「健康」でいることが、全ての物事の前提と思いますので、

日頃から情報収集に努めてきているのですが、

『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』(津川友介UCLA助教授著)は、

視聴率稼ぎのために作られたテレビ番組の中で取り上げられている健康情報などとは明らかに一線を画した、

とても有益な内容が示されていると思いますので、今回のブログで取り上げていきたいと思います。

 

 

 

①脳卒中、心筋梗塞(動脈硬化によっておこる病気)

②がん

③糖尿病

④死亡率

以上の4つの疾患等への予防の観点から、

「エビデンス」(科学的根拠)に基づいて推奨される食事に関してこの著書では示してくれています。

 

数多くの信頼できる研究によって、

現時点で最も「正解に近い」と考えられる「健康によい(上記4つの観点で)」と考えられている食品(グループ1…「健康によい」ということが複数の信頼できる研究で報告されている食品)は、

①魚

②野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもは含まない。)

③茶色い炭水化物(玄米、蕎麦、全粒粉を使った茶色いパンなど精製されていない炭水化物。)

④オリーブオイル

⑤ナッツ類

の5つとのことで、

 

 

逆に、「健康に悪い」と考えられている食品(グループ5…「健康に悪い」ということが複数の信頼できる研究で報告されている食品)は、

①赤い肉(牛肉や豚肉。鶏肉は含まれない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い。)

②白い炭水化物(白米、うどん、パスタ、小麦粉を使った白いパンなどの精製された炭水化物。じゃがいもを含む。)

③バターなどの飽和脂肪酸

の3つとなっています。

 

この著作の中で、「健康によいかどうか」で「5つのグループ」に食品が分類されているのですが、

グループ2(ひょっとしたら健康によいかもしれない食品)は、ダークチョコレート、コーヒー、納豆、ヨーグルト、酢、豆乳、お茶。

グループ3(健康へのメリットもデメリットも報告されていない食品)は、その他多くの食品。

グループ4(ひょっとしたら健康に悪いかもしれない食品)は、マヨネーズ、マーガリン。

…となっています。

 

白米は、≒糖で、科学的には砂糖とほぼ同じ…という記述には驚かされます。

 

医学部ではあまり食事や栄養のことが教えられていない、

また、栄養士は「このような食事をすれば健康になる」というルールを一般人に指導することに関しては秀でているが、そのルールがそもそも科学的根拠に基づく正しいものであるかを判断するために必要な専門的知識を持っていない人も多い…と書かれています。

 

情報化社会の現在、さまざまな情報が流通していますが、どの情報を信じるかは自己責任、自身で取捨選択をしていく必要がありますね。

 

また、この著作の中で、高齢者、子ども、妊婦さんにとっての最善な食事とはどのようなものか?に関しては、残念ながらエビデンスが十分ではないと記されています。

 

QOL(生活の質)の観点で考えると、十人十色の人生観の中で、好きなものを我慢して生活していくことがよいかどうか?は人それぞれと思います。

健康と楽しみのどちらを取るかは、その人の価値観によって異なってきますね。

 

私は、試験などの勝負事?の時は、食事についても気をつけてきました。やれることはできる限り行ってきたと思えると、当日、自信をもって臨むことができるだろうと考えてのことです。

 

(参考)

「医療政策学×医療経済学」

…でググってみて下さい。

https://healthpolicyhealthecon.com