まだ子宮口は7センチほどらしかった。
子宮口をグリグリ刺激され、
今まで以上に激しい陣痛と眠気に襲われて
意識は朦朧

7時。
痛い、痛い、いだ~い

夜中の痛みはまだ序の口だったんだな。
今まで体験したことのない、激しい痛み!!
ひぃ~

私「早く、旦那を呼んでください…」
助産師「でも、まだまだ産まれないわよ。もう少ししたら呼びましょうね」
え

今、まだまだって言った?
こんなに痛いのに?
腰痛持ちの私は分娩台で同じ体勢でいるのも辛く、
二重の痛さに混乱していた。
ヨガであんなに腹式呼吸が得意だったのに、
今では吸っているのか吐いているかも分からない
パニック状態

いきみたい!!
もう出ます、先生!
いきみ逃がしが苦痛。
出かかってる下痢気味のウンチを、
寸前で止めなくてはいけない、
しかも力を入れてはいけない、
例えるなら今私はそういう状況だ!(汚い例えですいません)

9時。
もう、限界というところで、
旦那様と母親が来た。
意識が遠くなる程の陣痛地獄のなか、
私の手を握る人がいる。
旦那がいるのか?
あーでも確認できない。
それどころではない。
立ち会いを希望しない旦那様が
分娩室から出ていった記憶もなく、
私は声をあげて悶えていた。
私「あと何分ですか!?」
助産師「まだよ~」
私「出ます、もう出てます!」
助産師「まだ、出てないわよ~」
私「出る~!お尻押さえて!」
このやり取りを数分のうちに
何度も繰り返し(私の中では数時間に思えた)
ついに限界…
もうお腹切ってでも出してくれ~と思ったそのとき、
助産師「はい、じゃあ次の陣痛でいきもうね」
はぁ~、天の声だぁ~、
やっと産めるのねぇ~

早く痛みから解放されたい一心で、
産むのは精一杯踏張ってやった。
まず、いきみ2回、
鼻からスイカとはよく言ったものだ、
とんでもない大きいものが今出ようとしている。
プチン何かがはじけ、
暖かい羊水がドッと流れる。
痛みの中に、なんだか一瞬気持ちよい。
次の陣痛でまた2回、
渾身の踏ん張り…、
つるん

「オギャ、オギャ~!」
午前10時27分。
息子誕生です

感動の涙は一切なく、
ただ、
終わった…という達成感、安心感、脱力感…。
ふと赤ちゃんを見ると、
ぽっちゃりプクプクした
かわいい赤ちゃん。
良かった、無事に産まれた……

その後、後産、会陰切開の処置(切られたのは気付かなかった)をすませました。
胸に赤ちゃんを乗せ、
最初のおっぱいを飲ませたとき、
なんともいえない感覚、
幸せに包まれました


旦那様と母親も分娩室に入ってきて、
みんなで喜んだ

その後、二時間ほど分娩室で休んだけど、
腰が固まってしまって痛くて眠れず、
ずっと赤ちゃんを見て過ごしました

思っていたよりお産は壮絶で、
大変だったけど、
赤ちゃんを見てるとその辛さは一気に過去のものになります。
ママのもとに産まれてくれて
ありがとう
