コロナ禍の中、
久しくオンライン以外の勉強会から遠ざかっていましたが、
先日、久しぶりに対面での勉強会へ参加しました。

ケアマネの更新研修では、
(職場で研修費用を負担してもらえないところもある中)
数万円という研修費を(天下りの法人?へ)支払って、
判で押したようなグループワークが山盛りの中で、
数学での解を求めるかのように「正解」を見つけようと、延々と(これが正しいとばかりに自信満々と)自論を展開する方のいるグループに入ってしまった時には、
研修の終了時間を待ちわびてしまう苦行の時間となってしまっていましたが、

今回の勉強会は、
ファシリテーターの方が感性のよい方だったのだと思います。
「簡潔に発言をする」などのルールが設けられた中、
適度な緊張感を保ちながら、
各自、自分のペースで参加することのできる進行で、
参加してよかったなあという気持ちになった会でした。

ケアマネの更新関連の研修は、
いわゆる「型にはめる」ような内容のものと感じていますが、
そうした趣旨であるのなら、
例えば、「事例の課題」をまず課してケアプランニングのサイクルを確認したり、最低限身につけてほしいと考えている事項の「試験」を行うなどして、
「スクリーニング」をかけて、
不適切と思われる人には、ある程度時間をかけて研修を実施するようなかたちにしてもらえたらよいのになあと思ったりします。

通常業務がある中での現状の研修体系は、
ご利用者対応を疎かにしての参加になりかねません…

つねづね思っていることですが、
人を支援するということに、
100点満点の「正解」といったものはなくて、
いかにベターな選択を行なっていくことができるか…なのだと思っています。
その方の「価値観」にいかに寄り添えるか…
なのかなあと。

先日、ご利用者の方とデイサービスの見学へ行ってきたのですが、
そこのリハビリデイさん、
電話での対応があまりよくなかったなあという印象通り、
久しぶりに、幼稚園児に声をかけるような関わりをしている職員さんに出会いました。
そのほかも推して知るべしの感もみられていて…
「残念!」…と心の中でつぶやいていたのですが、
なかなか希望する曜日、時間帯の空いているデイがなくて(社会資源が不足している状況)、通所先が決まらずにいたご利用者さんは、
そこには空きがあったので、
結局そちらのデイさんにお世話になることとなりました。

ご利用者の方が納得されていればいいのです…

価値観は人によって異なっていますので、
いくつかの選択肢をご提案して選んでいただく過程を経て、
ご要望がたくさんあったり、地域の中で数少ない社会資源を希望される場合は、ご希望の優先順位を考えていただき、
できる限りご利用者の方個々人に合った事業所さんにつなげていくことができるように…と思っています。

足りない社会資源を作っていくことは、
行政さんにリーダーシップをとってもらいたいところです。