ダイヤグリーン9/10(日)は東京浅草にて「心と体が喜ぶ癒しフェスティバル」に出店します。

イベントの空き時間は16:00~17:00です。

スピリチュアルカウンセリングは20分3000円、50分5000円(延長は10分1000円)です。

イベント終了後の、浅草某カフェでのティータイム、スピリチュアルカウンセリングは満席となりました。

ダイヤグリーン9/11(月)は浅草某カフェにてティータイム、スピリチュアルカウンセリングの受付をします。

ティータイムは1時間2000円です。

空き時間は7:00~10:30です。

それ以外の時間、羽田空港での受付分は満席となりました。

全てのお問い合わせは natsue58@hotmail.com までお願いいたします。

 

 

これまた以前の話なのですが、屋久島に行ったとき、嬉しいご縁が繋がり・・・その方は私のブログを読んでくださっていて、かつ屋久島でガイドさんをしていた方で、私が屋久島を出発する直前の時間を使って、その方と一緒に過ごすことができました。

 

どこか行きたいところはありますか?と聞かれ・・・私は、「まばたき村」に行ってみたい、と申し出てみました。

「まばたき村」・・・・屋久島に行ったことある方でも、知らない人も多いかも?その方も知らなかったそうです。なんでもまばたきする間に通り過ぎてしまうような場所だから??らしい??

 

泊まった宿にちょうどこの「まばたき村」の地図と案内がありまして・・・興味をひかれたのです。

 

そして・・・その方の車に乗せていただき、まばたき村にある椨川(たぶかわ)神社に行ってみました。

この椨川神社が・・・・めちゃくちゃ・・・すごい場所でした。ものすごいエネルギー。いわゆる一般的なイメージのパワースポットとはちょっと違う。これまで感じたことのないような・・・すごいエネルギーが溢れている場所でした・・・・!!

 

この椨川神社のこと、ずっと書きたいと思っていたのですが・・・自分の精神状態とかもふまえ、急いで書く、とかもしたくないなと思い、そしてボリューミーな内容になりそうだとも思い、ずっと書くことがなく・・・時間が過ぎてしまいました。でもこの椨川神社に行けたこと、彼女と一緒に行けたことは・・・間違いなく、私の中で大きな大きなことでした。今もその奇跡、導き、出会い(彼女と、そして椨川神社両方)に感謝しています。

 

椨川神社には、明治21年に書かれた『椨川神社縁起考』という巻物が大切に保管されているそうです。

 

この縁起考によると・・・

 

椨川神社の祭神は、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)。神社としての草創は、寛政5年(1793年)にさかのぼるそうです。

 

須佐之男命は、天照大神の弟として、そして荒ぶる神として有名ですが、その名前の意味は、勇武や迅速の意味をもつ「建速」、また「須佐」には暴風雨神の性格をあらわす意味もあると言われています。

 

高天原での須佐之男命のいろいろな悪行に腹を立てた天照大神は、須佐之男命を追放し、須佐之男命は出雲国に下ります。

 

地上に降りてからの須佐之男命は、八頭八尾の大蛇八岐大蛇を退治して民衆を救うなど、地上の秩序を正した勇猛な英雄神とされていますよね。

 

縁起考には、東に種子島を望む見晴らしの良い高台に鎮座するこの椨川神社は、須佐之男命の霊力によって疾病をのがれられると、島人の信仰がひととおりではなかったと記されているそうです。

 

そして実際に、明治18年に全国的に麻疹が大流行し、隣村の人々も多く罹病したけれども、椨川人のみは何事もなかったと伝えられています。

ここは・・・誰の姿もありませんでした。屋久島に来る人は多いけど、この椨川神社にまで訪れる人は・・・ほとんどいないのでしょう。人が少ないからこそ、保たれる空気、エネルギーというものが・・・ひしひしと存在しています。

フェンスは開いています。この先に・・・。

これが椨川神社です。金網の向こう。

なにか・・・それこそ数千年、いやもっと?の歴史を感じさせるような、そんなエネルギー。ずっとこの地を、人々を見守ってくださってきた・・・自然霊の存在。大きな大きな、落ち着いたエネルギー。

お手水です。

空気が・・・違うのです。屋久島そのもののエネルギーももちろんすごいです。そこかしこにパワフルなエネルギーがあります。でもここは・・・また違うエネルギーが存在しています。

ここで見つけたのは・・・とあるファイル。地元の方でしょうか、神話やさまざまなことを記して丁寧にまとめてあるファイルが置いてありました。

椨川神社のお話。このファイルが・・・すごかったのです。

以下・・・そこに書かれていることを抜粋して記します。

こんなに丁寧に、びっしりと・・・この神社を心から愛し、敬愛し、大切に思っていることが伝わってきます。このファイルを作成してくださった方・・・その方はなんて素晴らしい方なのでしょう。お金のためとかではなく、ただただ、ご自分のできること、お役目にのっとって、こんな丁寧なお仕事を・・・私は心が震えるのを感じました。

