシ日記 in Roma~ローマで宿を営業中!~

言葉のアヤしい言葉

イタリアに長くいてもまだまだ慣れないことがたくさんあるモシモシ です。

みなさんお元気ですか?

 

その中でも特に未だに慣れないイタリア語があります。 

それは vuoi という言葉の使い方です。英語で言うwant (したい、欲しい)です。

 

例えば友達が電話をしてきて「今日出かけない?」と聞いてくるならわかるのですが 

vuoi を使い vuoi uscire? と聞いてきます。直訳すると「今日出かけたい?」

と言ってくるイタリア語です。

 

きっと友達は「今日出かけない?」と聞いていると思うのですが

「電話かけてきたのはそっちなのに!!」といつもちょっとだけ心に引っかかります。

友達なんだからどんな誘い方でも良いのですが、

自分が疲れていたりするとその上から目線の誘い方になぜか引っかかります。

 

「もし良ければ」という丁寧なお誘い方法が日本語にはあります。

英語の if you like はそれに近くに感じるのにse vuoiという

イタリア語にはそういう丁寧な感じをあまり感じません。

(あくまでも私の感想ですが)

 

話は変わりますが、ジャンカのマンマはモシスケを見たいが為に

毎日テレビ電話をしてきます。そして同じ会話を毎日します。

下手したら1日2回。でもイタリアではきっと普通です。

私はただひたすらカメラマンに徹します。ほぼ言葉を発しません。

きっとマンマも気にしてないと思います。見たいのは息子ジャンカとモシスケなのだから。

ただモシスケは調子が良いと良く喋るのですが、自分がおもちゃで遊んでいたり他の事をしていたら

電話を嫌がります。その嫌がるモシスケをなだめて、電話に出るようにいうのは正直面倒です。

なのでジャンカがいる時にこちらからかけるようにしています。

そして私は無になります!?

 

今日も何度も電話がかかってきたので、ジャンカに早く電話するように言うと

se vuoiという言葉をジャンカが使ってきました。

なんだかその言い方にイラっとして non voglioと(したくない)答えてしまいました。

ジャンカはそんな答えが返って来るとは思ってなかったようで、

イソイソとマンマに電話をかけていました。

 

きっとそういう意味ではない、頭では分かっているのですが。

なぜかイラっとしてしまったのでブログに書いてみました。

言葉って難しいですね。

 

日本語だって直訳すると変な言葉いっぱいありますもんね→昔のブログ