第15回区民農園 20210827-0909 晴れない雨読
さて、夏の終わりの区民農園の様子です。
8月中は晴れ。
9月に入ったら延々と雨続きで寒いくらい・・・という「残暑どこ行った?」・・・な展開でした。
どうやら残暑は今からでも戻って来る気でいるようです。
もういいかな~。
呼んでないよー
さて、実はこの期間(8/27-9/9)の前半に、
私の区画の日当たりが、なんだか劇的に良くなりました
夏野菜のために建てられていた高い柵が、そろそろ撤去される時期だったためです。
日当たりが良いということは、風通しも良く、お天気が良ければ大いにプラスかなと思うのだけれど、
反面、台風とかが来て強風が吹いた場合、守ってくれていたものがなくなったということでもあります。
ナスの枝を支柱にちゃんとくくるとか、今度こそ気を付けたいな。
この環境の激変を、味方にできると良いなぁと思います
今のところ、落花生の白絹病の再発も無いです。
ありがたいです。
ずっと雨続きだけど、風通しもよくなったし、気温が低いからというのもあるのかな?
なんちゃって日光消毒も効いていたなら嬉しいです
週末に気温がもう1回上がるらしいので、まだ油断できない。
用心して何かあったら早めに気が付くようにしたいです。
そうそう、気になっていた落花生のカビ毒であるアフラトキシンですが、
白絹病とはどうやら関係なさそうだという風に読める記述を、
下記の本で見つけることができました
その名も「ラッカセイ」という本です。
農文協の「新特産シリーズ」は、新しい作物を導入しようとする農家さん向けの本なのかなと思います。
たまたま図書館にあったので借りてみました。
気になっていた発がん性のあるカビ毒(アフラトキシン)について、78ページに記載がありました。
「幸い、日本にこのカビはいないが、外国ではこのカビの発生で問題になることもある。
外国から輸入されてくるラッカセイは検査を受けているから、私たちが食べるラッカセイは問題ない」
と、簡潔に記載されていました
それとは別に、国内でも発生する病気として白絹病が77ページに取り上げられているので、
白絹病を起こすカビとアフラトキシンを生じるカビについては、どうやら別物らしいということが読み取れました。
私も一時的にお腹がゆるくなるくらいのことは受け入れますが、いくら美味しくてもガンになるリスクをおかしてまで食べたくはないなと思っていました。とりあえず、白絹病と直接関係なさそうでよかった!!
(ただ、「日本にこのカビはいない」と断言してあるけれど、根拠となる出典とかは特に示されていませんでしたし、ちょっと前に出版された本で状況が変わっている可能性もありますし、「白絹病にかかった株に付いていた見た目や質感が大丈夫そうな落花生を食べて平気かどうか」は、また全く別の問題なので皆様それぞれご自身で判断してください。私には、さっぱりわかりません)
ということで、ラッカセイについては、だいぶ私は安心感が増しました
さて、そろそろ秋冬野菜の準備をしないと、いけない時期らしいです。
うかうかしてると「秋の畑が空き畑になる」と、この本に書いてあります↓
洒落にならへんわ~
![ゲラゲラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/077.png)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
この本は、3月に読みたかった。
22~23ページに、何をどこに植えるか決める時に、すごく使える一覧表が載ってました。
その作物が「日当たりを求めるのかどうか」「4人家族の消費量を賄うには何株植えるべきか」「肥料は先にドバっと必要なのか、後から増やしていくのか」なども含めて一覧になっているのが助かる。
2月に当選が決まってから読んだ中で、「全く初めての私が野菜作りにトライするにあたって、助かった本」のベスト3に入りそう。
ということで、
収穫が遅いものばかりを植えた私の区画。
「秋の畑が空き畑」の予感がMAXなので、とりあえず、チマチマっと空いたところにでも大根を植えておくことにしました
9月1日からずーっと雨予報が出ていたので
8月31日の昼に慌てて植えました
でも、その日は全然体力がなく、フラフラしており、
深~く耕して種を植えるまではできたけど、
さらにホームセンターまで行って、曲がる支柱(「ダンポール」っていう名前のが気になってる)を買ってきて、カバーをかけるというのができてません。
「1か所に種を5粒植えた×4か所」なので20粒使いました。
種はまだまだあります
なので、虫に食われたらまあ、また蒔きなおそう。
その時はカバー用の支柱を買ってから蒔けばいいやと、
呑気に構えています。
3日後に見た段階では、5粒植えたところ最低3粒ずつは発芽していました
春夏はニンジンなど、発芽の遅いものを主に相手にしていたので、そのスピードに感動
しかし、その後、もう一度見に行った時は、だいたいそのうち1~2株は何者かに齧られていました。
あはは。あは。あはははー
だよねー。そうなるって聞いてたー
たぶん、やり直しです。
タネ袋の裏には9月いっぱいは蒔けると書いてあります。
焦らない焦らない。一休み、一休み、休み過ぎ?
