先日、昭和時代の映像を見ながらスタジオでトークするバラエティをみた。

そうだよなー照れ

 

昔は携帯電話なんてなかったんで

朝出社して打ち合わせを終えたら、営業行ってきますと言って

いつもの喫茶店に。

同僚や同業者さんの寄り合い所みたいなところだったから

情報交換の場と言えば確かにそうだが

喋ってることといえば、競馬か野球か今晩どこ行く?の話ばかり

適当な時間に公衆電話から会社に電話を入れて

何かありますか?と確認する。

 

昔はパソコンがなかったんで

どの書類も手書き

今ではエクセルで表組みして関数入れるような仕事も

ノートや方眼紙に線を引いて

なんなら電卓じゃなくてそろばん使って

計算しながら手書き。

たぶん、あなたがスタバでサクサクやってる仕事も

昔は2人、3人かかって手書き手計算して仕上げていた。

 

昔は事務所の冷蔵庫にはビールが入ってたりして

夕方になったら、とりあえず一杯流し込んで

タバコをぷかぷかやりながら仕事をしてた。

もちろんオンライン会議なんでできないので

本社で会議とかになったら

前日から泊りでいっちゃう。

いつものお店に行けば、他の支社の人もいて

翌日の会議はみんな二日酔い。

 

今思えば、おおらかというか適当というか

たぶん、というかこれ思うに

今のほうが間違いなく業務量を多くこなしている!

もちろん携帯電話やPCという機器を使うことで

省人化が図れて

昭和の時代に、何人かでやっていたことや

何時間、何日とかかっていたことを

サクサクってやってるわけだけど

 

でも、なんでだろう

昔の人の何倍かをひとりでこなす現代なら

当然、あの頃よりも豊かに生活できているはずなのに

 

昔は、おかあさんは専業主婦の家が多かった。

ひとり者は独身貴族なんていわれて趣味に、車にと遊んでいた。

それなりに勤め上げれば家を持つことができた。

55歳や60歳で退職で、退職金も何百万、何千万ともらえた。

10年間郵便局に定期貯金をすれば、倍になった。

消費税だってなかった。

 

 

んんん???

なんでだ!?どうしてだ!?

あんなに映像を見ながら若いタレントが笑っていたのに

昭和の昔のほうが、豊かじゃないか!?!?

 

 

 

なんだか、もやもやするなぁ・・・・・あせる

 

 

 

 

 

 

 

うーん・・・・あせる

締め付けがきつくてなんとか赤字から抜け出さなきゃと

誰しもは思うけれど

厳しい報酬改定の結果が

こういうグレーなところを思いつくような

事業所が次々でてくるようなら

結局、被害者を生むばかりの制度改定に

なってしまうんじゃないか。

 

先日聞いた話は

とあるA型事業所を退職したという人からで

もう毎日がお金のことばっかりで

福祉をしているのか金儲けをしているのか

嫌になって辞めましたとのこと。

 

そこの事業所では、利用者さんを2つの班に分けて

今週はA班、来週はB班というように

週交代で、通所作業と自宅待機にさせているとのこと。

自宅待機の理由は、全員が作業できるほどの仕事量が

入ってこないからということになっているらしい。

(仕事の内容は内職の軽作業だそうです)

 

自宅待機ということで、その日は利用者さんに

給与の6割を支給。

つまり、本当なら時給×4時間×20日(営業日数によって変動)となるところが

時給×4時間×10日+時給×4時間×60%×10日(日数は営業日数によって変動)となる。

自宅待機のときは、通所も作業もしなくて

6割の給料もらえるんだから良しと思う方もあれば

月のお給料が減ってしまって困っているという方もあれば

自分は毎日働きたいのに強制的に休まされてしんどいと思う方もあるだろう

お仕事が入ってこないんなら仕方ないよねと納得されているのかどうか

利用者さんの気持ちはわからないが

こんなにシステマチックに勤務シフトを固定しているのなら

たまたま今は仕事量が少なくてとか

また作業依頼が増えてきたら毎日出勤してもらうので~と聞かされても

ほんまかいな!?と疑りたくなっちゃう。

 

っで。おそらく訓練費の請求は

全日通所利用で請求しているんだと思う。

こうすれば、前回の投稿と同じで

訓練給費は満額もらって、利用者さんに支払う給料は減らせるので

収支は改善できる。

 

でも、ここまですると

これ許されるのか??

