兄弟揃っての真夜中の家族会議・・・
普段、全く母の事にも無関心(?)な弟。
その弟に「どう思う?」と聞いた。
「もう、いい時期だと思うよ。」との返事。
「だいたい、もう会話もままならないし・・・理解も出来ないし・・・。家族で出来る介護には限度があるんだから。」とドライな返事が来た。
「お兄ちゃんは、長男としての責任があるってのも分かるし、お母さんが可哀想だと思うのも分かる。でも、だからってこのままこの家に居たって家族が介護ウツになったりする可能性だってある。だったら、ちゃんとそのプロの居る所に任せた方が、お母さんにとってもいいんじゃないのかな。」と。
弟は、地域は違うが隣の県でデイサービスの送迎のドライバーをやっている。
自分がそういうお年寄りを毎日見ていても、かなり軍を抜いて母の認知症は進んでいるなと感じたのだという。
私も、母をそういう施設に入れるというのは両手を挙げて賛成・・・ってわけではなかった。
やはり可哀想だな・・・家に居たいと言っているのに・・・なんだか母を捨てるような気持ちになってしまいそうで仕方なかった。
誰も、ああした方が良いとか、こうした方が良いとか・・・そんな意見は言ってくれない。自分たちで決めなくちゃいけない・・・母のこれからを。
無言のまま・・・時間だけが過ぎていった・・・
そして、「私達に怒られて過ごすよりも、幸せだと思うよ・・・。でも、もしもどうしてもお母さんがイヤだ、帰りたいというのなら戻ってきたっていいんじゃない?入所金だって日割りで戻ってくるんだから。一生って考えないで、まずは3ヶ月預けて様子を見るって考えたらどうかな?」と提案した。
そうだ・・・先の事を考えても不安しかない。何が正解で何が正解じゃないのかなんて分からないのだ。
だったら、取り敢えず今出来る母・家族にとって最前であろう筈の選択をする。
それで一応意見がまとまった。
これから契約・入所に向けて忙しい日が待っているのであった・・・
・・・つづく。