あと、嬉しいことは、
朝顔が、今になって満開
「朝顔に満開とかあるのか?桜じゃあるまいし」と言われるかな?
だいたい、1日あたり20輪くらい咲くペースになってきました。
(これは、近所の景色が入らないようにかなりズームしているので、画面の外にも咲いてました)
支柱にぎゅんぎゅんに巻き付いてます。
インゲンの時もこうなったような・・・
うむむー。弦の取り回しに苦手意識が・・・
そんなに多くのタネは植えてないので、摘芯する位置とタイミングを間違えているのかな。
「涼やか」というよりは「たくましい」アサガオです
農園にはだいたい夕方に行くので、あんまり見られず・・・
昨日は、午前中に近くに用事を作って、帰りに見てきました。
変異したのは葉だけで、花は全部いつものピンクです
行くたびに、あんまり散らからないように花柄を摘んで帰ってくることにしています。
咲いて2~3日後くらいが、乾いて取りやすいです。
種はまだこれからみたいです。
季節感を考えて、さすがに10月に入る前後には元気であっても撤収予定です。
それまで道行く人の目を楽しませてくれたら嬉しいです。
元気な種をしっかりとりたいけど、だいぶこぼれるだろうから、来年は植えなくてもじゃんじゃん出てくる予感もする
モンダイは2年契約が切れた再来年。
次の方、ごめんなさいね。
雑草じゃなくアサガオに悩まされるかも・・・私が植えてないジャガイモに悩まされたように・・・。
お互い様かな。区民農園だもの (「人間だもの」みたいに言うなーっ!!)
すいません。
さて、
さて?
雨で夕方に水やりにいかなくて良くなったのをいいことに、
その浮いた時間を使っていろいろ本を読んだりもしました。
さっきの農文協の新特産シリーズ、
他にもいろいろありまして
まず、サトイモ
サトイモの一番知りたかったポイントがなんとなくわかりました。
「どれが親芋から出た脇芽?」とか「どれが子芋の芽?」っていうのがね、ずっと私にはわからなかったんです。
親芋からの適正な、葉の枚数というのがあるということを、初めて知りました。
46ページあたりに詳しく載っています。
なんでも本葉6枚目を超えてからを6葉期といい、地中ではその時期に子芋が肥大するんだそうです。
その状態に達して1か月くらいすると、新しい葉が1枚展開したら、古いのは1枚枯れるのが普通らしいです。
土垂(←品種名)の場合、常に4~5枚の健康な葉をキープしてるのが良い状態とか・・・。
最近になって大きな葉が1枚枯れてしまって、なんでなんやろ、病気にかかったかしら?と心配していたのですが、この本読んでから農園に行って大きな葉を数えてみたら、ちゃんと必要枚数は揃ってました。
なるほど、新陳代謝の一環でしたか~
6葉期に入って、ちょうど1か月くらい経ったのが8月末~9月頭だったってわけね
・・・と言うことは、他にいっぱい生えてる中くらいのサイズの葉は親芋のじゃなくて、子芋のってことになるのかな・・・と、ようやく見当がつきました。
どれが親芋の葉で、どれが親芋から出た欠くべき脇芽で、どれが子芋の芽で、どれが孫芋の芽がさっぱり見当がつかず、従って、どれを埋めたり欠いたりそのままにしたらいいのかもさっぱりわかりませんでした。
