なんていうと、
あぁ、あの塔が壊れてるの?とか、死神が出てくるの?とか、
などと仰る方が結構いらっしゃいまして、その言葉と共にイメージされてるカードはほぼウェイト版のようです。タロットというとウェイト版。というくらいにメジャーなデッキですし、ウェイト版をベースとして、キラッキラにしたものとか、色彩を変えたものとか、背後から観たものとかとか、それはもう様々なバリエーションのウェイト版ベースのタロットがあります。
対して、トート版は、デッキ内の一部カードにその片鱗が見られるとか、カードの名称だけは取り入れてるなどはありますけれども、トート版そのままをベースにしているものは数少ないのです。。
そんな中、珍しくトート版に準じているカードが今回の主役☆Liber Tでございます。海外のサイトなどをみてゆくと、トートクローンなどと表現されていて、クローン!なるほどね☆とポンとこぶしで叩きそうになりますが、一枚一枚比較してみるとなかなか楽しく見所満載です。

一番の腕の見せ所であろうFoolは、カスカスなんですよね。。
あ、いや、これは全くの主観で申し訳ないのですが、私にはそう観えてしまいます。色彩の淡さは光がたっぷり含まれていて好ましいですし、この独特のタッチも好みですけれども、抑えるべき重要ポイントを悉く外している感じが致します。メジャー全体にトート版が持つ”力”が見当たりません。

コートカードの人物はイキイキしてます。特に、QueenとPrincessの女性像の表現にハッとさせられるところがありました。Tarot of Stars Eternalというサブタイトルが付けられている通り、マイナーカードの背景には星が煌めく夜空が描かれ各カードに対応する惑星と星座のシンボルが浮かび上がってます。

メジャーがカスカスなのを補うように、マイナーはてんこ盛りです。
トートのマイナーカードは、シンプルでありながら色彩と占星術サインが調和されていて非常に完成度が高いと思っておりますが、そこにさらに、人物が盛り込まれてストーリーをもたらしています。それが何とも滑稽で、私には『え~ここで小咄をひとつ。。』とでも言ってるように観えてしまいます。笑
トート版では絵に溶け込むように表わされていた占星術記号は、よりはっきりと明確に分かりやすくなりました。けれども各マイナーカードに付けられたキーワードを無くしてしまったのは残念です(ブックレットには掲載されており、トート版と若干の差があります)スートは、wandsがScepters、DisksはSpheresへ変更されました。
私的にはあくまでもコレクションのひとつ。リーディングには使えません。何故なら、カードの裏面がAdjustmentだから。。あぁこれはいただけません。。何故にこれを採用しようと思ったのでしょうか。ここまで忠実(?笑)に再現し再解釈しつつイラストを描いたのならば裏面も薔薇十字でよくない?と思うばかりです。。
と、言いたい放題ですが、とても面白いデッキで評価も高いです。
Lo Scarabeo社のカードで紙質最高です☆
トート版が気になるけれども何だか扱いにくそう、、と思われる方は一度手にしてみる価値ありのデッキだと思います。


