今日はね、、、


午前中は、ゆっくり。。


午後から音楽の講義。


夕方から、イベントの女性ボーカリスト候補さんと会う。
なかなか歌が上手いので、お願いすることになった。
良かった♪


ちなみにイベントのHPはこちら。
http://www.alterna-inc.net/csc/
6月中旬には、メンバーが決定します!!!
楽しみ~♪

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今日、読み終わった本

「物理学者、ゴミと闘う」
(写真参照)


なかなか、面白い。

物理学の視点からゴミ問題にメスをいれている。
いくつか印象深いところがあったのですが、そのうちの1つを紹介しましょう。


原子量発電についてです。


「原子力を推進する人たちは、次のような理由をあげる。「温室化ガスを発生しないから環境にやさしい」「将来、化石燃料が枯渇したときの新しいエネルギー源になりうる」「安全性は保障されている」---これらの主張を、物理学の基本法則に照らしつつ考えてみよう

なるほど、原子力発電は、核分裂によってエネルギーを発生させるのであるから、発電所に注目するかぎり、石油を直接燃やす火力発電のように、炭酸ガスは放出されない。そして、このことが大きく宣伝され、多くの人々は、原子力発電が温暖化対策の切り札と錯覚してしまう。


(中略)


まず、資源としてのウランは、ウラン鉱石のかなに1%以下しかふくまれていない。採掘現場では、掘り出したウラン鉱石からある量のウランを得るために、その100倍をくず石として捨てる。まずこの段階で、掘削機の運転に化石燃料が使われ、その結果、炭酸ガスが放出される。しかも、大規模な環境破壊をともう。


加えて、こうして精錬した天然ウランのなかで、核分裂を起こすウラン(燃えるウラン235)は0・7%にすぎない。ウランを取り出すために、100倍以上のウラン(燃えるウラン238)が発生する。濃縮工場ではウラン235の割合を3~5%に高めるが、その建設にも濃縮施設にも、間接的に化石燃料が使われる。


原子炉のなかでウランの核分裂が進むとき、大量の冷却水が必要になる。日本では海水が使われ、7度ほど温められた温水が大量に排出されて、海洋環境に影響をあたえる。


原子力発電では、高温の水蒸気を作りタービンを回すという古典的な方法が利用されているが、そのエネルギー効率は33%前後。熱エネルギーの3分の1が電力となり、あとの3分の2は廃熱として環境に捨てられるのだ。藤田祐幸氏によれば、この廃熱は日本全体で消費する1次エネルギーの26%にも相当し、タンカーを連ねて日本に運ばれる石油の総量の半分にまで達するという。

大変な無駄によって、環境に負荷を与えているわけだ。


ウラン235を取り出すために1万倍の(100×100)のゴミを排出することと、しかもそのために石油を消費しなければならないことと、そして、温排水の廃棄による海洋への影響(熱汚染)や熱効率の悪さなど、多くの問題が残されてされているのだ。これだけでも、原子力発電は決して環境にやさしいエネルギー源でないことがわかるが、必然的にともなう放射性のゴミは、さらにとんでもない危険性をはらんでいる。」