(いろいろな流派があることに変わりはないわけですが、説明されていることの意味自体がわからなかった状態からは一歩前進)
なるほどねー。
いろんな流派があるのは、
サトイモの品種がそもそも違うのもあるけれど、
子芋までで良しとする人と、孫芋まで狙う人がいるから・・・というのもあるのね
なんとな~くですが、雲が晴れてちらっと全容が見えたような、そんな気分になりました
地中に食べたいものができる作物って、現場に何度も通っても、素人には何が起きてるかようわからんのよね
土寄せが遅れたか不十分だった場合、子芋の葉が元気よく伸びすぎると書いてありました。
そういう場合(子芋からの葉が元気に伸びすぎな場合)は、孫芋の着生が遅れるそうな
まさに私の里芋の状態がソレだよ。
こんなに子芋の葉が大きくなってしまって・・・手遅れかもしれない
他にも49ページの「窒素吸収過剰株」の説明の図の所に
8月中旬以降も地上部が大きくなると葉柄が著しく太くなる。
地下部は親芋は大きくなるが子芋孫芋の肥大が劣る・・・と載っています。
コレも思い当たる~
でも、葉が元気そうだと、なんだか嬉しいのよね
しかし観葉植物と割り切りたくはない。
ちゃんと美味しく食べられた方が嬉しい
もっと、この本、早く読めばよかったかな。
土寄せも、ある程度はやったつもりだったんだけどね、程度がよくわからなかったのよね
追肥もナスに比べたら相当量も回数も控えたつもりなんだけどね・・・
隣のオクラにやったのを里芋が吸っちゃった可能性はあるのかもー
まあ、やってしまったものは仕方ない。
今からは、「これ以降は追肥をやめておく」ということしかできないですね
で、最終的には孫芋はできているけど曾孫芋はまだできてないタイミングで収穫すると良いとのこと。
見極められるんでしょうか
ちょっと掘ってみればOKみたいに書いてありますが、掘って私が見てわかるのかどうか・・・
とにかく地上部が枯れて来た時に収穫すると良いそうです。
霜が軽く1~2回おりると、撤収しやすくなるとか。
例年だと11月頃??
今年は異常気象で、いつ何があるかわからんねぇ・・・
ま、でもとりあえず、まだまだ先になりそうな予感です
そうそう、昨日、農園の前を通りかかって里芋の葉をみたら、見慣れぬ黒っぽいシミがついてました。
こりゃ絶対になんか居るなーっ!!私は見逃さんぞーって思いました
雨でしたが農園の中に入って葉裏をチェックしたら、カレースプーンくらいのスペースに虫の卵がびっしり産みつけられてました。
卵の状態で気が付いてよかった~
大食漢の「ヨトウムシ」の卵やったかもしれん。
イモムシ状態の時に一気に葉を丸裸にされるという噂・・・。
今まで、ほぼ虫がつかなかったのでラッキーでしたが、まだ今から来ることもあるのね。
他の場所にも生んだのかも。
見落としてないと良いんだけど
とりあえず、卵がびっしり貼りついているのは大きな葉のごく一部分だったので、そこだけチョキチョキ切り取って、袋に入れて口を縛って捨てました。
葉脈やら、葉の卵が付いてなかったところは切ってませんが、そういうやり方でも良かったのだろうか?
