ラップ&ターンとジャーマンショートロウ、特にサイズに差は出ませんでした(ガーター編みの場合)
引き返し編み研究会の皆様、こんにちは
細かいことでお騒がせしておりまして、スイマセン。
前回の記事で、
引き返し編みについて、
GSR(ドイツ式引き返し編み:ジャーマンショートロウ)で編んだ場合、
W&T(ラップ&ターン)に比べて、1目多くならないだろうか?
サイズはその分、大きくなってしまうのではないだろうか?という疑問を書きました。
そうかなー?
どうかなー?と、
一緒に考えてくださった皆様、ありがとうございます!!
ひなくさんが、GSRの編み方と、W&Tの編み方の解説と、その構造の比較の詳しい記事を書いてくださいました!!
ありがとうございます!!
引き返し編みや編み物に少しでも興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
日頃の疑問がスッキリ解決する人が、とっても多いと思います
私ももう、ひなくさんのおかげで、今、首元まで「わかる気配」が来ています
(GSRの「かけ目」ではなく、ひっくり返す直前に編んだ目の方が、ラップ&ターンのラップに該当ってこと??で、ひっくり返してからはすべり目してるから、編んでないし目も段も増えてない。かけ目も後で一緒に編むから目数は増えないし…一緒…これラップ&ターンと完全に一緒って考えて良いのかしら?ホントに????…という段階です、今。)
頭のてっぺんまでスッキリ「構造が分かった!!」ってなって、確信が持てて、人に説明できるまで、もうあとほんの少しかなという予感がします
右と左を理解するのに、3秒くらい必要なタイプなので、皆様の約3倍の時間を要します…。
このペースやと、人生も3倍くらい無いと…いや240歳とか、私、どんな風貌になるんやろ
とりあえず今のナシで…。
さて、パッと「構造」を理解するのが苦手な人が使える手として
「とりあえず両方編んで、サイズに差がでるか結果だけを見る」というのがあります
まず、ひなくさんの記事で、私のGSRの編み方がそもそも間違っていないか、しっかり確認♪
よし、大丈夫みたい
針は6号、糸はクイーンアニー
(たぶん、この情報は要らない)
40目つくって、(作り目は9号…その情報も要らない)
両端から、マーカーを「5目飛ばしで3つずつ」仕込みます。
で、
オレンジのマーカーの側ではラップ&ターン(マーカーの2目前まで編んで、1つ手前の目にラップをひっかけて戻る)を
青緑のマーカーの側ではGSR(マーカーの手前の目まで編み切って、ひっくりかえして、すべり目&かけ目して戻る)を
してみます。
下に敷いてある、白い段ボールは
ヨドバシカメラで薄いモノを頼むと付いてくるやつです。
「フィルムのミシン目に沿って…」と、意味深な手の絵は気にしないでください。
編み物に関係あるようでいて、全くありません
同じヒトが
同じ糸と針で、
同じ日時に編めば、
「同じサイズになるかどうか」の検証ができるのでは…?という仮説に基づく検証。
厳密に言うと、
W&Tの時のラップの目はキツキツにひっぱるのに、
GSRのかけめはユルユルという人(もしくはその逆の人)が居たら、今回の実験とは違う結果が出るかもしれません。
ただ、とりあえず、今は、それは考えないことにして、実験スタート♪
作り目の後、何もせずに1段編んでから、
白糸で編み残す引き返し編みを、それぞれのマーカーの位置で4回ずつ。
ミント色に変えて、編み進む引き返し編みを、それぞれの位置で4回ずつ。
最後、何もせずに1段編んだら、
つれないように、ゆるめに伏せ止め(サスペンディッド・バインドオフ・バリエーション)
結果発表~!!
これを半分に折ります。
↑ラップ&ターンのオレンジのマーカーが付いている方を上にしても…
↑GSRの青緑のマーカーが付いている方を上にしても…
編み地に寄ってじっくり見ても…
反対側も…
特に、編み地が、はみ出しておらず綺麗に重なっています。
つまり
「下の方が大きいやん」とか
「上の方が大きいやん」とか
「シルエットが違うで」とかいうこともなく、
ラップ&ターンも、GSRも同じ大きさ・同じ形
に、編み上がりました
つまり、基本的に、ラップ&ターンって書いてあるところを
GSRで編んでも(その逆でも)
サイズは特に変わらないよ。安心してね…と「一般的には」言って良いんだと思います。
ひなくさんの「構造的に一緒」というのも、やっぱりそうなんだなと、改めて実感しました
だから言ったじゃないの~
心配し過ぎだって~!!
と、言われてしまいそう。
普段から、いろんな編み方をされている方は、
この辺りのことは「体感的に」ご存知なんだと思います。
私も、日頃から、なるべく知らない編み方を小耳に挟んだら、すぐやってみる癖を付けねば!!
細かい部分が気になって、立ち止まってしまいましたが、
おかげさまで、ガーター編みの引き返し編みは「お好きな方法で」と、安心して言い切れるようになりました。
(少なくともW&TとGSRの場合は…他にもいろいろあるんですよね…にに日本式…久しくやってない)
考えてみれば、どちらの引き返し編みを採用しても、最大径の目数も、かぶり口の目数も一緒で、
もしも1段(1目)、隣で増えたとしても、大勢には影響ないということです。
しかも、例のベレーの場合は、細い糸と針で編むので、全く気にしなくて良し!!ということです。
それより、手加減と糸選びが…あと、ゲージや編み地の風合い(伸縮性)等の確認が大事なのね…。
ナッチンさんにも、ガーター編みのW&Tのラップは「かけ逃げ」でもOK(目立たない)というのを教えていただいたので、それはこの後、細い糸と針で試してみます(今回のクイーンアニーの実験では、ラップは拾っています。)
いろいろな方法や構造を教えてくださって、本当にありがとうございました!!
なるべく綺麗に早く編める方法を、上手に使い分けられるようになりたいです
それでは