ノルウェー旅模様も最後🇳🇴
旅の1番の目的だったムンク😱の絵を見に
”ムンク美術館”を訪れました。
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Journey of the mind
Country : Norway
City : Oslo
旅中の道すがら写真
いい子すぎワンコちゃん
赤ちゃん専門の写真館がありました
繭〜拝みたくなる
✳︎✳︎✳︎ムンク美術館✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
オスロ中心街から少し離れた場所にあった”ムンク美術館”
絵画が1000点以上・その他ドローイングや版画など、ムンクが生涯に残した作品の半数以上が展示されている美術館です。
左”メランコリー” 右”絶望”のレプリカ🫑
留学中、初めてアイルランドの外に出た今回のオスロ旅。
実は盛大にやらかしまして
1番見たかったムンクの”叫び”が見れませんでした…!
😱←本当こういう顔になりました
↑滞在2日目予定だった、ムンクの”叫び”が展示されている”オスロ国立美術館”。
次の日訪れたら休館日でした←
しかも3日間滞在のうち、訪問チャンスが初日のみでリベンジ出来ませんでした😇はああああ
雨の中、同じ境遇になったスペイン人さんと閉まってるー!ってなりました
スペイン人さんは切り替えが早くて
残念!と早々去って行きましたが
私は凹みすぎてしばらくドア前で座り込んでいました
(そしてこの手のやらかしを今後2回繰り返す事になるーー)
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私の小さな絶望は置いておいて
ムンクのお話
外界の光や空気感を捉える印象派が栄えた19世紀末、
ムンクは印象派に強く影響を受けながら
人間の内面
目に見えない心の底にある不安と真理を描く
”表現主義(象徴主義)”の先駆となりました。
誰もが知る作品、”叫び”が代表する
”生命のフリーズ”の連作を見ると
大地の叫びを表すおどろおどろしい色遣いや
生きる事への恐怖、死を連想させる作品が多く
暗い絵が多いイメージですが、
ムンクの創作の源流は
幼い頃の母と姉の死、父親の狂気的な信仰、
自身の病気など常に”死”がつきまとってきた
ムンクの生い立ちに由来しています。
ムンクの絵がたくさん見てみたい!
と訪れた”ムンク美術館”ですが、
まずムンクの”太陽”がお出迎えしてくれました。
ムンクの晩年の作品 ”太陽”。
フィヨルドに反射する朝日を描いています。
写真だと伝わらないけれども
絵から受ける光に涙が出たのは初めてだったのでした。
大地の叫び声を聴いた、同じ作家が
自分を取り巻く自然・世界が輝いていると、
見つめる自身の命も反射して輝いてるかのような、人生賛歌のような太陽の光を晩年に描いていることに感動したのでした。
そんなムンクが焼きつけた生命の輝き・目線を分けてもらって幸せな気持ちになった事を覚えています。
あまり詳しくないので
怖い絵がたくさんあるかと思いましたが、鮮やかな色遣いの人物画やノルウェーの自然を生き生きと描いた絵がたくさんありました。
ノルウェーの森の木々、幻想的で
森の中を歩いているイメージの展示が素敵でした。
ムンクの絵でよく見られる“月光”のモチーフ
大好きな漫画 ハチクロにも出てくるので嬉しくなりました。
厳しい寒さのノルウェーの冬と雪景色。
光と影のように、厳しい冬を越えるノルウェーだからこそ、太陽の輝く絵に力が宿るんだと思います。
離れた写真しかありませんでしたが、
水面に映る光や澄んだ空気感が美しい絵だった事を覚えています。
たくさんの人物画
ちょっと不穏な雰囲気
名前は分からないのですが
風を受け、花の薫りをかいでいる老人と若者の絵。人生や時の流れを表しているようで、幸せそうな老人の姿に安心して好きな絵だったのでした。
林檎の実でしょうか。
2人のはじまる予感にこちらまでわくわくしてしまいました。(父娘でしょうか笑
まるまる版画の展示室がありました。
“星空の下で”
冷たい冬空と星々の下
灯りのついた家の外にはじかれた存在で
空を見上げる事も出来ずに項垂れる人の姿
命を揺るがす恐怖の中、抱きしめ合う2人を描くムンクの創作模様を思うと苦しくなってしまうのでした。。
手数が少ない絵でしたが
絵を取り巻いている寂しさや”気”に引き込まれてしまう強い絵でした。
。。。。。。。。
ムンクは”人間の姿を描く”という事に対して”サン・クルー宣言”という自身の誓いを残しています。
「もうこれからは、室内画や、本を読んでいる人物、また編み物をしている女などを描いてはならない。息づき、感じ、苦しみ、愛する、生き生きとした人間を描くのだ」
写実的表現から逆行し、目に見えるものよりも深い場所を見つめていたムンクですが
制作当初は批判に晒される事も多かったそうです。
しかし闇から目を逸らさずに描き続けた作品には、苦しみの中をも生きる人間の感情・熱が宿っているのでした。
描かれる人物の奥に物語があるから惹かれる。
100年を越えるムンクの画の力に、ムンクの生まれ育った場所で触れられた時間が幸せだったのでした。
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毎回うきうきする
ミュージアムショップ模様
叫び消しゴム
1000円(!)ですが日本のコンビニケーキって凄いよなあと思いながら食べた記憶があります。
可愛いので良しです
美術館外にぽつんといたワンコ
ムンク美術館が新しくなるそう。
そしていつか絶対再訪する…!と誓ったオスロ国立美術館は閉館してしまったそうです。
いろいろ変わってしまうから
変わらないであり続けるもの🖼に安心するのだと思います。新しいムンク美術館も行きたい💪🏻
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ノルウェー:オスロ旅🇳🇴の最後に
帰りの空港でのお土産模様
ノルウェーで有名なチョコレート
”フレイア(Freia)”🍫
キットカットみたいです
分厚いですが凄い美味しいのですぐ食べちゃいました
→リュックで来たのに有名なタラコペーストと缶詰を買って持ち物検査で引っかかる
ノルウェーでムンクの”叫び”は見れませんでしたが、帰国した翌年に日本でムンクの”叫び”を見たのでした。
ニッポンのムンク展2018
気狂いだった大学時代、
ゴッホ、太宰治、フロイト、ルイス・ウェインと、精神を患いながら、時代にのまれながら
表現しなければ生きられなかった人々のエネルギーに救われていたので思い出すのがしんどいみなのですが←
また美術館の事を書いていけるようになりたいです🌷