こんばんは。
とんがりと申します。
今回は、日本のバンドであるヨルシカが、2023/3/5日に公開した「晴る」のMVについて語ります。
誰にでも伝わるように、できるだけわかりやすく短く書こうと思います。
また、ややネタバレを含みます。MVを先に見た方がいいかもしれません。
今回ブログに使用した画像はすべてヨルシカ公式YouTubuのMVから引用しています。
では、初めに結論から。私がMVをみて感動したポイントを3つ!
1、こだわりを感じるのアニメーション
人の動きに非常にこだわりを感じました。 私は手書きのアニメーションが好きなのですが、今回のCGのアニメーションは感動しました。
特に、少年が膝から崩れるシーンは、音楽や物語なしに動作だけで、自分の心の底からこみ上げてくるものを感じるほどです。
2、驚きの題材
題材は戦争です。今回の楽曲はMVより先に、アニメ葬送のフリーレンの主題歌として公開されました。
主題歌として聞く「晴る」には戦争のイメージはなく、純粋に前向きな曲だと感じていました。
ですから、MVの題材には想像とのギャップがとてもありました。しかし、その題材が非常によく楽曲と絡み合ってます。
そして近年の世界情勢を見るに、とても時代を意識した題材と言えます。
3、報われなかった人への作品
楽曲を作成したn-buna(ナブナ)さんとMV監督の森江さんは共に、
このMVは「晴る」ことが叶わなかったひとたちに向けたものであることを、明かしています。
戦争という重い題材ですが、「どんな人にも晴れた日が来る」そう強く感じさせる、
悲しくも前向きで、美しくしいヨルシカのMVであると感じました。
「これは凄いMVですよ」
— 森江康太 Kohta Morie (@kohta0130) March 5, 2024
完成した映像を見たn-buna君の最初の一言です。
「晴る」はとても難産な作品でした。
ヨルシカの音に、僕らの絵が、毛細血管のように複雑に絡み合いながら、ようやく産声を上げました。
その声を聞いたとき、僕もn-buna君と同じことを思いました。… pic.twitter.com/VDtmNh0q9z
以下からは、ヨルシカ好きにしか伝わらないことを書きます(笑)。
まず、一番すごいと思った少年がこぶしを打ち付けるシーンです。
ま、その前の少年が泣くシーンからマグマです。
だんだんと少年が体を揺らし、肩で泣いています。
次に膝から崩れ落ちます。
モーションが強調されていますが、非常にリアルで引き込まれます。
背中をやや下から映す構図も素晴らしですね。
しかしこっからがマジのマグマなんです!
ついにこぶしを振りかざすシーンです。
まず、下からあおりの構図で後ろには父の姿
父の固まった表情のアップ
少年のこぶしのアップ。水たまりの泥が飛び散ります。
約1秒でこの3カットが映ります。
まず、構図がかっこいいですし、急な速いカット割りや、アップの使い方が素晴らしいですね♡
最後に、「目」について語ろうかと思います。
ヨルシカのMVは目を隠す表現が多いのですが、今回は、はっきりとそして特徴的に描かれています。
歌詞にも目について特徴的に表現していて、目をビイドロと比喩表現しています。
ここで出てくるビイドロですが、「吹きガラスを指すガラスの古称」だそうです。
人の息の吹き込み方と、太陽の光の指し方によって見栄えの変わるビードロ。
とても考察しがいがありますね。
ただここから先はマリアナ海峡ですので、今回はここまで(笑)。
ヨルシカの深さははかりしれません!
それでは次回、「彼女のもるの好きなトコ100個言う!」でお会いしましょう。
ではまた!