《ドル円》
露中銀副総裁が外貨準備高に占める米国債の比率を引き下げ、IMF発行債券を購入することを明らかにしたことで、米国債10年物利回りが4%弱まで上昇した影響で、98.45円まで買われたドル円は、本邦輸出企業などの実需売りに上値を抑えられた格好となった。それ以上に材料に乏しく、ドル下値も97.75円で限定的となり、引けた。
【欧米市場戦略】
米金利上昇により米国債入札が不調に終わったことへの懸念から、積極的なドル買いに弾みが付かない格好となった。また、ドルの基軸通貨としての地位を揺るがすような露、インド、ブラジルなどによる外貨準備高の一部をIMFの発行する債券に振り向けることを計画により、米金利を上昇させることとなったが、金利差拡大による大幅なドル買いに繋がっていない。一方、中国社会保障基金理事長は、中国は巨額の外貨準備の運用を多様化する必要があるとしながらも、米国債の購入を継続する以外に選択肢はないと示唆しており、ドルの優位性に変化はないものと考えられる。既に、大量の米国債を保有しており、米国債を売るに売れいため、BRICSの発言力を強める為に米国債保有比率低下を示唆したとも言われている。本日の米30年国債入札は不調に終わるとの懸念も強いが、前日上昇した米金利の影響から、米国債価格に値頃感がでたため、順調に終了するものと考えられ、NY株式市場上昇が期待できる。また、FRBにとっての挑戦は、米国経済が回復
しインフレ上昇を回避するための速やかな利上げやバランスシートの縮小させる事とし、財政規律の順守が徹底しているとみられ、懸念されている財政赤字拡大にはブレーキが掛かるものとされ、ドルの大幅下落は期待しにくい。米経済指標に関しては、新規失業保険申請件数は前週62.1万件から61.0万件へ減少予想され、米小売売上高も前月の-0.4%から+0.2%へ大幅改善とみているため、ドルは対円で底堅い動きとなるだろう。欧州市場序盤はドル売りが強まると思われるが、97円半ば以下は拾いたい所。
ドル買い 97.50円
ストップロス 96.90円
ターゲット 98.30円
(16:20、97.60円)
《ユーロドル》
昨日の海外市場で予想通り1.41ドル台半ばへ上昇したユーロドルは、アイルランド中銀総裁のECB政策金利追加利下げを思わせる発言が1.39ドル前半へ急落させたが、原油価格が72ドルをつけたことや調整買いが先行する形で、一時1.4066ドルまで買われた。終値は1.4025ドル。
【欧米市場戦略】
米国債入札が不調による米金利高や予想外のアイルランド中銀総裁によるECB政策金利の緩和要求が重なったことから、ユーロドルのストップロスを巻き込む格好で大幅下落となったが、アイルランド中銀総裁発言がなければ、ユーロドルは1.42ドル半ばを目指したと考えられる。EU内では、主要国と小貧国との意見の相違が鮮明になりつつあり、独、仏など主要国は将来のインフレ懸念から、政策金利の下げには否定的であり、財政出動による赤字解消を考える出口政策を優先させている。ECB理事会メンバーであるウェーバー独連銀総裁は、仮にインフレ見通しが十分抑制されていても予防的な利上げは正当化できるとの認識を示したことが、これを裏付けている。一方のポルトガル、ギリシャ、スペインなどのEU小貧国は経済回復まで金融政策は必要とされる限り緩和的にすべきとし、政策金利のあり方に意見が異なっている。今後も、このような低金利継続発言が出ることが予想されるが、その発言だけで、ユーロドルの方向が転換するには材料不足だ
。一方、オセアニア諸国の消費者信頼感指数の上方修正、雇用統計の改善、金利低下に歯止めなど買い材料が出だす中、世界的リスク回避後退がユーロ、豪ドルなど他通貨が対ドルで買われる地合いになりつつある。また、中国、インドなど経済回復の上昇が期待され、原油、コモディティなど需要が高まり、バルティック指数の上昇などもユーロドルの買い材料となっているようだ。本日は、米30年物国債入札が順調に終わる予想され、米金利低下によるNY株式上昇がリスク許容度を高め、ユーロドル買いに安心感が出ることだろう。ただ、米国債が不調な場合、米金利上昇によるドル買い/ユーロドル売りになる恐れがあるが、その可能性は低いと見ている。
ユーロ買い 1.3980ドル
ストップロス 1.3910ドル
ターゲット 1.4120ドル
(16:20、1.4008ドル)
《ユーロ円》
欧州市場序盤の堅調な株式市場に連れ138円半ばへ上昇したユーロ円は、アイルランド総裁発言によって136.92円まで売られた。その後の東京市場では、137円前半から始まったが、ドル円の動きが鈍い中、ユーロドルの買戻しに連動し、一時137.66円へ上昇。137.08円で終了した。
【欧米市場戦略】
昨日同様、米国債入札が順調に推移する予想を背景に、米金利低下による株式市場上昇がリスク許容度を高めると予想される。昨日は予想通り、138円半ばをつけたが、予期できぬユーロ金利差下げ要求発言が、一旦ユーロ円の調整をさせた。ただ、ユーロ政策金利追加利下げは考え難く、原油、コモディティ価格上昇などに影響するユーロドル上昇が、ユーロ円の買い材料となりそうだ。
ユーロ買い 136.70円
ストップロス 136.20円
ターゲット 137.80円
(16:20、136.85円)