大丈夫な部分を残した意味があると良いな
サトイモの茎はけっこう太いけど、葉はすごく薄いんだなと最近気が付きました。
カラカラに枯れた葉は、薄葉紙みたいにクシャクシャの質感になります。
太い茎は水分が抜けなくて、なんか溶けたような気持ち悪い感じになります
新特産シリーズから、もう1冊。
ベランダで5月頃から水につけておいたアボカドのタネが、7月から急に元気になり始めたので土に植えたのを機に借りてみた本。
(↑一文はわかりやすく短く書きましょうという悪い例みたいな文だな)
アボカドは、区民農園に植えるのも無理だし、(大木になるらしい)ベランダで実をならせるのも難しそうということがわかりました。
午前に咲く種と午後に咲く種の組み合わせが大事だそうで、1本だけ育てていても実はならないそうです。
葉の様子を見て楽しむのが関の山になりそうです。
上から見ると、それぞれの葉がめいっぱい太陽光を浴びようとしてるのが良くわかる配置になってました。
例の144度ずつ回転して6枚目の葉が1枚目と重なる状態が健康だとかいうの、アボカドにも当てはまるのかな?
そういうことは、この本で知りました。
硝酸とかカリとか出てきて、ざっと読んだだけでは私には難易度が高くて、ざざーっと内容が脳みそからこぼれ落ちます
なので、気になる茄子の所だけよく写真を見て読みました。
茄子はこの期間中に2つくらい獲れましたが、しばらく調子が悪くなり、健全な花が付かなかったのです。
ガクや枝が白っぽくなったりしました。花も真っ白なのが付きました。
ハダニにつきまとわれていたせいか、それか肥料切れかどっちかだったかなと思います。
また最近、新しく出た茎や葉の葉脈の色も紫に戻ってきたので、なんとか持ち直してると良いなと思います。
まだ元気だと信じて、撤収は今のところ予定してません
強剪定した後、オクラも2つ取れました
ただ1つはすっごい曲がっていました。
うーむ。
もう1個はまっすぐでした。良かった(←悪い方のことは忘れる)
そして、森永卓郎さんも畑やってらしゃったとは。
経済学者の方なので、
今、この時代に
畑をやる意味とか意義とかを(実際にご自身でやってみた上で)書いてらっしゃいます。
これは、時間と手間がかかって生産性が低いことに敢えて手を出す意味ということで、畑以外にも通じる話かも。
「効率が悪いことをするのは罪悪だ」「生産性を上げろ」と刷り込まれて、人生の一番オイシイいところを、譲り渡してしまってないかなーというような話。
「時々、資本主義の論理のちょっと外に出てみる」ことを提案されている本です。
なるほどなー。経済学者の人の目から見たら、畑にはそういう意義もあるのかもなー。
あんまり気付いてなかったよー(笑)
「ポツンと一軒家」が面白いのも、結局そこらへんかしら?
「買った方が安い」「頼んだ方が簡単」「プロの仕事が綺麗で早い」「安心安全」って言って、自分でもやれることをどんどん手放してしまいがちだけど、その、ややこしかったりもどかしかったり失敗したり工夫したりする中に、けっこう楽しい世界があるんだよー。時々思い出してよねー。
というような、話なのかなと受け取りました。
そんな難しい話(本の文章自体は難しくなくて読みやすいです。内容が大掛かりなだけで)は置いといて、ただただ楽しい、面白い、新鮮な野菜は美味しいね!!っていうのも、もちろん大きいと思います
一番心配だったことがわかって、気が済んだし、
雨読はしばらくお預けです
「晴耕雨読」の「雨読」って、詩とか小説を読んでるイメージだったんやけどな・・・「サトイモ」とかいう本じゃなくて
9/9 2,848歩
9/8 4,957歩
9/7 2,873歩
9/6 0歩
9/5 4,476歩
9/4 0歩
9/3 10,468歩
9/2 4,960歩
9/1 0歩
8/31 3,465歩
8/30 6,459歩
8/29 2,958歩
8/28 2,811歩
8/27 5,314歩
ウォーキング、イマイチであります。
用事で歩いてるだけの日が大半。
歩く歩く詐欺だな~恥ずかしいな~
万歩計の電池がそろそろ無くなるという警告表示が出ています。
電池のサイズ確認しないと。
私の電池も交換したいな~(←ニンゲンの電池交換は入院騒ぎになるから、そういうこと気軽に言うのはやめなさい!!)
では、楽しいものや美味しいも、心地よいものでパワーチャージできて、元気が出る週末になりますように