学生ビザでアイルランドに滞在していた
2017年のヨーロッパ旅模様を日記中。
現在は「オランダ」編🇳🇱


オランダ巡り中はライデンに住むおともだち宅に滞在させてもらっていたのですが、ライデンから電車で約30分の「デン・ハーグ」はオランダ王宮が位置する文化都市的な側面もあり、有名な美術館も数多く立ち並んでいる場所でした。


今回はそんな美術館たくさんデン・ハーグの中でも、特に行きたかったエッシャー美術館へ🚶🏻‍♀️


行き道、トラムと煉瓦づくりの建物の色が可愛い。



赤い木戸や古い窓ガラスが素敵でした。


秋から冬に🪾🍂かけて訪れたこともあり、太陽が厚い雲に隠れていると冬の気配を感じていた記憶。

(ヨーロッパの冬は陽がとても少ないのですあわわ)


街中の並木道を進んでいくとエッシャー美術館がありました。


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◼︎エッシャー美術館

(Escher in the palace)


大きなエッシャー作品の看板が目印。




エッシャーは「錯視の魔術師」「だまし絵の巨匠」と呼ばれるように、上も下も繋がっている不思議な建物や生物・世界の循環を幾何学模様で表現したオランダ出身の版画家さん。


エッシャーは制作の大半をデン・ハーグで過ごし、晩年まで暮らしていたことから旧宮殿の跡地を美術館にして作品が展示されているそう。





美術の教科書に載っていた「滝(waterfall)」


建物の柱をみるとありえない構造をしていつつ

上へと水路が重力を逆らっていたりと不思議な世界を描いている作品。


永遠や循環、自己参照(絵の中に絵、手を描く手)などをテーマとしていたエッシャー。

論理の破壊、永久機関(永遠につづくもの)へのアイロニーとも言われています。



各展示室に個性的なシャンデリアが。エッシャーの不思議な世界観に合っている素敵空間。


こちらも柱の前後が入り組んでいて遠近が分からなくなったり、矛盾な人工物と自然、建物上には貴族と地下には牢屋とちょっと不穏な雰囲気。


ふたりのようで交差するとひとりでもある

個としての量子と人間の対比のようでもある。




上下の視点の逆転がおもしろい作品。


こちらも有名な作品「Drawing Hands」。

(手を描く手)


平面から立体へ。


絵画から現実を巻き込んでうねうね世界。


不思議の惑星。





エイリアンのようなトカゲ🦎のような生物。




テキスタイルのような色遣いの可愛い作品も。



エッシャーさんはトカゲ好き🦎?爬虫類をモチーフとした作品が数多く展示されていました。






大学の心理学の授業で紹介されていて印象的だった作品「天使と悪魔」。


天使と悪魔が円状に敷き詰められているけども

自然に観ると悪魔を中心にみてしまう。

視線の導線を含め線密に描かれていますが、

人間の心理を表す作品世界がおもしろいです。




こちらも有名な「昼と夜(Day and Night)」。


左右の昼と夜を飛ぶ鳥たちの交差、

上下の田園のなかに溶け込んでいく鳥たちと

モチーフの交錯がおもしろいです。


壁一面に描かれた「変容(Metamorphosis)












文字、市松模様、魚類から昆虫類から爬虫類から鳥類から人間のつくる建物、チェス(頭脳の世界)からまた幾何学模様や文字へと変容を遂げる作品からは

エッシャーの目線でみる世界の連なりを感じます。


美術館の1番上の階はエッシャーのだまし絵の世界を体験!な写真スポットだったり一緒に記念撮影が出来るレプリカ作品などがありました。



小人巨人になれるトリックアートスポット



大きなプリズムのような作品が綺麗だったのと

多面的な交差を描くエッシャー作品を表してるようでした。





エッシャー作品の不思議世界と固定観念を裏返す視点の変容が個人的にあたらしい美術館体験でした。


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2017年に購入したポストカード。
(2025年に再訪しました)


毎日使ってるのでややよれ気味ですがエッシャー作品がシルクスクリーンされたトートがお気に入りです( ˊ̱˂˃ˋ̱ )


次は別のデン・ハーグの美術館へ🚶🏻‍♀️