あの苦しい形取りがなくなるかも? | 歯科医の時間外診療室〜歯の健康に関することや歯科医の何気ない日常〜

歯科医の時間外診療室〜歯の健康に関することや歯科医の何気ない日常〜

福岡市東区の九州大学そばにある「もろおか歯科」の院長をしております。歯の健康に関することや、スタッフとのあれこれ、何気ない日常を書いています。

昨夜は船越歯科の勉強会。
インディアナ大学のDEAN MORTON先生の講義でした。
紹介されたインプラントの症例は診断から、最終補綴物まで
全てデジタルで行うというもの。

先日の東京でのフォーラムでもデジタルが講演内容の大部分
を占め
て来ていました。



10年後には今の様な材料を使って型を取る方法は無くなり、
スキャナーによる型取りになるだろうという話でした。

アメリカの大学でのアンケートでは、95%の学生がデジタル
での方法が良いと答え、5%がどちらでも良い、
アナログつま
り今のやり方が良いと答えた学生は0だったそうです

最終的な出来上がりに差がなければ、デジタルでも良いかも
しれませんが、
アナログな方法を知らずに卒業する学生が今
後出てくるかと思うと
ちょっと不安になりました。
これも時代なのでしょうか?


とはいうもののもろおか歯科でもインプラントの診断ソフト
を導入
しました。

患者さんにビジュアルでよりわかりやすく説明でき、実際の
治療でも3Dプリンターによって作られたガイドによって理

的な位置にインプラントを入れることができます。


アナログとデジタルの良いところを融合してやるというのが、
日本人の得意とするところなのではないかと思いました。