社会福祉士試験を受験された皆様、お疲れ様でした。

 

19科目もある試験です。福祉の世界では一番難易度が高いと思います。

取り組み甲斐が、かなりあったのではないでしょうか?

私はケアマネ試験が、社会福祉士受験後であったのでとても楽に感じました。

そのくらい準備の必要な試験と思います。

 

よい感触であった方も、残念ながら今一つであった方も、

働きながら、家事をされながらの受験組の皆様は、

これまで学習を継続されてきたということだけで、素晴らしいと思います。

お疲れ様でした。

 

試験の振り返りは、

受験のプロの方の情報を参考にされてみるとよいかもしれません。

赤マル福祉、小高塾、けあサポ露木氏、いとう総研などのものが参考になるのではないでしょうか?
80点台前半の自己採点の方は、合格発表まで気が気ではないとお察ししますが、
待つしかありませんね。

 

私は、福祉業界の現役の人間なので、

よい支援をされるであろう、しっかりとした姿勢で試験へ取り組まれている方にこそ、

資格を取得していただきたいとの思いがどうしてもあり、

若干厳しくコメントなりをしていることが多かったと思います。

ブログでは公開していなかった「使用した教材を教えてほしい」とのメッセージを頂き

その方のために時間を作りお伝えをした方から、

後日、「時間が経過してメッセージが見れなくなったので、もう一度送って下さい」といった内容のメッセージを頂いたことがありましたが、

私は受験産業の人間ではないので、

申し訳ないと思いながら、改めてお伝えすることはしませんでした。

相手の立場への想像力は、福祉実践の場では必要です。

 

受験の直前期に、

試験対応への力が少ないけれど

よい支援をされている方が合格できたらとの気持ちで、

運の話も記載しましたが、

私自身は、合格点を30点以上上回ってパスすることができていますので、運で合格をしたわけではないと思っています。

 

選択肢を絞っていく際は、ほとんど知識で行っていて、

それ以外は、過去問から感じた誤答、正答の選択肢での文章表現、福祉の動向の中で判断をしました。

本当に簡略にお伝えしますと、例えば少子高齢化ですとか2025年問題ですとか、知っていて当然の知識の中で、

国家試験なので、国はどんなことを考えるだろうという文脈の中で判断をしていったということです。

また、0点科目をとらないように、

科目ごとに6割の得点を目指し、実際に結果を出しました。

 

今回の試験問題をざっと見てみましたが、今はすっかり受験の世界から離れていますけれども、

もう一度受験しても受かるかなと思いました。

4割間違えてもよいのです。

難かしい問題は、多くの受験生も解けませんので、

合否に関係があるのは、ワークブックに記載があるくらいの標準的な問題です。

難問に付き合ってはいけません。満点を取る必要はないのですから。

 

試験への対応能力は、個々それぞれなので、

日本語の読解力から力をつけていく必要のある方もいらっしゃるのかもしれませんが、

いずれにせよ、早い段階で合格レベルまで学習をしていく準備が、

一番確実な合格への道筋と、個人的には思います。

 

早くから準備を始めようとされる方へ向け、

公開していなかった使用していたテキストを記載します。

・受験ワークブック(ばらして通勤電車内で読み込みました)

・過去問

・模擬試験問題(以上中央法規)

・レビューブック(メディックメディア)

(受験時に使用していたものはすでに処分してしまっているので、申し訳ありませんが書籍名の標記が異なっているかもしれません。)


ワークブックも、半分は理解したというくらいの感触で試験日を迎えましたが、その水準で合格できるのかと思います。

章末の一問一答は、全科目完璧にしました。

 

「福祉の現場では、

正解かどうかわからない中で支援を行わざるをえないことがままありますが」、「試験には正解、正答があります」。

 

何度も記載していますが、

過去問(問題集)⇔テキストを、

どれだけ繰り返せるかだと思います

(物事の理解度には個人差がありますので、ある人は1回でOKかもしれませんが、他の方は10回必要ということもあると思います)。

 

試験が苦手という方への学習法も記すことができればよいのですが、本業ではないので、上手くお伝えすることが難しいです。

力不足で申し訳ありません。私の課題でしょうか。

 

以前心にとまった文章に、

今受講中のケアマネ研修で再会をしたので記しておきます。

「援助者が「ゆらぎ」を経験する主な理由は、人の生活の仕方や生き方には「つねに正しい画一的な考え」が存在しないためである」「社会福祉は、「ゆらぎ」に直面することから出発する実践である」  尾崎新