2つの「シンプルに生きる」

 

①ひとつ目の「シンプル」は、生粋の単純思考。

 

②もう一つは、克己を経て、単純になれたこと。

 

*******

 

例1

思ったことをそのまま言葉に出来るシンプルさ。

 

パッと浮かんだありのままの事を、

「この前、ああ言ったのに、今日、こんな事を言うなんて、メチャクチャな人と思われてしまう。」

「だから、このことは言わない方がいい。」

なんて複雑なことは考えないで、

自己中心に思ったままを言葉にするシンプルさ。①

 

ズバッと言ってしまって、

相違なければいいが、

静かなる対立が形成される事もあり得る。

 

また、ちゃんと言わない事が、

我慢や不満になり、溜まっていくこともあるだろう。

 

 

だったら、こういう言い方をしてみよう。

言葉を足せば、メチャクチャが緩和されるはずだ。

いろいろと複雑に考えても失敗することもある。

工夫して、繰り返すことで、

より上手くいくパターンが身についていく。

そうして繰り返し訓練していると、シンプルになる。②

 

 

①だろうと②だろうと、

思ったことをそのまま言葉にするという行動は同じ。

 

でも①の、ジコチューのシンプルさと、

②の自己を軸にしてではあるが、難を克服した末のシンプルさは、

 

年月を経て、生きやすさに大きな差が出る。

 

 

相手を喜ばせようなどの気遣いよりも、

自分に正直な事が大事。えーん

そうあるためには、

誠実であることが前提。

 

「あんな人になりたいね」

 

日常の些細なことでも、

誠実であることを心掛けていると、

突飛な相手の発言に、

一瞬 ひるんだとしても

相手に嫌な思いをさせることなく

伝えるべき事が伝えられる「あんな人」。

 

 

赤、青、黄色は、光の三原色。

赤、青、黄色の原色だけで生きる人生①と、

赤、青、黄色の三原色が混ざると、

さまざまな色が生まれると知っている人生②

 

どっちにする?