まず、神社とはどういうところか、などの説明も書かれていました。神社とは、神さまがおりてくるところで、用が済めばお帰りになる場所。

 

神宮とは、神さまが常駐しているところ。

 

単に「神宮」と言えば伊勢神宮のことですが、その他の神宮は、朝廷がお供えを渡す神が記されており、天皇家や大和朝廷東征に関係の深い神社だそうです。

 

この考えでいくと神宮とは、伊勢神宮・香取神宮・鹿島神宮ということになりその他の神宮は明治以降に称されたものです。

 

神宮の神さまは高天原の神で天神(アマツガミ)と呼びます

 

他の高天原系の神さまや地祀(高天原以外の神さま/クニツガミ)の中で古い神さまを祀る神社や各地の代表的な神社を大社と呼びます。

 

それ以外にも宮とか明神などの呼称もあります。宮の称号は親王を祀っている神社に用いられますが、東照宮や天満宮、八幡宮は慣習的に称号を用いているそうです。

 

明神も神道の神さまの称号の一つで、豊国大明神、神田明神が有名です。権現というのもありますが、これは仏教系の神号として用いられるそうです。

 

明神も権現も「神が権(かり)に現れる」とか「仏が権(かり)に神の姿で現れる」という意味合いだそうです。

さて・・・椨川神社主祭神、建速須佐之男命について。

 

タケハヤは「勇猛迅速」を意味し、スサには「荒ぶ(すさぶ)」や「凄まじい」という意味があるそうです。この名には乱暴で荒々しい性格が顕れているのです。

 

須佐之男命の親は、国造りの神イザナキノミコトです。イザナキノミコトの妻はイザナミノミコト。

 

イザナミが亡くなって黄泉の国にいってしまい、イザナギは連れて帰ろうとして振り向いたら駄目というのを、あと少しのところで振り向いてしまい、ゾンビ化したイザナミを見てしまい逃げ帰ってしまいますが・・・。

 

イザナギが黄泉の国の穢れを落とそうとして左目を洗ったときに生まれた神が天照大御神、そして右目を洗った時に生まれた神が月読命ツクヨミノミコト。

 

そして鼻を洗ったときに生まれた神が須佐之男命、と言われています。

 

父イザナギは、アマテラスに高天原を、月読には夜の世界を、スサノオには海原を治めるように命じたのですが、スサノオはそれに従いませんでした。母イザナミの世界に行きたいと駄々をこねたんです。(この頃のスサノオは甘えん坊)

怒った父に追い出され、スサノオが訪ねた先は、姉であるアマテラスの治める高天原。

 

しかしスサノオは乱暴者で、いくつもの「天つ罪(あまつつみ)」を犯しました。畔を壊す、田に水を引くための溝を埋めてしまう、人によって蒔かれた種の上に自分の種を勝手に重ねて蒔く、他人の田に串を刺して占領する、馬の皮を尻から剥ぐ(!!!)・・・・・など、農耕や神事の妨害を繰り返す・・・・。

 

いやひどい・・・これほんと酷いです。そりゃみんなから嫌われるよ・・・。

 

スサノオは「葦原の中つ国:人間界」へと降り、出雲国須賀の地で八股大蛇(やまたのおろち)という頭が八つに分かれた蛇の怪物に、毎年娘を食われているアシナヅチ・テナヅチの夫婦と、その娘の櫛名田比売(クシナダヒメ)と出逢います。

 

彼らの話によると、八人の娘がいたが毎年食われてしまい、もうじき最後に残った末娘のクシナダヒメも食われてしまう時期なのだといいます・・・。

 

それを聞いたスサノオは、「助けてあげたい」と思いました。

 

同時に、美しいクシナダヒメが愛しくなったスサノオは、クシナダヒメとの結婚を条件に、ヤマタノオロチの退治を申し出ました。

 

アシナヅチとテナヅチは、スサノオの姉がアマテラスと聞き喜んで許したそうです。ちなみにこれが・・・両親が許した最初の結婚、だそうです!

 

スサノオとの結婚が決まると、スサノオの力によってクシナダヒメは小さな櫛の形に変えられました。

 

そして櫛としてスサノオの髪に挿しこまれ、一緒にヤマタノオロチ退治に向かったと言われています。

スサノオは、特別な強い酒を八樽用意して「八股大蛇」の八つの頭に飲ませて酔っぱらわせ、首を切り落として退治します。

 

このとき退治した八股大蛇の尻尾から出てきたのが・・・三種の神器の一つの「天叢雲剣:あめのむらかみのつるぎ」だと言われています。

 

この剣はアマテラスに献上されたのちに、ヤマトタケルの東征で敵に火をつけられた時に剣で草を払って助かったことにより、「草薙の剣:くさなぎのつるぎ」を呼ばれるようになり、現在は熱田神宮に祀られています。

