必要に迫られて日本語をどんどん覚えていく小1のR君。かたや日本語を話さなくてもなんとかなってしまって、ひらがなを覚えるのにも時間がかかっているAさん。
Hardest Missionだったのはもちろんのこと、言葉を学ぶ上で重要な事を目の当たりにした私は英会話教室でこの話をしたところ、S先生がこんな言葉を言いました。
Necessity is the mother of invention.(必要は発明の母である)
「人間って、必要に迫られるとなんとかしようってがんばるよね」
自分でなんとかしなくてはならなくなって、五感をフル稼働させ、どうしたら良いのかを考える事で新たに成長することが出来る...まさに、「必要は発明の母である」。
実は、私にも、同じような状況がおきました。
ある日、とある国のホストシスターから電話が来ました。日本で仕事をしている彼女は母語であるとある国の言葉の他に、英語、日常会話程度の日本語が出来ます。そして私のとある国語がどんどんつたないものになっていっていることも知っているはずなのですがまったく遠慮なく(!)とある国の言葉で話してきます
急用で母国に一時帰国中の彼女、予定通りに日本に帰れなくなって、保険の期間変更をしなければならなくなりました。ところが、オンラインでの手続きはできないとの事で、日本にいる誰かが代わりに代理店に行かなければいけなくなってしまったのです。
実の姉もやはり日本にいますが体調不良で外出がままならなかったので、私を頼ってきたのでした。
数日にわたってとある国にいる彼女ととある国の言葉でやりとり。内容が内容だけに、間違いがないよう、必死で単語を調べ、言い方を変えたりしながら何度も何度も確認しました。
するとどうでしょう!(どこかのテレビ番組みたいですが)時々来る彼女からの電話ではなかなかスムーズに言葉が出ず、うっかり韓国語で返事をしたりもしていたのに、自分でもびっくりするほどなめらかにとある国の言葉が出てくるようになったではありませんか!
ホストシスターのために必要に迫られたが故に忘れていたものを思い出しただけでなく、今までに使う事がなかった保険や手続きに関する単語も覚えました。
まさに、
Necessity is the mother of invention.(必要は発明の母である)
問題は...必要に迫られなければなかなかできないという事で、そんなに年がら年中必要に迫られるなんて事はなく...すぐに(忘れてしまう方向に)戻ってしまう事。
R君のように「スポンジのように新しい事を吸収する力(by S先生)」なんてすっからかんになっているアラフィフの私はいったいどうしたら良いのか...
本当に、どうしたら良いのでしょう??