レッドクリフ Part1すごく良かったです。
早くPart2が見たい!!4月が楽しみ!!
しかし複雑な心境も、、、正直。。
どう思うかの世界だから解釈は自由なのだということで
あくまでも私の観る世界。
実は映画の最初のシーンが一番泣きました。
激しく戦うシーンで始まるのですが、、
人類は相手の体を殺すことでしか世界統一を実現する術を
見いだせず、未だその歴史は何ひとつ進化発展していないことに
本当に憂う気持ちでいっぱいになりました。
“なぜ、人間は無知なのか?”
自分の体だけを自分だと思う悟りのない人間の描く夢やVision。
それはだた、限界。常に誰かを傷付け泣かせる。
もうこんな辛い人類歴史を繰り返すのはたくさんだ、、、
そんな涙が溢れて苦しかった。
でも、、そんな中でも家族や民を大切に想い、
愛・信頼で結ばれた人間の姿は、それはそれは美しく映りました。
長坂の闘いで劉備の子を救うために、敵地にひとり乗り込み
見事救った趙雲の勇敢さは素晴らしかった。
でも二人を生かすために自ら命を絶つことを選択した
劉備の妻の無我的愛もまたそこにありました。
自分以上のものの為に自分の命さえ捧げることができる。
曹操軍に立ち向かう為、劉備軍は孫権軍と同盟を結びます。
孔明が周瑜を説得するシーンは言葉を超越していて、、、
ただただ、、、美しい。。
二人が即興で琴の音を合わせるのです!!
孔明→“友人になってくれないか。”
周瑜→“分かった、一緒に戦うよ。”
躍動的で艶やかで魅惑的な共奏!!
心がひとつに溶けあう瞬間、、エクスタシーそのもの。
エクスタシーと言えば、、小喬が怪我をした周瑜に自分の手で
包帯を巻いてあげるシーンはとても好き。
自然と呼吸が、、、緩やかになって、、ほどけていきます。
深い一体感、愛の交流そのものという感じ。
体と体が繋がる世界だけではないのだと
人間の∞センスの開花に希望を感じます。
そして、、曹操が狙う天下統一の原動力は何か?
曹操は愛する小喬を自分のものにしたいと強く願っていました。
一人の男が一人の女をどこまでも自分のものにしたいという想い。
大きな力を動かしているのも、結局は体だけが自分だと思う
人間の欲でしかないことを改めて思い知ります。
そして女は常に戦いを悲しみと共に受止めながら、
永遠なる平安・平和を求めている。
男はそれに応えるべく民を守り領土を広げ、天下統一して
平和を実現しようとする。
だから、つまりそれが間違っている。
言ってしまえば悟りのない人間の認識出発の夢やvisionでは
いつまでたっても平和は来ない。
憎しみと闘争の悪循環。どこまでもそのフラクタルだけ。
平安、平和とは、、
今ここがもう世界統一されており
足りないものはなに一つない今、ここが
究極の平和、認識革命から、
悟った人間としての生き方からスタートしていくものだ。
改めてそんなことを感じさせられた内容だった。
そして、アメリカ金融経済の没落が加速する今、このタイミングで
何故中国がこれだけのお金をかけてこの映画を出してくるのか、、、
これを通して、中国・韓国・日本、、、そしてアジアにどんなイメージを
無意識として与え影響していくのか。。それを感じると、、、
日本、、目覚めないとな、、そろそろ。
と思う。