スサノオがヤマタノオロチを退治した後、櫛にされたクシナダヒメは、元通り美しい娘の姿に戻してもらい、スサノオの妻となりました。

 

その後スサノオはクシナダヒメと共に、出雲の須賀の地に宮殿を建てました。

 

この地名から清々しいという言葉が生まれたと言われています。(知らんかった・・・)

 

スサノオはかつて・・・アマテラスに「愛されたい」、そう思って、かまって欲しがり、悪行の数々を重ねてきました。

 

しかしスサノオが、初めて誰かのために自分の力を使おうと決めてやり抜いたのが・・・八岐大蛇の退治です。

 

娘を思う親心と・・・クシナダヒメを愛する思いが、スサノオを目覚めさせたのです。

 

高天原で手のつけられないほど乱暴者だったスサノオですが・・・愛することを知って、いつしか、頼もしい神へと成長したのです。

 

そして、このファイルには・・・素晴らしい言葉が記されていました。

 

 

「愛されたい」と思う剣(つるぎ)は人を傷つけ、

 

「愛そう」とする剣は人を守る。

 

愛する事はスサノオの真の力を目覚めさせ、

 

そして人を救い、スサノオ自身を幸せにしました。

 

 

・・・・このメッセージを見たとき・・・震えました。

 

愛してほしい!!・・・だけでは、時に人は、人を傷つけてしまう。

 

でも・・・誰か、何かを愛したい。という思いは、人を守る・・・。

 

同じ「剣」でも、扱う人の思いが、「私を俺を愛してくれ!」だと人を傷つけるし、同じ剣を持っていても、誰かを愛そう、という気持ちがあれば・・・剣は、人を守ることができる。

 

剣そのものよりも、人の心。私、俺を愛してくれ・・・!!なのか、誰か、何かを愛そう、とするのか・・・。

 

だれかを愛することは、その人の持つ真の力・・・すなわち、その人の持つポジティブな力、エネルギー、光、を発揮させる。そしてそれが人々を救う事にもなるし、自分自身も・・・幸せになれる。

 

高天原でのスサノオは・・・「俺を愛してくれ!!」という状態だったんですね。そしてとんでもない乱暴狼藉を繰り返し。

 

振り返ると・・・お母さんのイザナミがいないし、甘える相手が欲しかったのかなあ。でもお父さんは厳しかったんでしょうね。そしてお姉さんのアマテラスに甘えられるかな?と思いきや、お姉さんが特別自分に構ってくれるわけではない・・・。そして暴れるスサノオ。

 

・・・スサノオって、お母さんがいなくて荒れた子ども、ってことだったのか・・・??

 

そして、愛する人、クシナダヒメと出会い、更生した、ってことなんやろか・・・。そう考えると神話って・・・めっちゃ人間ぽいな。

そして・・・父親であるイザナギが息子のスサノオを更生させるのってやっぱり難しくて、やはり、他者(クシナダヒメとその両親)に任せたほうが・・・スサノオは目覚めることができたわけで。これもめっちゃ人間界っぽいお話だなあ。

 

人間界に降りる。別の世界を見たほうが・・・別の人たちと出会ったほうが、人は成長できたりするのかな。そんなことも感じたり。

 

スサノオが人間界に降りてきて・・・そこからのクシナダヒメとの出会いから夫婦愛。子どもへの愛情。いや~、馬の皮剥いで喜んでたのと同じ人間(神さまだけど)とは思えない・・・・・。人って変わるもんです。

 

この椨川神社ですが、ほんとに・・・エネルギーがすごいです。屋久島に行かれる方は、ぜひ立ち寄ってほしいスポットです。

 

そして、そこに置いてある椨川神社のファイル・・・ものすごい力作です。尊いです。素晴らしいです。今も地域の方々に愛され、敬われ・・・人と神なる存在、自然が一体となってひそやかに、でも力強く生きている証がこれまた訪れる人を幸せな気持ち、強い気持ちにさせてくれます。

 

この椨川神社で、ガイドの方とたくさんお話できたことも・・・私にとってはこの上ない喜びでした。初めてお会いしたのに、たくさん自然と話が続いて・・・。

 

多くの奇跡、喜び、幸せ、あたたかさ・・・たくさんのものに彩られた滞在でした。

 

私にとって、次また屋久島に行くとき、必ず行きたい場所は・・・この椨川神社と、尾之間温泉、ですね!!でもきっとまだまだ、素敵な場所があると思います。未知なる出会いもものすごく楽しみです。

 

行くたびに不思議なことが起こる。奇跡のプレゼントがたくさんある。そんな場所が・・・多くの人にとってどこかにあるはず。天からのギフトを、たくさん受け取り、感謝し、そして、その喜びのエネルギーを循環させ、みなで愛と優しさをぐるぐる回していけたら・・・そんなふうに思います。

 

それでは皆様、今日も明日も素敵な一日をお過ごしくださいアップ