2つの「シンプルに生きる」
①ひとつ目の「シンプル」は、生粋の単純思考。
②もう一つは、克己を経て、単純になれたこと。
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例1
思ったことをそのまま言葉に出来るシンプルさ。
パッと浮かんだありのままの事を、
「この前、ああ言ったのに、今日、こんな事を言うなんて、メチャクチャな人と思われてしまう。」
「だから、このことは言わない方がいい。」
なんて複雑なことは考えないで、
自己中心に思ったままを言葉にするシンプルさ。①
ズバッと言ってしまって、
相違なければいいが、
静かなる対立が形成される事もあり得る。
また、ちゃんと言わない事が、
我慢や不満になり、溜まっていくこともあるだろう。
だったら、こういう言い方をしてみよう。
言葉を足せば、メチャクチャが緩和されるはずだ。
いろいろと複雑に考えても失敗することもある。
工夫して、繰り返すことで、
より上手くいくパターンが身についていく。
そうして繰り返し訓練していると、シンプルになる。②
①だろうと②だろうと、
思ったことをそのまま言葉にするという行動は同じ。
でも①の、ジコチューのシンプルさと、
②の自己を軸にしてではあるが、難を克服した末のシンプルさは、
年月を経て、生きやすさに大きな差が出る。
相手を喜ばせようなどの気遣いよりも、
自分に正直な事が大事。
そうあるためには、
誠実であることが前提。
「あんな人になりたいね」
日常の些細なことでも、
誠実であることを心掛けていると、
突飛な相手の発言に、
一瞬 ひるんだとしても
相手に嫌な思いをさせることなく
伝えるべき事が伝えられる「あんな人」。
赤、青、黄色は、光の三原色。
赤、青、黄色の原色だけで生きる人生①と、
赤、青、黄色の三原色が混ざると、
さまざまな色が生まれると知っている人生②
どっちにする?