静かな雪のように降り積もって
少しずつ大地を覆っていく。
気がつけば
あたりは真っ白になって
いつかそれにも慣れて
ああ
世界は真っ白なんだと
そう思うようになる。
雪をかいてみる。
指先がちぎれるほどの冷たさにも負けないで
かいてみる。
そこには変わらず広い大地が待ってる。
雪の中で雪がとけてゆくのをじっと待ってる。
爪先に入り込む懐かしいその土の色は
間違いなく自分であると
大切なことはここにあると思い出させる。
足元には
いつでも変わりないあたたかな大地がある。
凍えた指先はいつの間にかとけているだろう。