先日の消毒前は6割程度の出芽であったので、その後若干増えていると思いますが、消毒の名残で蘭舎に入るのを控えているので、優等生掲載を続けます。我が家の寒蘭優等生の条件に合致し、27番目の優等生に認められたのはこの無銘の東小又サラサです。この寒蘭は20年ほど前、土佐佐喜浜のサラサでインターネットに掲載されていた写真に惹かれて山採り苗を購入した。その後正確には吉良川と佐喜浜の境の東小又産とのことであった。丈夫な株で順調に成長し、数年後より、その時の写真通りの幅広ながらキレの良い抑えの効いた弁の形と、緑の筋を内側に含んだ濃い紅色の花容で咲き始めた。途中で花休みの年があったために優等生になるのが遅れたが、条件を満たし27番目の優等生となっている。子房がもう少し長いと申し分ないが、それでも型崩れしない花容で綺麗に咲いて愉しませてくれる。年によって紅色の濃淡があり、2枚目写真のように緑が強く咲くとこの花の迫力が増してくる。