長いタイトルになってしまいましたが許してね。


そう、フィンランド人はロイヤルウェディングよりも実はこっちを楽しみにしているのでは。


それは、、


VAPPU!


ヴァップ。英語ではメーデー。


毎年5月1日に行われる、労働者のお祭りですね。


こちらでは、祭日になります。
でも今年のVappuは普通に日曜日なので、振り替え休日です。


フィンランドでは労働者のお祭りというよりも、学生の祭りに近いような気がします。


と言うのも、毎年Vappuが近づくと街角では大学生や小学生(!)たちが自分たちで編集した学生新聞?雑誌?のような物を売り、学校行事や研究などの資金を集めるほか、学生たちがヘルシンキのオールドマーケット近くにあるハービスアマンダの像に学生帽をかける、という習慣になっています。


そして5月1日、Vappu当日にピクニックに出かけるのです。
通常、ヘルシンキっ子(Stadilainen:スタディライネン)たちはKaivopuisto(カイヴォ公園)へ、卒業証明書ともいえる学生帽(学校や専攻した科目によって異なる。難関の経済学部出身者は特にこれを誇らしく見せる事で有名)をかぶりピクニックへ出かけるのです。


そしてそこで何より、彼らが楽しみにしているのは、


お酒!!!



中には前日からテーブルやイスを用意して、その公園で待機しているほど。
そして、もう本当に浴びるように飲みます。


Vappuにはシャンパンやスパークリングワインを飲むのが習慣なのだとか。


私にもそういう日があったなぁ~~~(遠い目、、)

毎朝しっかり8時に目覚める息子がいるので、二日酔いで動けない日なんて、もう訪れることはないであろう、、涙


でもVappuの後、街を歩くともう本当にひどい。


ゴミなんて普通に散らかってるし、ビール瓶は散らばってるは道で寝てる人はいるはゲロは残ってるは、しまいにはお店のショーウィンドウが割れていたりする。

これは本当に酷いを通りこして、酒の力って恐ろしい、、と恐怖すら感じてしまうので、酔っ払って大声で暴れてる人には近づかないのが懸命ですね。


かといって、もちろん全ての酔っ払いがこういう事をする訳ではないのでご安心を。

私も、ベビーカーで移動中にも関わらず、よく酔っ払いに話しかけられます。
人生について語る人がほとんどですが、ご機嫌な酔っ払いだと、子供もいるのに時々口説かれたりするほど!w


あの人たちはきっと話相手が欲しいだけなのだと思います。

みんな一人ぽっちは寂しいものね。


そんなヘルシンキ。今日もすごくいいお天気です。
日本ではゴールデンウィークも始まるみたいなので、ヘルシンキへ観光に来る人もたくさんいる事でしょう。


酔っ払いもたくさんいると思いますが、自分のペースで地元の人に混じってお酒を楽しむという連休も中々楽しいと思いますよ。


そうそう、こちらのメーデー・Vappuは一応祭日なので、基本的にお店は休み。
お酒が買えるAlko(アルコ)も日曜は営業していません。
明日の土曜は通常営業で、Alkoを含めお店は基本的に夕方6時まで開いています。


Vappu前日・当日は街にどんどん人が溢れてきます。
ピクニックの所で触れたカイヴォ公園はヘルシンキの中心地に近いので、トラム・バス・メトロ、そして街中も大混雑すると思われます。

小さい子供連れの方は迷子にご注意を!
そして、この時期からスリも急激に増えてくるのでそちらもご注意を!


混雑した場所は嫌だという方は、中央駅近く、Finlandiatalo(フィンランディアホール)、Oopperatalo(オペラハウス)裏側のTöölö(トーロ)湾に面した公園なんかもピクニックにおススメです。

お酒を買い忘れた場合は、Kioski(キオスキ)やKamppiのショッピングモールにあるK-markettiは日曜でも営業している所が多いので、ビールやシードルなどはそこで手に入ると思います。


私たちは近所の公園で、お弁当持ってのんびりピクニックをしたいと思います。


Vappu、晴れるといいなー。


それではみなさん、今日もよい一日を!
そして素敵なゴールデンウィークを!