 

 

 

退職されたその方は

なんかもう、あんなにお金お金のやり方は嫌なんで

自分でA型事業所作って

もっときちんと支援のできる利用者さんの喜ぶ事業所にしたいんです!

ということで、新しく事業所を作るにはどうすれば良いかの

相談に来られたわけですが

 

 

すみません。正直言って今のこの制度で

新しくA型事業所を作ったところで

借金が増えていくだけで

運営していけないと思います。

 

 

 

お気持ちはとても嬉しいのに

どうしてこんな返事しかできないんだろう・・・ショボーン

もやもやするなぁ・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとおかしな話を聞いた。

 

今A型を利用中だが、他のA型に移りたくて

探している人がいるという相談だった。

てっきり、今利用の事業所が閉所になってしまうので

探しておられるのかと思い

気の毒やなぁ・・・と思って

話しを聞いていたら

 

驚愕の内容だったびっくり

 

この4月の報酬改定によって

ほとんどのA型事業所の運営が厳しくなってしまったとは

今までにもお話ししたとおりですが

 

なんと、その相談の方が利用しているA型では

全員の勤務時間が2時間に減らされたということで。

2時間だよ。たったの2時間!

1日の勤務時間が2時間って、それスキマバイトと同じやん。

 

つまり、事業所が受け取るA型の訓練給付費というのは

1日何単位という計算で算出されるので

勤務時間が2時間だろうが8時間だろうが

受け取る金額は同じ。

一方で、勤務時間が少なくなれば当然利用者さんに支払われる

給料は少なくなるので、事業所的には支払う費用が減る。

収益ー費用=利益なので

 

収益が増えないなら費用を下げると利益は生まれるということ。

 

あたりまえだが

利用者さんにとってみれば

今まで4時間働いていたのが、2時間になるので

月の給与は半減する。

4時間でだいたい月に9万円ぐらいなので

それが4万5千円にショボーン

 

利用者の生活を守るより事業所の運営を守りたいのか!?

こりゃB型にサービス変更するよりも

かなり質が悪いムキー

 

 

 

どこのクソボケがこんなこと考えたのか知らないけど

これだと、いっそ閉所にしてくれたほうが

当面は失業保険もらえるからまだマシかも。

 

あーもやもやするー!!!

 

 


 

 

 

昨年の10月も、すごい上げるなぁと思ったが

今年は更に50円アップして、1114円となるらしい。

2020年から見てみると

2020年 964円

2021年 992円(+28円)

2022年 1,023円(+31円)

2023年 1,064円(+41円)

2024年 1,114円(+50円)

 

この4年で150円も時給はあがりました照れ

 

というものの、なんだか生活は余計に厳しくなってきたような気がする。

あれもこれも値上がりするし

公共料金に税金に・・・・。

ガソリンなんて130円台だったのに

今は169円とか見つけちゃうと、えぇ!安いやん!!とか思っちゃう。

 

と、思い起こせば

今から35年ぐらい前のバブルの頃も

大学生のアルバイトで、日当1万円とかってふつうにあったので

これって8時間の時給に換算すると1250円だよね。

あの頃は、時給でっていうか

働く時間も適当だったし、その日払いで現金くれたりしたので

たぶん8時間もきっちり働いてなかったような気が~

でも、みんなお金持ってたし、本当に景気が良くて

その日使い切っても、また次の日お金入ってくるしーみたいな感じで

みんな浮かれてた。

 

で、ふと思う。

あの頃の最低賃金っていくらだったんだろう??

