sazaesan-daisuki-ryuchan 旧:あんな・こんな

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1月生まれの山羊座 ♑ ウロウロと出たがり癖が止まらない!
足腰の利くうちに(。´・ω・)? 
Instagram:「kobayashi_riuko 粒々=こばやし りうこ」
Instagram:「ryuryu_kobayashi こばやし・りうこ」も御贔屓に(^_-)-☆

『危険なビーナス』東野 圭吾著

ある日、独身の獣医である手島伯朗のもとに1本の電話が入る。

相手は、異父弟にして資産家である明人の妻だと名乗る矢神楓。シアトルから帰国後メモを残して帰らない(失踪?誘拐?)明人を一緒に探して欲しいと言うものだった。

帰国の理由は父親・矢神康治の死期が近いことを知ってのこともあったが、矢神家の財産は全て明人が相続することになっていたからでもあった。

手島伯朗の記憶を交えつつ、明人失踪の謎を解いていく伯朗と楓。

複雑なのにスラスラ読み進めるのは、文章の構成が巧み・・・だからでしょうか。最後まで「?・?・?」の世界を楽しませていただきました。そして、ラストは予想通りの?ハッピーエンド? 意外な展開に溢れていたのですが、それは敢えて書かないことにしました。

登場人物の紹介でご想像ください(^_-)-☆

事件?に関わる登場人物

  • 手島 伯朗:動物病院院長代理・養子に入らず矢神家とは縁を切っている。手島一清と禎子の間に生れた。
  • 矢神 楓:元CAで明人の妻と名乗るが・・・実は・・・ラストのどんでん返し?が面白い!
  • 蔭山 元実:動物病院助手。観察力が鋭く、院長代理の伯朗を微妙な距離感で支える。
  • 池田 幸義:動物病院院長。池田の姓を名乗って病院を継いで欲しいと伯朗に打診していた。
  • 兼岩 順子:矢神禎子の姉。禎子が矢神康治と再婚するまで、幼い伯朗は彼女の家で生活することが多かった。
  • 兼岩 憲三:順子の夫で元数学教授。矢神康治の研究資料と禎子の死に深い関りがあった。ウラムの螺旋とかフラクタル図形について、伯朗や〇〇に説明していた。
  • 手島 一清:伯朗の実父で画家。脳腫瘍で亡くなっているが、その前にサヴァン症候群の特徴がある絵を描いていた。

事件?に関わる 矢神家の登場人物

  • 矢神 明人:伯朗の弟(康治と禎子の間に生れた)・海外でIT事業に従事。失踪中?となっていたが・・・実は?
  • 矢神 康治:明人の実父。母の再婚相手で伯朗の実父ではない。末期の癌で死期が迫っている。
  • 矢神 禎子:伯朗・明人の実母。16年前に実家の風呂場で「事故死」していた。この死に疑問を持っていた明人が失踪?していたことも「?・?・?」の要因だったかなぁ~
  • 矢神 勇磨:佐代と康之介の子供で頭脳明晰な青年実業家。のちに養子となり矢神姓を名乗る。

矢神家・その他の登場人物

  • 矢神 波恵:康治の実妹(読み始めは一瞬「怪しい!?」と思わせたけど・・・)
  • 矢神 牧雄:康治の異母弟(愛人の子供)で、康治の秘密の研究を手伝っていて、後々この時の資料を探していた。
  • 支倉 祥子:康治の異母妹
  • 支倉 隆司:祥子の夫。矢神総合病院が経営する介護ビジネスを引き継いでいた。
  • 支倉 百合華:祥子と隆司の娘でブックデザイナーをしている。明人に好意を持っており、明人の妻と名乗る楓に疑問(二人の結婚)を抱き、「嘘(明人はシアトルに居て親族会議に出られない)」にも。
  • 矢神 佐代:康治の父・康之介の愛人。銀座クラブのママでのちに養子に入り矢神姓を名乗る。
  • 矢神 康之介:矢神家を繫栄させた人物で、そのための「やり口?」は人間性の欠片もない、愛人までも養子にしていた。総合病院を継ぐ後釜を作りたかった(自身は医者になれなかったから?)のかも。この男の意に反して明人も勇磨も病院を継がず別の道に進んでいた。

 

康治が研究していたのはサヴァン症候群に関するもので、人体実験?の結果にショックを受け研究をやめてしまう。後にこの実験(人体が猫に変わった)の様子を伯朗が見てしまったことで、義父・康治を避け「手島姓」を名乗る決心をさせたのかも知れない。

そして獣医の世界に進んだのかも・・・

禎子との馴れ初めも伯朗の実父一清を診察したこと。死ぬ間際に一清がそれまでの画風とは違うサヴァン症候群の特徴がある絵を描いていたことが幼い頃の伯朗の記憶に残っていた。

この時は図形のような絵だとしか思っていなかったが・・・

『寛怨の網』と名付けられたこの絵を、一清は「あんなものを描くべきではなかった、絵の処置は任せる」と妻・禎子に言い残していたが、それは禎子の実家に隠されていた。

その絵は見つかったのか?

 

楓とともに明人を探すことになった動物病院院長代理・手島伯朗。 矢神家の財産問題や矢神康治の隠された研究等などが複雑に絡み合い、人間も絡み合い(恋愛感情や嫉妬も)、ユーモアが随所に込められていてホッとする部分も期待通りの安定感(^。^)y-.。o○ そこに登場するのは手島伯朗、楓、矢神勇磨(^_-)-☆他数名。