かなり久しぶりの更新です。
所属している臨床歯周病学会の年次大会が今年は大阪で行われたので、スタッフと参加しました。
土曜日は休診させていただき、患者の皆様にはご迷惑をおかけしました。
今回のテーマは「歯周病患者におけるインプラント治療」。
歯周病を有する患者にインプラントを行うと成績が良くないというデータがあります。
過去の学会によるリサーチでも、歯周病の治療をせずにインプラントを行われているケースがかなりあるとのことでした。歯周病治療に関わるものとしては予後を考えるととても恐ろしいことですが、歯科医の側もそのような認識のないままインプラント治療を行なっている事があるという事です。
また、治療後にメインテナンスを行う衛生士もインプラントに関する知識がないと、インプラントを長く持たせる事が出来ません。講演の中では、歯科医師と衛生士というチームで取り組まなければインプラントの管理は難しいという話が何度も出て来ました。
さらに、当院でもインプラント治療を行った患者さんは増えていますし、他医院ですでにインプラント治療を行った方も年々増えて来ています。また、その患者さんも次第に高齢化していくわけです。
どこでインプラントを行ったにせよ、患者さんのライフステージに合わせた管理を我々が行う必要がある、ということを覚悟して今後の診療に取り組まなければならないと改めて思わされました。
今回の学会では多くの著名な先生方やその医院の衛生士さんの症例を見たり話を聞けて、私もスタッフも知識の再確認や新たな情報を得る事が出来ました。
休日返上で一緒に参加してくれた勉強熱心なスタッフに感謝です。
<おまけ>
丸2日会場にカンヅメ状態で観光する暇も無かったので、せめて夜は美味しいものを食べに行きました。
なぜか私にスポットライトが当たってます。
たこやきも食べないとね。
あいにくの雨でしたが、大阪の夜を楽しみました。
ちゃんと次の日も勉強しましたよ!