露中銀副総裁が外貨準備高に占める米国債の比率を引き下げ、IMF発行債券を購入することを明らかにしたことで、米国債10年物利回りが4%弱まで上昇した影響で、98.45円まで買われたドル円は、本邦輸出企業などの実需売りに上値を抑えられた格好となった。それ以上に材料に乏しく、ドル下値も97.75円で限定的となり、引けた。
【欧米市場戦略】
米金利上昇により米国債入札が不調に終わったことへの懸念から、積極的なドル買いに弾みが付かない格好となった。また、ドルの基軸通貨としての地位を揺るがすような露、インド、ブラジルなどによる外貨準備高の一部をIMFの発行する債券に振り向けることを計画により、米金利を上昇させることとなったが、金利差拡大による大幅なドル買いに繋がっていない。一方、中国社会保障基金理事長は、中国は巨額の外貨準備の運用を多様化する必要があるとしながらも、米国債の購入を継続する以外に選択肢はないと示唆しており、ドルの優位性に変化はないものと考えられる。既に、大量の米国債を保有しており、米国債を売るに売れいため、BRICSの発言力を強める為に米国債保有比率低下を示唆したとも言われている。本日の米30年国債入札は不調に終わるとの懸念も強いが、前日上昇した米金利の影響から、米国債価格に値頃感がでたため、順調に終了するものと考えられ、NY株式市場上昇が期待できる。また、FRBにとっての挑戦は、米国経済が回復
しインフレ上昇を回避するための速やかな利上げやバランスシートの縮小させる事とし、財政規律の順守が徹底しているとみられ、懸念されている財政赤字拡大にはブレーキが掛かるものとされ、ドルの大幅下落は期待しにくい。米経済指標に関しては、新規失業保険申請件数は前週62.1万件から61.0万件へ減少予想され、米小売売上高も前月の-0.4%から+0.2%へ大幅改善とみているため、ドルは対円で底堅い動きとなるだろう。欧州市場序盤はドル売りが強まると思われるが、97円半ば以下は拾いたい所。
ドル買い 97.50円
ストップロス 96.90円
ターゲット 98.30円
(16:20、97.60円)
《ユーロドル》
昨日の海外市場で予想通り1.41ドル台半ばへ上昇したユーロドルは、アイルランド中銀総裁のECB政策金利追加利下げを思わせる発言が1.39ドル前半へ急落させたが、原油価格が72ドルをつけたことや調整買いが先行する形で、一時1.4066ドルまで買われた。終値は1.4025ドル。
【欧米市場戦略】
米国債入札が不調による米金利高や予想外のアイルランド中銀総裁によるECB政策金利の緩和要求が重なったことから、ユーロドルのストップロスを巻き込む格好で大幅下落となったが、アイルランド中銀総裁発言がなければ、ユーロドルは1.42ドル半ばを目指したと考えられる。EU内では、主要国と小貧国との意見の相違が鮮明になりつつあり、独、仏など主要国は将来のインフレ懸念から、政策金利の下げには否定的であり、財政出動による赤字解消を考える出口政策を優先させている。ECB理事会メンバーであるウェーバー独連銀総裁は、仮にインフレ見通しが十分抑制されていても予防的な利上げは正当化できるとの認識を示したことが、これを裏付けている。一方のポルトガル、ギリシャ、スペインなどのEU小貧国は経済回復まで金融政策は必要とされる限り緩和的にすべきとし、政策金利のあり方に意見が異なっている。今後も、このような低金利継続発言が出ることが予想されるが、その発言だけで、ユーロドルの方向が転換するには材料不足だ
。一方、オセアニア諸国の消費者信頼感指数の上方修正、雇用統計の改善、金利低下に歯止めなど買い材料が出だす中、世界的リスク回避後退がユーロ、豪ドルなど他通貨が対ドルで買われる地合いになりつつある。また、中国、インドなど経済回復の上昇が期待され、原油、コモディティなど需要が高まり、バルティック指数の上昇などもユーロドルの買い材料となっているようだ。本日は、米30年物国債入札が順調に終わる予想され、米金利低下によるNY株式上昇がリスク許容度を高め、ユーロドル買いに安心感が出ることだろう。ただ、米国債が不調な場合、米金利上昇によるドル買い/ユーロドル売りになる恐れがあるが、その可能性は低いと見ている。
ユーロ買い 1.3980ドル
ストップロス 1.3910ドル
ターゲット 1.4120ドル
(16:20、1.4008ドル)
《ユーロ円》
欧州市場序盤の堅調な株式市場に連れ138円半ばへ上昇したユーロ円は、アイルランド総裁発言によって136.92円まで売られた。その後の東京市場では、137円前半から始まったが、ドル円の動きが鈍い中、ユーロドルの買戻しに連動し、一時137.66円へ上昇。137.08円で終了した。
【欧米市場戦略】
昨日同様、米国債入札が順調に推移する予想を背景に、米金利低下による株式市場上昇がリスク許容度を高めると予想される。昨日は予想通り、138円半ばをつけたが、予期できぬユーロ金利差下げ要求発言が、一旦ユーロ円の調整をさせた。ただ、ユーロ政策金利追加利下げは考え難く、原油、コモディティ価格上昇などに影響するユーロドル上昇が、ユーロ円の買い材料となりそうだ。
ユーロ買い 136.70円
ストップロス 136.20円
ターゲット 137.80円
(16:20、136.85円)