細胞診の結果は
クラスⅢb(擬陽性)でした。
事前学習でクラス分類を勉強しておいたので、ⅢaまではOKと覚悟してたのに・・・Ⅲb・・・
。
医師いわく、よくクラス分類と臨床進行期分類を勘違いして、
「私は癌なの?!5年後に生きていられないのぉぉ」となって
両親、夫を連れて話を聞きに来る人がいるらしい。
Ⅲbって言われて混乱してそうなってしまうのもとっても良く分かる。
病院から帰ってネット検索。
*クラスⅢbの人のうちどのくらいの割合で癌の可能性があるのかが知りたかった。
*クラスⅢbといえどもひょっとしたら浸潤癌かも・・・
赤ちゃんが欲しいから子宮全摘する可能性もあること(Ⅰa2期だったら)を知り奈落の底に落ちた。
*Ⅰa2期だったら慶応大学などでやれる広汎子宮頚部摘出術の希望を見つけるが妊娠率が悪いのが気になった。
*PDT(光線力学療法)なら子宮頚管を切らずに済むし、妊娠にも影響がないらしい。
1ヶ月以上の治療期間とその後の日焼け、シミがかなり出やすいことが気になった。
*やっぱり、円錐切除かな?とも思った。でも助産院での出産は不可能になることに落ち込んだ。
とりあえず、クラス分類と進行期について。
クラス分類(細胞診で分かる)
・クラスⅠ・・・・・・・正常である。1年に1回の定期細胞診
・クラスⅡ・・・・・・・異常細胞を認めるが良性である。6ヵ月後再細胞診
・クラスⅢ
クラスⅢa・・・軽度異型性を想定する。悪性を少し疑う。ただちに精密検査(狙い組織診)
クラスⅢb・・・高度異型性を想定する。悪性をかなり疑う。
ただちに精密検査(狙い組織診:コルポ診&組織診)
・クラスⅣ・・・・・・上皮内癌を想定する。きわめて強く癌を疑う。ただちに精密検査(狙い組織診)
・クラスⅤ・・・・・・浸潤癌(微小浸潤癌も含む)。悪性である。ただちに精密検査(狙い組織診)
*Ⅲaは、トリコモナス膣炎、組織修復、濾胞性頚管炎、頚管ポリープなどの
良性異型の程度の強いものが存在する可能性がある。
臨床進行期分類(細胞診じゃ分からない)
・0期・・・・・・・上皮内癌(頻度41.7%。5年生存率100%)
・Ⅰ期・・・・・・癌が子宮頚部に限局するもの(体部浸潤の有無は考慮しない)(頻度31.3%。5年生存率82.9%)
・Ⅰa1・・・・・間質浸潤の深さが3mm以内で広がりが7mmを超えないもの
・Ⅰa2・・・・・間質浸潤の深さが3mmを超えるか5mm以内で広がりが7mmを超えないもの
・Ⅰb1・・・・・病巣が4㎝以内のもの
・Ⅰb2・・・・・病巣が4㎝を超えるもの
・Ⅱ期・・・・・癌が頚部を超えて広がっているが、骨盤壁または膣壁下1/3には達していないもの
(頻度13.7%。5年生存率63.6%)
・Ⅱa・・・・・・膣壁浸潤が認められるが子宮傍組織浸潤は認められないもの
・Ⅱb・・・・・・子宮傍組織浸潤が認められるもの
・Ⅲ期・・・・・浸潤癌が骨盤壁までに達するもので、腫瘍塊と骨盤壁との間にcancer free spaceを残さない、
または、膣壁浸潤が下1/3に達するもの(頻度10.0%。5年生存率40.1%)
・Ⅲa・・・・・・膣壁浸潤は下1/3に達するが子宮傍組織浸潤は骨盤壁まで達していないもの
・Ⅲb・・・・・・子宮傍組織浸潤が骨盤壁にまで達しているもの
または、明らかな水腎症や無機能腎を認めるもの
・Ⅳ期・・・・・癌が小骨盤を超えて広がるか、膀胱、直腸の粘膜を犯すもの(頻度3.2%。5年生存率13.1%)
・Ⅳa・・・・・・・膀胱、直腸の粘膜への浸潤があるもの
・Ⅳb・・・・・・・小骨盤を超えて広がるもの
*頻度は1999年のデータらしい。
ややこしい
。
最近はクラス分類だけじゃなくてBethesda(ベセスダ)分類で結果が来ることが多いらしい。
ベセスダ分類のほうがクラス分類よりも詳細で丁寧だと思う。
私のベセスダ分類結果はHSIL。
これのおかげで浸潤はなくて腺癌ではないかも!と希望の光がもたらされた。
ネットでみていると「私はⅢc」だったっていう表現をされている方を見て不思議だった。
今の日母分類ではクラスⅢはaかbしかないのにcって????
細胞の判定者によって色々なバリエーションを勝手に作って、統一性がなくなったみたい。
「Ⅲc」って結果を出す人は今ではかなり個性的ってこと?
あと、
狙い組織診って何??コルポってどんな機械?って感じだったけど、
どうやら、頚部に酢酸を塗布して病変をコルポスコープ(膣拡大鏡)でみる検査(コルポ診)をしながら
怪しい部位の組織を米粒大に取って(組織診)病理検査に出す検査のことらしい。