 

調べてみると、1900年の東京の最低賃金は548円びっくり

結局、景気が良くて、人が足らないから

どんどん渡すお金も上がっていってたんだね。

 

本当は景気が良くて、働く人が足りないから賃金がどんどん上がっていって

働く人の財布も豊かになって、どんどん消費して

それでまた業績が上向いて、景気が良くなっていくのが

理想だよね。

国が賃金を上げさせるのじゃなくて

社会の循環で賃金が上がっていくのがいいんだろうね。

 

飲食店や福祉って

なかなか求人こない業種なので

さすがに最低賃金で求人だしても応募ないだろうから

いつも最低賃金+100円ぐらいにはするんだけど

景気が良くなってるわけじゃないのに

国主導で賃金だけ上げていかれても

こりゃ厳しいんじゃないか

やっていけなくてお店を畳むところもでてくるんじゃないかなぁ

 

気前よく最低賃金を毎年ポンポン上げてくれますが

景気を上げるか税金下げるか何か収益の上がることも

同時にやってもらわないと

もう限界近いのじゃなかろうか・・・・。

 

 

 

もやりますショボーン

 

 

障害者5000人が解雇や退職 事業所報酬下げで329カ所閉鎖

配信 共同通信

 

昨日どうなることやらと書いていたけど

今日は上記の記事がUPされていた。

事業所をやっている者として

今回の報酬改定の中身を見たときは

どうやら本気でA型を潰す気なんだなと思ったし

利用していたたくさんの方々の行き場がなくなることには

しょうがないという判断なのかと感じた。

ひとつのことを成し遂げるには

多少の犠牲はやむを得ないというやつですね

 

いや、ひょっとしたら

A型を解雇されたとしても

失業保険もあるし、生活保護もあるから

利用者が困窮することはほぼないだろうということで

大した影響はないと考えているのかも。

 

そう。単純に生活費のことだけを捉えると

生活保護制度があるから、解雇されたからといって

その先利用していた方々が生活できなくなるということはない。

 

でもそれなら、最初から生活保護で良かったんじゃないの?ということになる

障害のある人々が、就労を目指して、社会へ参加していくために

就労系の福祉サービスはある

そこには、たくさんの苦しみや苦悩や葛藤があって

いろいろな形の支援があって

そして、気づき、行動して挑戦して、成長していく人たちがいる。

それが福祉だと思う。

 

A型を利用している人たちが、事業所閉鎖で解雇されたとしても

生活保護があるので、生活には困らないというのは

単純に生活費のお金を言っているのであって

就労継続支援A型を利用する中にある「福祉」は失われてしまう。

例え、端からみたら生産性のない軽作業に見えることであったとしても

毎日通所して4時間の間作業を行って給料をもらうということが

この先社会へでる人たちにとって

どれほど大事なことか。

会社に行けなくなって退職して療養していた人にとって

そのステップをこなせることがどれほど尊く

復職への自信に繋がっていくことか。

その福祉的な意味は他には代えられない。

 

実は、A型だけではなく

今回の報酬改定で訪問介護の報酬も大きく減らされたので

訪問介護事業のほうも閉鎖するところがちらほら出てきている。

こちらも在宅介護を希望している利用者さんには

切実な問題だ。

 

膨らみ続ける福祉予算を少しでも減らしたいのかもしれないけど

現場のことも知らないで報酬制度を変えていくなんて

ほんまにアホなんかなと思う。

こうやったらどうなりますかね?ってちょっと聞いてくれたら

ここまで変えたらヤバいなとかすぐにわかるのに。

 

 

 

行政のことだから

例えバツの悪い方向へ転がりだしたとしても

一度決めたことを元に戻すなんてやらないだろうし

もう、本当にもやもやするショボーン