はじめての町。
川には桜の木がいくつも続いている。
なんだろう。
さっきまでの自分のどうしようもない心の衝動がゆっくりしずかに落ちついていく。
破裂しそうな風船がしぼんでいく。
でも、ちがう。
あれは完全に破裂していた。
何度も何度も破裂していた。
自分の愚行の言動が無性に自己を傷つけていた。
叫びたくなる。
いやすでに叫んでいた。
止まらない。
この言語衝動、
奇声衝動とでもいようか。
でも、これはもしかしたら、すごいエネルギーの更に奥深く、また中心にあるコアエネルギーなのかもしれない。
そう思うと、段々落ちついてきて、カタチのないモノらしきモノに言語ができあがってきたのです。
この世の中は星の数のように人間の目線があるわけで、
その中で結局はその目線につぶされないように自己形成していくっきゃない。
そこだけは妥協なく突き進んでいくしかないのだと強く思ったのです。
もし、過度な成長がその都度できたとして、余裕みたいなものができたら、少しは友達の悩みも静かに汲み取れるのではないかと思ったら、
信号は青に変わり、
僕は右足から歩みはじめたのです。